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第2章 屋台販売
第9話 豊穣を祈る日−1
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御使アーレイ、夜と死者の魂を守護する柱。蒼がトリエスタにある御使アーレイを祀る神殿に入ったのは、豊穣祭の前に他の神殿もきちんと見ておこうと思い立ったからに過ぎない。どの神殿もとても気合の入った美しさがあったので、少々観光気分もあった。
「先輩!?」
だから予想外の人物が美しい彫刻として飾られていたのを見て、御使リルの神殿の時と同様に声が出てしまったのだ。
(あの管理官、アーレイっていうんだ……)
リルケルラが『先輩』と呼んでいた人物の身元がわかり、なんだかちょっと嬉しくなる。夜の御使と昼の御使は特別だと蒼は神官達から習っていた。蒼の要望通り、リルケルラは『偉い人』を呼んでくれていたのだ。
(その節はリルケルラさんにナイスアドバイスをありがとうございました)
周囲で祈っている人の見よう見まねで、蒼は同じ様に手を組んで跪き感謝の気持ちを念じた。届いているかどうかはわからないが、存在していることは確認済みなので尚更お礼を伝えておきたかった。ちなみに彼女は、たまに御使リルの神殿でもお礼のお祈りはしている。それなりに楽しく暮らしていることの報告も兼ねて。
(アーレイさん、『我々の世界も決して悪くない』って言ってたな~)
今思えば、自分はあの狭間の空間で少しばかり失礼な態度だったとちょっぴり申し訳なくなる。自分の世界に行くのを嫌がられたら、やはり寂しい気にはなるだろう。蒼だっていまだに元の世界は恋しい。普段は考えないようにしてはいるが。嫌いな人間も腹立たしい現実もある世界だが、それでも生まれ育った世界は特別だ。
(管理官としてずーっと見守っている世界なら尚更大切だろうな~)
スローライフなんて単語が出てくる蒼と違って、管理官達や翔は今バタバタしているのだろうか。大切なこの世界を守るために。
(って、こっちも今はバタバタしてるんだった!)
蒼はペコリと小さくお辞儀をして御使アーレイの神殿を出た。
◇◇◇
豊穣祭は三日間にわたり開催される。トリエスタ領主の屋敷がある中央都市だけではなく、この時期は領内の小さな町や村からも領民達が集まってくるのでいつにも増して街は賑やかになる。
アルフレドからの逆依頼、蒼の旅への護衛立候補の返事は豊穣祭の後で、ということで話がついていた。
『包み隠さず今の気持ちを言うと……すごく嬉しい! いやもう本当これ以上ないほどありがたいし、なにより心強い!』
トリエスタの街一つ回るのに右往左往していた蒼だ。旅慣れしている上に強さも併せ持つアルフレドが一緒にいてくれるなら、蒼の異世界旅行はより楽しいものになることはわかっている。わかってはいるが……。
『私の秘密、アルフレドに話すっていう心の準備をする時間が欲しい』
『も、もちろんだよ! ……ごめん、そうか……そこまで考えてなかった』
アルフレドは、ここまで蒼が自分に秘密を打ち明けるためにやる気に満ちた顔をしている理由がわからなかった。あの不思議なリルの森の家から離れた今、彼女の秘密はきっと出自にかんすることだろうと考えていたので、特に打ち明ける必要性も感じていなかったのだ。
(報連相は大事よね。グレコさん達には伝えとこう)
彼女も全ての秘密をアルフレドに話すつもりはなかった。翔にか関わることは何一つ伝えるつもりもない。
だがもしアルフレドと一緒に旅をするのなら、あの家の秘密は伝えなくてはならない。快適な生活と共に旅するには絶対に必要な空間だ。アルフレドは蒼に危害を加えることができない上級神官達とは違い、彼女の金色の鍵を奪うことができる。もし蒼の秘密を知った後に心変わりをしたら……。
(喧嘩別れだって考えられるわけだしね~)
よくない考えがとめどなく浮かび上がり、蒼の脳内をモヤモヤで埋め始める。彼のことは信頼しているが、だからといって不安がないわけではないのだ。
(ま。悪い可能性なんて考え始めたらなんにもできないのよ)
心配性の蒼だからこそ、それはよく知っている。『絶対』はない。少なくとも蒼が元いた世界では。だからそういう時は、えいや! と自分を鼓舞して行動しなければ始まらない。
