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遠慮なければ近憂あり
意識あっても好き勝手だったよな、コイツら。
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何が悲しくて、自分の放尿シーン見てるかな、俺。
いつの間にか会計が終わったらしく、気付いたら今度は柊也に抱えられて移動していた。ドアマンの見送りの声とかが、かすかに聞こえる。
車はちゃんと前に回してもらっていたようで、藤也の黒いゴツイワンボックスがエントランスにつけられていた。
自動でスライドしたドアから、柊也が俺を抱えたまま乗り込んで、運転席後ろの席に座らせ、自分は隣に座る。
藤也が運転席に座って、ゆっくりと車が動き出す。二人とも免許はあるけど、車を持ってるのは藤也だけだ。
「よく撮れてるだろ、ソレ」
バックミラー越しに、藤也が笑う。
てめぇら……人にまともな意識がないと思って好き勝手しやがって! いや、意識あっても好き勝手だったよな、コイツら。
イヤホンからは、ひっきりなしの嬌声。
ちらっと見たら、またお尻の孔にヘッドを外したシャワーを突っ込まれて、お湯を内壁に当てられて俺が啼いてる。
どこに当てたら俺が善がるかなんて、もうわかってることだからか手馴れたもんだ。
そんな刺激に、腰を震わせ、手足をひくひくと小さく痙攣させたあと、せわしく息をしながら俺が藤也の胸に身を預けている。
開け広げられた両足の間では弱弱しいながらも勃ちあがって、快楽の証を滲み出させている。
やだって拒む言葉は、甘えて媚びるようで、結局双子を煽りたてているだけ。突っ込まれてたものを抜かれて、イったばかりの体の中を掻き回す指に喘ぐ声。
「……っくしょー こんなもん投げ捨ててやるー!!」
「いーけど、投げ捨てたら誰かに見られちゃうなーそれ。その筐体、すげぇ頑丈だから車からほっぽったくらいじゃ壊れないだろうし」
パワーウインドを開けようとしたけど、ロックがかかっていてびくともしない。それ以前に、この映像が誰かの手に渡るとか! 怖すぎる!!
「じゃあ 消し方! 消し方教えろッ!!」
「無駄ですよ。その映像、私の携帯端末と、どちらの自宅のパソコンにも送ってありますから。熱心に見ていたようですし、なんなら真琴にもブルーレイでも焼いてあげましょうか?」
「いらねぇ!!」
動画は、お尻の孔の中を水で洗われて軽くイって、さらに柊也にその場所を指で弄られて、藤也に前をしごかれて、出るものもないままもう一度イってしまった俺が完全に意識を失うのと同時に終わってた。
「こっ! 終わった後までこんなことしやがって!!」
「仕方ないじゃないですか。中はきちんと洗っておかないと下痢をしますし、前は抜いてあげないと膀胱炎にでもなられたら困りますし。ああ、抜かないでって、舐めて、掻き回してとかわいらしく駄々をこねたのはあなたですよ、真琴」
言ってねぇよ! と、叫びたいところだったけど、生憎手の中に証拠が残っている。
それよりも。え?
「げ。げり?」
「そう。精液って強力な下剤みたいな作用があってな、生でやったりしたら出しとかないとやられたほうが大変なわけ。だから後始末は必須な。いやー 水流でイくとは思わなかったけどなー」
「先に乳首だけで軽くイってましたしねぇ」
なっ なっ なっ!! マジで!? 気づかなかったんですけど!? いや、確認のためにもう一回見るとかしないし! もう見たくもないし!!
「なら中出しすんなよっ!」
「えー だって、ほら、マコは女の子じゃないし? 妊娠の心配もないし? ってか、生でやるつもりで念入りーに、洗ったし?」
絶句。
ってことは何か。
俺はこいつらの快楽のためにあんな恥ずかしいマネさせられたってことか!!
いつの間にか会計が終わったらしく、気付いたら今度は柊也に抱えられて移動していた。ドアマンの見送りの声とかが、かすかに聞こえる。
車はちゃんと前に回してもらっていたようで、藤也の黒いゴツイワンボックスがエントランスにつけられていた。
自動でスライドしたドアから、柊也が俺を抱えたまま乗り込んで、運転席後ろの席に座らせ、自分は隣に座る。
藤也が運転席に座って、ゆっくりと車が動き出す。二人とも免許はあるけど、車を持ってるのは藤也だけだ。
「よく撮れてるだろ、ソレ」
バックミラー越しに、藤也が笑う。
てめぇら……人にまともな意識がないと思って好き勝手しやがって! いや、意識あっても好き勝手だったよな、コイツら。
イヤホンからは、ひっきりなしの嬌声。
ちらっと見たら、またお尻の孔にヘッドを外したシャワーを突っ込まれて、お湯を内壁に当てられて俺が啼いてる。
どこに当てたら俺が善がるかなんて、もうわかってることだからか手馴れたもんだ。
そんな刺激に、腰を震わせ、手足をひくひくと小さく痙攣させたあと、せわしく息をしながら俺が藤也の胸に身を預けている。
開け広げられた両足の間では弱弱しいながらも勃ちあがって、快楽の証を滲み出させている。
やだって拒む言葉は、甘えて媚びるようで、結局双子を煽りたてているだけ。突っ込まれてたものを抜かれて、イったばかりの体の中を掻き回す指に喘ぐ声。
「……っくしょー こんなもん投げ捨ててやるー!!」
「いーけど、投げ捨てたら誰かに見られちゃうなーそれ。その筐体、すげぇ頑丈だから車からほっぽったくらいじゃ壊れないだろうし」
パワーウインドを開けようとしたけど、ロックがかかっていてびくともしない。それ以前に、この映像が誰かの手に渡るとか! 怖すぎる!!
「じゃあ 消し方! 消し方教えろッ!!」
「無駄ですよ。その映像、私の携帯端末と、どちらの自宅のパソコンにも送ってありますから。熱心に見ていたようですし、なんなら真琴にもブルーレイでも焼いてあげましょうか?」
「いらねぇ!!」
動画は、お尻の孔の中を水で洗われて軽くイって、さらに柊也にその場所を指で弄られて、藤也に前をしごかれて、出るものもないままもう一度イってしまった俺が完全に意識を失うのと同時に終わってた。
「こっ! 終わった後までこんなことしやがって!!」
「仕方ないじゃないですか。中はきちんと洗っておかないと下痢をしますし、前は抜いてあげないと膀胱炎にでもなられたら困りますし。ああ、抜かないでって、舐めて、掻き回してとかわいらしく駄々をこねたのはあなたですよ、真琴」
言ってねぇよ! と、叫びたいところだったけど、生憎手の中に証拠が残っている。
それよりも。え?
「げ。げり?」
「そう。精液って強力な下剤みたいな作用があってな、生でやったりしたら出しとかないとやられたほうが大変なわけ。だから後始末は必須な。いやー 水流でイくとは思わなかったけどなー」
「先に乳首だけで軽くイってましたしねぇ」
なっ なっ なっ!! マジで!? 気づかなかったんですけど!? いや、確認のためにもう一回見るとかしないし! もう見たくもないし!!
「なら中出しすんなよっ!」
「えー だって、ほら、マコは女の子じゃないし? 妊娠の心配もないし? ってか、生でやるつもりで念入りーに、洗ったし?」
絶句。
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俺はこいつらの快楽のためにあんな恥ずかしいマネさせられたってことか!!
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