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過ぎたるは猶及ばざるが如し
もうすでに泣きそうだけど、涙なしにこんなこと言えない。
しおりを挟む「って……うはぁん んんっ」
「喘いでないで ハイ、もっかい最初から」
「……なら、じっと……ってぇ」
「こう?」
「ちがぁぁああっ」
言いかけ半ばで息が上がってしまうから、止まってと言ったら確かに藤也は止まったけど、代わりに俺の腰持って回すなぁ!!
「早く言わないと、ホントにまた先にイかれますよ?」
「だなぁ したら、また抜かずに三回目トライ?」
いやだあああぁぁ!!
じゅぷんこぷんと回されて空気が入るのか、結合部分からエロい音が漏れる。
「やっ ちゃんと、ゆーからぁ マコより早……くぅんっ イくなんて、おにーちゃんの、ばかぁんッ! そうろッ!!」
う。またナカのが、藤也のが、ぐぐってでかくなった……言うたび反応するとかなんなの。
「次は、ちゃんとぉ マコ、とぉ……っしょに、イってぇ……くんないと、マコ、ないちゃぅうんっ! からぁ!!」
もうすでに泣きそうだけど。涙なしにこんなこと言えない。
「マコのナカっ……ナカに、もっかい、ぃっぱい、出してぇ」
「んー 順番ちょっと違ったけどまあいいか。お望み通りいーっぱい出してやるから、その調子で柊也にもオネダリしてみな? ちゃんと言わないと一緒にはイけないもんなぁ?」
「んっ はぁ……」
開きっぱなしの唇を、柊也の指がなぞる。その指が顎にかかって、覆いかぶさってきた柊也に唇を塞がれる。
じゅるじゅる音を立てながら舌を吸われて、唾液を与えられ、口を閉じられなくて苦労したけれど、咥内に溜まった唾液を飲み込む。
こくんこくんと何度も喉を鳴らして、どちらのモノかもわからない唾液で喉を湿らせる。
「んぐんっ んはぁ……あぁ……にー……ぃさまぁんッ! おねがぁい 真琴の…………を、握ってぇ にぎにぎして……真琴の……まこ、と……のぉ……!!」
「真琴の?」
根元の拘束はずっと変わらない。時々それ以外の部分もきゅっと握られたり、先端の割れたとこ、小さい穴のとこを、親指でグリってされて、腰がかくかくなるけど、当然、イけない。
「真琴、のっ……」
勝手に震える腰を掴んで藤也がゆっくり抽挿を再開してたりして、当然、内側のとこを、舐めるように藤也のが擦っていく刺激も重なる。
「ま……ことの、ミルク、搾って、くださぁあッ……ぃいんっくぅん」
わかってる。わかってるの! そこから出るのはそんなもんじゃないことはわかってるの! うえぇん。でも言わなかったら生殺しのまま。きっと朝までこのまんまにされる。
「搾らなくてもチョロチョロでてますよ?」
「さきっぽ、ぐりって……やぁのっ!」
くちゅくちゅって、柊也の指が先端を弄る。漏らしてるものを塗り込めるみたいに。
「搾ってぇ! も、やなのんっ! 出させてっ イかせてぇ みるく、全部、いっぱい、搾り……だしてぇッ!!」
「わかりましたよ、そんなに言うのならしてあげましょう」
人差し指から小指へ。
根元から先端へ。
もにゅもにゅもにゅーって、指が動く。
動くたびに、ホントに乳搾りされてるみたいに、ちゅっちゅって、白っぽいのが出てくる。
「おー 出てる出てる。んじゃ俺、マコに搾りだされちゃおうっと。マコマコ、ついでに──」
…………
「いやん、睨まれちゃった。ねぇ言って言って。ここまでいったらそんくらい言ってもかわんねぇから。ほらほらっ」
太いとこで奥の方を突きながら回す。体の中からあの、ちゅうちゅうって音が聞こえてくるみたい。
「いっ やだぁ 奥、やだぁあ」
「奥の結腸の入り口、感じちゃうもんねぇ このままじゃマコだけ先にイっちゃうかもねぇ そうなってもやっぱり俺がイくときマコも頑張れよ?」
なんなのそれ!? なんなの!? 俺、確かに今すごい溜まってるけど、次はもう無理だと思うんだけどっ 毎晩毎晩どんどん出せるほど製造能力高くないから!!
柊也の方は、絞るような動きのほかに、先っぽをくりくりしたり、袋を揉んだり、やりたい放題だ。もうほとんどイきそう。
「言ってくれたら俺の息子さんも頑張っちゃうと思うんだけどなぁ」
「っ!! っく」
くっそぉう。
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