アルフレドに秘密を話そうと思う、と神官達に伝えた時の反応はマチマチだった。
『おぉ~アルフレドさんが護衛ですか~いいですねぇ!』
『重大な秘密です。もう少しお考えになってから判断するのがよろしいかと』
『旅に出られると聞いて心配していたんですよ。信頼できる方がいてよかった』
『えー! 喋っちゃって大丈夫ですか!? 私たちとは違うんですよ!?』
『蒼様が決めたことです。きっといい運命が開けるでしょう』
だが誰一人、蒼が秘密を話すことを止めることはなかった。
「アオイ様~~~! クッキーの追加をお願いしますー!!!」
「はーい!!! すぐ持ってきまーーーす!!!」
祭中、御使リルの神殿の敷地内はいつもに増して人で溢れ、子供達の楽しそうな声があちこちから聞こえてくる。初日からたくさんの子供達がお菓子目当てにやってきていた。一目散にお菓子目指して全力疾走する子の多いこと。
「コラー! 感謝のお祈りが先でしょー!」
母親から叱られている子もチラホラいて、どの世界も似たようなものなのだと蒼はクスリと笑ってしまう。神殿にはリルの花が咲き誇り、お菓子と一緒に子供達に配られていた。
「だってなくなっちゃったらイヤだもん!!!」
減っていくスピードが思っていたよりずっと早い。クッキーは焼いても焼いてもすぐに足りなくなる。子供達は食べたことのない甘さに大騒ぎして喜んでいた。
(頑張ってよかった~~~)
結局三日前から蒼は店を閉め、祭りの準備に全力投球した。
(もう仕事で無理はしない。自分できちんとコントロールするわ)
いまだに社畜根性が染み付いているのか、キツくともきっちり週に五日働かなくては……という焦りが彼女の心の中にズシンと錘のように居座ったが、それをヨイショと無理やりどこか遠くへ投げ飛ばす。せっかく自分の判断で全ての仕事を管理できるようになったのだ。
(楽しい時は思いっきり楽しんでいいでしょ!)
祭り中もお菓子お菓子、またお菓子……と忙しかったが、久しぶりの充実感で満たされていた。
「五百個じゃ足りなかったですね……」
「アオイ様に無理言っててよかった~~~!」
チェスティが、でしょ? と、いいたげなニヤリとした顔をしている。
「明日で最後です。頑張りましょう」
どうぞ、と暖かい『ライオネ茶』を淹れてくれたのはまさかの神官長。祭りの休憩室代わりに使っているいつもの会議室の椅子には、一般神官達がどうにか二日目を乗り越えたと、グッタリ腰をかけていた。テーブルには蒼が用意した夜食が。唐揚げにパスタ、ピザまんに牛丼の上だけ……なかなかこの時間に食べるには背徳感の湧くラインナップだ。
「いつのまにこんなお食事の準備を!?」
上級神官以外は蒼の秘密をなにも知らない。特級神官のグレコの知り合い、ということ以外。だからただ驚くしかない。
「いやぁ~ここではこれが本職なので~」
(ぜーんぶ冷凍食品だからね! チンしただけだからね!)
適当なことを言うも、食事担当の神官はすごいすごいと大騒ぎになっていた。初日はここまで頭がまわらず、お菓子担当外のグレコやブラス、ドルナートが慌てて他の屋台からアレコレ食事を買い集めてお菓子担当組を労ってくれていた。
「昨年以上でしたねぇ」
通常であれば夕方には一旦お菓子の配布を終了し、神官達はそれぞれ祈りを捧げたり、市場にでて出店を回ってお祭りを楽しむのが恒例だった。
「皆不安なのです。魔王の動きが活発になってきていますから」
「……」
困った時の神頼みはこちらの世界でも同じなのだ。そのためか神官達はやってきた子供達に疲れた表情一つ見せず、にこやかに彼らの成長を祈る言葉をかけながら、一つ一つお菓子を手渡していた。
(神様じゃない。神様を支える柱だってリルケルラさんは言ってたな)
この世界が歪みや澱みに飲み込まれ滅びないために管理していると。
(今、どのくらいヤバいんだろ……)
急に会議室の中が不安でいっぱいになった。蒼だけではない、この世界にいる誰だって世界が終わる気配に怯えている。いつもならその気持ちをグッと封じ込めている神官達も、実感すればその蓋が開いてしまうこともある。
「大丈夫ですよ。いつだって御使達は我々に力を貸してくださいます」
