あい らぶ? こめ。

神室さち

文字の大きさ
上 下
114 / 129
過ぎたるは猶及ばざるが如し

……だからお前らは、俺の体を何だと……ッ!

しおりを挟む



「あーもうなんつーか、恥ずかしいのポイントがかわいすぎてツライわ」

「ちょっ やめっ どさくさに紛れてちゅーすんなッ! ひゃあああんッ! しゅーやッ ソコ、やだぁ!」

 顔とか腕とか、藤也が楽しそうにちゅっちゅちゅっちゅ唇で触れる。

 覆いかぶさってきた藤也の肩の辺りを押しのけようと、抵抗を試みたところで、じっとしてた柊也の指がまたぐにぐに動いて、あいたインターバルに充分なくらいの刺激を与えられ、イイとこ引っ掻きながら指を抜かれてびっくん、って腰が揺れた。

「ならば、もう一度振り切れてもらいましょうか」


 へぅ?


 セリフと同時に、ひたりとお尻の孔に添えられた感触。藤也がのしかかってて見えないけど、それはアレですか。

「んっはあああぁぁッ!!」

 にゅぷんって、なんかもー いともたやすくエラのはった太いとこが、襞を乗り越えて内側に入ってた。

 そしてそのまま、ずぐぐぐって。

 すぐに、指じゃ届かなかった奥がこじ開けられた。あっという間に柊也の腰が足の間に当たって、こぼれ出したジェルがぱちゅんって触れ合った肌の間で鳴る。

「ああなるほど。奥までよくほぐれて。これはこれでイイですね」

 みちゅ、くちゅ……と、円を描くように回される腰と俺の尻の間で粘ついた音が繰り返される。俺の方は、いくら奥までほぐれてるとは言っても大容量のモノ突っ込まれて掻き回されて、腰ががくがくなる。

 ホント、こいつらのって、形そっくり。だけど、攻め方はちょっと違うかも。藤也はガンガン前後運動の方が多いけど、柊也はこういうねちっこい動きが好きっぽい。

「あっ あぅ……」

 さっき、藤也とした時は両足まとめて抱えられて、マタ閉じてたからお尻の肉まで挟んだもので擦られるし、閉じてるせいか中に入ってるモノの感じがすごかった。

 んで、今はなんかもうこれ以上無理ってくらい足広げさせられて、さっきよりすごい奥まで入ってる感じ。

 そんな感じのまま、肌がくっつくくらい突っ込まれてねちねち腰を回されたら、ホント、奥の奥まで撹拌されてるみたいだ。中に入れられたジェルが、みたい、どころかぐっちゅぐちゅ掻き回されて音を立ててる。

 ぬるりと感じる場所を棹の部分で撫でられ、普通異物を感じる事なんかないはずの奥を太く張った部分で抉られる。

 緩いのに、ゾクゾク背中にくる。

 無意識に振りそうになる腰は、がっちり抱えられてて動かせない。それどころか、柊也が腰を回すのと逆に回されて、ゆるゆると蓄積された快感にぴくんと体が跳ねたりしたとき、つながり合った部分から不意に卑猥な音がする。

「羞恥も正気もなくして見も世もなく乱れるまでゆっくりこうしていましょうか?」

 気づかないうちに藤也が身を起こして、さっきと逆の手を取って指の付け根の間を、ねっとり舐める。

「えー 乳首いじってあんあん言わせようとおもってたんですけど」

「藤也は藤也のしたいようにどうぞ?」

「いいの? ねっとり動いてるみたいだから簡単にびくんびくんなっちゃうのはどーかなとか思って遠慮してたのに」


 ……だからお前らは、俺の体を何だと……ッ!


