あい らぶ? こめ。

神室さち

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一難去ってまた一難

雷に打たれたらこんな感じかも。

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 でも、確かに、初めて指を突っ込まれた異物感はあったけど、そのあと徐々に指を増やされても、痛くはなかった……気がする。


「ダイジョーブ。ほれ、息吐いて、力抜け」

 藤也がいつもの軽口とは違って、優しい口調で頭を撫でてくれた。

 ふーっと息を吐く藤也につられて、ゆっくり息を吐く。柊也がそのタイミングを見逃すわけがない。

 ぐぐっと、入口がこじ開けられる感覚。


 嘘つき!! やっぱ痛いじゃねぇか!! って、叫ぶつもりだったのに。


「うあッ! ふああぁぁぁッ!!」

 にゅるりと先端がもぐりこんできた。先っぽの太いところを飲み込んだら、限界まで広げられてかすかに感じた引き攣れた痛みなんて、一瞬で消えた。

 そのまま、ゆっくりと、すんごい太いのが、じりじり進んでくる。

 指なんかとは比べ物にならない質量と、熱。



 熱い。



 おなかの中が、すげぇ 熱いッ



「あッ あ……っぅ」

「マコの中ってどうよ?」

「イイですよ、熱くて狭くて、とても」

 違う、熱いのは柊也のだ。熱いのが、じれったいくらいゆっくりゆっくり、奥へ奥へと肉を割って進んでいく。

「あッ はぁう。んあッ! はっ も、あつッ」

 息苦しいほどの熱。必死で息をして、目の前にいる藤也に縋る。藤也があやすように髪を梳いて頬をなでてくれるけど、そんなんじゃ紛らわせない。

 息の合間に喉から漏れる悲鳴未満の声。

「せっかくお口あけてやったんだから、もっと喘げ、マコ」

 ぱくぱくと口を動かす俺に、藤也が言う。言いながら、伸ばした手でしばらくほったらかしにされてやわらかくなっていた胸の先端を撫でた。刺激に慣れたそこはすぐに、女の子のみたいにぷくっと腫れて、指先で転がされるたびに甘い痺れを生む。

「真琴は乳首も好きなんですね。藤也にいじられるたびにこっちもキュウキュウ締まりますよ」

「やッ ちがッ あっ んゃぁ あっ!! だめぇ! ソコ、それいじょッ ひあッ ソコ、擦ったらぁ!!」

 藤也が乳首を軽く摘まんだりはじいたりするのから逃れようと体を振っていると、柊也の太いのが、指で弄られてた時、酷い快感を与えた場所のあたりを、容赦なく通過した……と思ったのに、それ以上進まず、嫌だと言う俺の言葉なんか全部無視で、逆にそこを括れた部分を使ってぐりと強く抉られた。




「──ッ! ぃやぁああああああッ!!!」




 背骨を這いあがってくるような快感。一瞬で脳みそまで突き抜ける。腰の奥にたまりにたまった熱が、一か所から全て出て行った。雷に打たれたらこんな感じかも……と思えるくらい、目の前が真っ白になった。
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