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後悔先に立たず
なんなの!? どっち転んでも俺、変態の餌食なの!?
しおりを挟むちーがーうっ サイズの問題じゃなくて、これ自体がッ!!
「もう一つでっかいのにしといたら、ちょうどマコのきもちいーとこもっとガンガン抉ってくれていい感じだと思うんだけどなぁ 長さ的に」
「んなのっ なくて、いぃっ ひあぁッ」
「そう? ココはもっとって言ってるみたいだけど?」
つつーっと、イったのに続く中からの刺激もあって萎えないモノの裏側を撫でられる。
「いろんなもので濡れたこっちも、誰も触りもしないのにこんなに勃ってますよ?」
「ああああっ!?」
乳首を両方同時に、ぬるっと親指の腹で倒されて、丸くなってた背中がびくんと反った。なんでもぅ そんなとこで感じちゃうかな俺の体ッ!!
「もうナニしたっておんなじだろ? ならパーっと絶頂気持ちよくなっちゃえば? もっとおっきいの頂戴ってオネダリしたら変えてやるよ?」
「ひんっ やっ 動かさなッ」
「こんなものでは満足できないでしょう? ちゃんと言えたら、止めて、抜いて、もっともっと、気持ちよくしてあげますよ? このまま三十分経って、イききれなくてまだ残った熱を抱えて悶々としたいと言うならそんな真琴を見ているのもいいですが」
なんなの!? どっち転んでも俺、変態の餌食なの!?
動いてる尻尾を、藤也が軽く抜き差しする。でも、押し込むのはしないから、ごく浅いとこだけ。
もう、物足りないとかはっきり自覚しちゃってる自分がイヤだ。でも、多分、絶対、それ誤魔化しても逃げられない気がする。
双子の言うとおりにしちゃえって黒い俺が囁いて、いやいや、快楽に落ちちゃダメって白い俺が。
……ごめん、白い俺……きっともうすぐ三十分なんて終わるから、俺、簡単な方選ぶ……人ってこうやって汚くなってくのかな……
はぁ
「……もぅ それ、抜いて……っと、おっきいの、ぃれ、て?」
「おや? えらく素直ですね?」
って! 裏返したら言わないと抜かないって言ったのどこの誰!? お前だ柊也!!
「……ひふぅ……」
音もなく、前触れもなく、動き出した時同様に、ナカで暴れてたモノが止まる。
「抜いちゃうよー?」
尻尾引っ張られて、にゅるにゅるぽんって、抜けた。
はー 抜けた。
「うっわ、ぬるぬる。しかもなんか、湯気たってる。ほら」
見せるなあああっ!!!!!
「挿入(い)れる前はもっと無機物感があったのに、真琴のナカから出てきたコレは、別のモノみたいですねぇ」
異物がなくなってほっとしてるのに、人の上で変なモノ眺めるな。柊也も受け取るなそんなものッ!! そしてしみじみコメントをするなッ!!
「ほっそいの挿入(い)れてたのに、お尻の孔、閉じきってないぜ、マコ」
「んんんっ!!」
入口の敏感なトコに指をひっかけて藤也がひと撫でして、指を二本……三本かも……入れて、襞を広げる様に指を広げやがった。
「ナカ、充血してひくついて、濃くてエロいピンク色。まだ奥の方ローション残ってるし、こんだけ柔らかかったら大丈夫か」
「なっ! ひんっ」
反論の威勢は、内側に息を吹きかけるようにされて、結局口から出てこなかった。そのまま指三本でぐちゅぐちゅってかき混ぜてから、指が抜けて、ちょっと体から力抜いてたら、すぐにひたっと、その場所に……あたってんのは。まさか。
「ちょっ!? はうぅぅんっ」
身構える前に、ぐいっと入口を広げて入ってくるそれはもう結構な圧迫感。
「くっはー ほぐれてるけど狭ッ!」
うわああああああ。やっぱり、やっぱりっ やっぱり!! 藤也のだ!! 藤也のが、挿って来てるッ!!
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