「んー イイ反応」

「今、きゅっと締まりましたよ」

 さっき柊也にきつく吸われたまま、赤みも引かない乳首を、藤也の指にコリっと摘まみ上げる様に挟まれて、体が跳ねる。

「さわり心地もいいんだよなぁ 小さすぎずでかすぎず。硬くなった時は乳首だけじゃなくて回りもぎゅっとなって」

 藤也の指先がゆっくりと、両手の人差し指で、乳首にギリギリの位置を円を描くように撫でる。

「んっ はっ はぁッ! んんっ ふッ」

 柊也が腰を回すのと、藤也が指で乳首の周りをなぞるのときれいにシンクロする。どっちの刺激もなんか中途半端で、でも途切れることがないから、じりじりしたなにかが溜まってく感じ。

 かき混ぜられて、体の中に空気が入り込むのがわかる。だって、外からと内から、ちょっとズレながらみちゅみちゅ音がする。

 じれったい刺激なのに、だんだん息が上がってくる。乳首とかお尻の穴とか、男が快感を感じるのには違和感のある場所なのに、うずうずする。

「柔らかくて蕩けるようなのに、喰(く)い食(は)んで締め付ける心地よさもあって。本当に、真琴のナカは絶妙ですね」

「んっ んっ んふんッ!」

 しばらく黙って二人、連動させながらしつこく同じ動きを続け、柊也がちょっと熱っぽい声音で言いたいことほざいて、俺の腰もまわしながらひときわ大きく中を混ぜる。

「乳首もかわいいよなぁ 縁撫でてるだけでどんどんぷっくりして紅くなってきたぜ?」

「あっつぅんッ」

 いつの間にか両方の乳首の、肌とは色の違う平らな部分を撫でていた藤也が、爪先でその場所をカリっと引っ掻くようにした。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

松本先生のハードスパンキング パート5

バンビーノ
BL
「お尻、大丈夫?」  休み時間、きれいなノートをとっていた子が微笑みながら言いました。僕のお仕置きの噂は、休み時間に他のクラスにも伝わり、みんなに知れ渡りました。姉は、何をやっているのと呆れていました。姉も松本先生の教え子でしたが、叱られた記憶はないと言います。教室では素振り用の卓球ラケット、理科室では一メートル定規がお仕置きの定番グッズになりました。  でもいちばん強烈な思い出は、理科室の隣の準備室での平手打ちです。実験中、先生の注意をろくに聞いていなかった僕は、薬品でカーテンを焦がすちょっとしたぼや騒ぎを起こしてしまったのです。放課後、理科室の隣の小部屋に僕は呼びつけられました。そして金縛りにあっているような僕を、力ずくで先生は自分の膝の上に乗せました。体操着の短パンのお尻を上にして。ピシャッ、ピシャッ……。 「先生、ごめんなさい」  さすがに今度ばかりは謝るしかないと思いました。先生は無言でお尻の平手打ちを続けました。だんだんお尻が熱くしびれていきます。松本先生は僕にとって、もうかけがえのない存在でした。最も身近で、最高に容赦がなくて、僕のことを誰よりも気にかけてくれている。その先生の目の前に僕のお尻が。痛いけど、もう僕はお仕置きに酔っていました。 「先生はカーテンが焦げて怒ってるんじゃない。お前の体に燃え移ってたかもしれないんだぞ」  その夜は床に就いても松本先生の言葉が甦り、僕は自分のお尻に両手を当ててつぶやきました。 「先生の手のひらの跡、お尻にまだついてるかな。紅葉みたいに」  6月の修学旅行のとき、僕は足をくじいてその場にうずくまりました。その時近づいてきたのが松本先生でした。体格のいい松本先生は、軽々と僕をおぶって笑いながら言いました。 「お前はほんとに軽いなあ。ちゃんと食わないとダメだぞ」  つい先日さんざん平手打ちされた松本先生の大きな手のひらが、僕のお尻を包み込んでくれている。厚くて、ゴツゴツして、これが大人の男の人の手のひらなんだな。子供はこうやって大人に守られているんだな。宿について、僕はあのお仕置きをされたときにはいていた紺の体操着の短パンにはきかえました。あの時の白衣を着た松本先生が夢の中に出てくる気がしました。

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

処理中です...