神官長サヴィーノの労い愛しむような穏やかな声を聞くと、蒼はスッと心が楽になった。彼女の周囲も同じようだ。子供達の笑顔を思い浮かべ、さあ明日の準備をしようと、パラパラと席を立ち始める。
(こんな上司欲しかったな~)
蒼はそんな呑気な考えがまた浮かぶようになった自分にほんの少し安堵したのだった。
「先輩!?」
だから予想外の人物が美しい彫刻として飾られていたのを見て、御使リルの神殿の時と同様に声が出てしまったのだ。
(あの管理官、アーレイっていうんだ……)
リルケルラが『先輩』と呼んでいた人物の身元がわかり、なんだかちょっと嬉しくなる。夜の御使と昼の御使は特別だと蒼は神官達から習っていた。蒼の要望通り、リルケルラは『偉い人』を呼んでくれていたのだ。
(その節はリルケルラさんにナイスアドバイスをありがとうございました)
周囲で祈っている人の見よう見まねで、蒼は同じ様に手を組んで跪き感謝の気持ちを念じた。届いているかどうかはわからないが、存在していることは確認済みなので尚更お礼を伝えておきたかった。ちなみに彼女は、たまに御使リルの神殿でもお礼のお祈りはしている。それなりに楽しく暮らしていることの報告も兼ねて。
(アーレイさん、『我々の世界も決して悪くない』って言ってたな~)
今思えば、自分はあの狭間の空間で少しばかり失礼な態度だったとちょっぴり申し訳なくなる。自分の世界に行くのを嫌がられたら、やはり寂しい気にはなるだろう。蒼だっていまだに元の世界は恋しい。普段は考えないようにしてはいるが。嫌いな人間も腹立たしい現実もある世界だが、それでも生まれ育った世界は特別だ。
(管理官としてずーっと見守っている世界なら尚更大切だろうな~)
スローライフなんて単語が出てくる蒼と違って、管理官達や翔は今バタバタしているのだろうか。大切なこの世界を守るために。
(って、こっちも今はバタバタしてるんだった!)
蒼はペコリと小さくお辞儀をして御使アーレイの神殿を出た。
◇◇◇
豊穣祭は三日間にわたり開催される。トリエスタ領主の屋敷がある中央都市だけではなく、この時期は領内の小さな町や村からも領民達が集まってくるのでいつにも増して街は賑やかになる。
アルフレドからの逆依頼、蒼の旅への護衛立候補の返事は豊穣祭の後で、ということで話がついていた。
『包み隠さず今の気持ちを言うと……すごく嬉しい! いやもう本当これ以上ないほどありがたいし、なにより心強い!』
トリエスタの街一つ回るのに右往左往していた蒼だ。旅慣れしている上に強さも併せ持つアルフレドが一緒にいてくれるなら、蒼の異世界旅行はより楽しいものになることはわかっている。わかってはいるが……。
『私の秘密、アルフレドに話すっていう心の準備をする時間が欲しい』
『も、もちろんだよ! ……ごめん、そうか……そこまで考えてなかった』
アルフレドは、ここまで蒼が自分に秘密を打ち明けるためにやる気に満ちた顔をしている理由がわからなかった。あの不思議なリルの森の家から離れた今、彼女の秘密はきっと出自にかんすることだろうと考えていたので、特に打ち明ける必要性も感じていなかったのだ。
(報連相は大事よね。グレコさん達には伝えとこう)
彼女も全ての秘密をアルフレドに話すつもりはなかった。翔にか関わることは何一つ伝えるつもりもない。
だがもしアルフレドと一緒に旅をするのなら、あの家の秘密は伝えなくてはならない。快適な生活と共に旅するには絶対に必要な空間だ。アルフレドは蒼に危害を加えることができない上級神官達とは違い、彼女の金色の鍵を奪うことができる。もし蒼の秘密を知った後に心変わりをしたら……。
(喧嘩別れだって考えられるわけだしね~)
よくない考えがとめどなく浮かび上がり、蒼の脳内をモヤモヤで埋め始める。彼のことは信頼しているが、だからといって不安がないわけではないのだ。
(ま。悪い可能性なんて考え始めたらなんにもできないのよ)
心配性の蒼だからこそ、それはよく知っている。『絶対』はない。少なくとも蒼が元いた世界では。だからそういう時は、えいや! と自分を鼓舞して行動しなければ始まらない。
アルフレドに秘密を話そうと思う、と神官達に伝えた時の反応はマチマチだった。
『おぉ~アルフレドさんが護衛ですか~いいですねぇ!』
『重大な秘密です。もう少しお考えになってから判断するのがよろしいかと』
