あい らぶ? こめ。

神室さち

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雉も鳴かずば撃たれまい

どうしてそんなに連携プレー……

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 横向きに寝っころがったままの俺のお尻、その上になってるほうを、藤也が片手できゅっと肉を持ち上げて、もう片方の手の、人差し指が一本、つぷりと入ってくる。

 そして、緩くなった孔の襞を伸ばすように、指でぐるりと、なぞる……なんて優しいやり方じゃなくて、どこまで引っ張ったら限界か試すみたいに、ぐっとひっかけながら、動かした。

 何度もそうされて、自然、できた隙間から、中にあったものがこぼれ出る。くぷっとか、こぽっとか、もう、耳をふさぎたくなるような、音と一緒に。

「やッ ぁうッ やめろぉ」

「マコの大事な孔から柊也のがあふれてくるぜ? すげぇ エロいな」

 一旦指が抜かれて、願いが聞き入れられてほっとしたのもつかの間、横向きに転がって丸くなっていた俺の体を、藤也が仰向けにする。

 ベッドに座っている藤也は、片足の膝を立てて、もう片足、胡坐をかくようにして、いつの間に用意していたのか、俺の腰の下にクッションを突っ込んで、立膝をした脛で支えるように、お尻を上にしてしまった。

 この体勢、めちゃくちゃ恥ずかしい。宙を掻く足を閉じたくても、足首は柊也に掴まれて、より一層、割開かれる。普段絶対灯りをまともに受けるはずのない場所。それが全部、曝されている。

「やめっ やだぁ しゅーや、放してッ 痛いッ」

「股割できるくせに、このくらい痛くないでしょう?」

 ううう。こんなことならできるって体柔らかい自慢して見せるんじゃなかった……でも、痛みはそんなになくても、丸まった腹が圧迫されて苦しい。

「いやだと言う割には元気じゃないですか」

 お尻が上を向いて、柊也に突っ込まれて信じられないイきかたをしたのに、その後も芯を持ち続けていた俺のは、こんなことされてなお元気で、重力以外の力で腹についている。

「孔もひくついてるしなぁ」

 つんつんとそこを突いて、そのたびにきゅっと締めてしまうのを見て、藤也が言う。そんなことされたら誰だってなると思う。多分。

「ひっ ひゃんッ!!」

 突いてた指が、不意にめり込んできた。きゅっと締めた襞を、また円を描くように刺激しながら。そしてすぐに、二本目が入ってくる。

「やッ! はぅン! も、ぃやあ」

 くちゅくちゅと粘度の高い音を響かせて、藤也がその場所をかき回す。

「上を向いているのに溢れてきましたよ。本当に、真琴は締まりがいいらしい」

 二本の指にグイっと広げられて、中まで覗かれるような気がしてくる。腰を捩って逃げようとしても、柊也が器用に足で阻止する。ホントお前ら、どうしてそんなに連携プレー……
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