『旅に出られると聞いて心配していたんですよ。信頼できる方がいてよかった』
『えー! 喋っちゃって大丈夫ですか!? 私たちとは違うんですよ!?』
『蒼様が決めたことです。きっといい運命が開けるでしょう』
だが誰一人、蒼が秘密を話すことを止めることはなかった。
「アオイ様~~~! クッキーの追加をお願いしますー!!!」
「はーい!!! すぐ持ってきまーーーす!!!」
祭中、御使リルの神殿の敷地内はいつもに増して人で溢れ、子供達の楽しそうな声があちこちから聞こえてくる。初日からたくさんの子供達がお菓子目当てにやってきていた。一目散にお菓子目指して全力疾走する子の多いこと。
「コラー! 感謝のお祈りが先でしょー!」
母親から叱られている子もチラホラいて、どの世界も似たようなものなのだと蒼はクスリと笑ってしまう。神殿にはリルの花が咲き誇り、お菓子と一緒に子供達に配られていた。
「だってなくなっちゃったらイヤだもん!!!」
減っていくスピードが思っていたよりずっと早い。クッキーは焼いても焼いてもすぐに足りなくなる。子供達は食べたことのない甘さに大騒ぎして喜んでいた。
(頑張ってよかった~~~)
結局三日前から蒼は店を閉め、祭りの準備に全力投球した。
(もう仕事で無理はしない。自分できちんとコントロールするわ)
いまだに社畜根性が染み付いているのか、キツくともきっちり週に五日働かなくては……という焦りが彼女の心の中にズシンと錘のように居座ったが、それをヨイショと無理やりどこか遠くへ投げ飛ばす。せっかく自分の判断で全ての仕事を管理できるようになったのだ。
(楽しい時は思いっきり楽しんでいいでしょ!)
祭り中もお菓子お菓子、またお菓子……と忙しかったが、久しぶりの充実感で満たされていた。
「五百個じゃ足りなかったですね……」
「アオイ様に無理言っててよかった~~~!」
チェスティが、でしょ? と、いいたげなニヤリとした顔をしている。
「明日で最後です。頑張りましょう」
どうぞ、と暖かい『ライオネ茶』を淹れてくれたのはまさかの神官長。祭りの休憩室代わりに使っているいつもの会議室の椅子には、一般神官達がどうにか二日目を乗り越えたと、グッタリ腰をかけていた。テーブルには蒼が用意した夜食が。唐揚げにパスタ、ピザまんに牛丼の上だけ……なかなかこの時間に食べるには背徳感の湧くラインナップだ。
「いつのまにこんなお食事の準備を!?」
上級神官以外は蒼の秘密をなにも知らない。特級神官のグレコの知り合い、ということ以外。だからただ驚くしかない。
「いやぁ~ここではこれが本職なので~」
(ぜーんぶ冷凍食品だからね! チンしただけだからね!)
適当なことを言うも、食事担当の神官はすごいすごいと大騒ぎになっていた。初日はここまで頭がまわらず、お菓子担当外のグレコやブラス、ドルナートが慌てて他の屋台からアレコレ食事を買い集めてお菓子担当組を労ってくれていた。
「昨年以上でしたねぇ」
通常であれば夕方には一旦お菓子の配布を終了し、神官達はそれぞれ祈りを捧げたり、市場にでて出店を回ってお祭りを楽しむのが恒例だった。
「皆不安なのです。魔王の動きが活発になってきていますから」
「……」
困った時の神頼みはこちらの世界でも同じなのだ。そのためか神官達はやってきた子供達に疲れた表情一つ見せず、にこやかに彼らの成長を祈る言葉をかけながら、一つ一つお菓子を手渡していた。
(神様じゃない。神様を支える柱だってリルケルラさんは言ってたな)
この世界が歪みや澱みに飲み込まれ滅びないために管理していると。
(今、どのくらいヤバいんだろ……)
急に会議室の中が不安でいっぱいになった。蒼だけではない、この世界にいる誰だって世界が終わる気配に怯えている。いつもならその気持ちをグッと封じ込めている神官達も、実感すればその蓋が開いてしまうこともある。
「大丈夫ですよ。いつだって御使達は我々に力を貸してくださいます」
神官長サヴィーノの労い愛しむような穏やかな声を聞くと、蒼はスッと心が楽になった。彼女の周囲も同じようだ。子供達の笑顔を思い浮かべ、さあ明日の準備をしようと、パラパラと席を立ち始める。
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