あい らぶ? こめ。

神室さち

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一難去ってまた一難

どう言うわけか理解もしたくねぇよ。

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「そうそう。真唯子さんって別に親父と結婚とか全然考えてなかったもんな。仲良し飲み友達みたいな。そこを色々手をつくしてだなぁ」

「ちょっ 待っ……お前ら……もしか、して。俺にこういうこと、するっ ために!?」

 あの二人結婚させたのか!?

「もしかしなくても正解です」

「俺らって、ほんっと性格全然違うけど、好きになるものとか、嗜好がそっくりなんだよな。俺が気に入ったもんは柊也も気に入るし、柊也が気に入ったもんは俺も気に入る。でもさー 今まで柊也は俺が男連れてても全然見向きもしなかったのに、マコだけ違うんだぜ。真顔で『この子ならいけますね』だぜ? 俺がもらったと思ってたのに」


 ちょっと待て。俺はお前のもんじゃない。


「それは藤也が男性相手の時はいつも遊びだったからですよ。その場しのぎの相手に食指は動きません」

 うわぁ なんか、クラクラする。変なトコ弄られてるの差っ引いても、コイツらの話聞いてるだけで頭がクラクラする。

「と言うわけで、本気でかからせていただきました」

 どう言うわけか理解もしたくねぇよ。

 いや、わかった。俺、全然気づかなかったけど多分、コイツらにずーっと前から虎視眈々と狙われてたってわけだ。そうだよな、だっておかしいよ、中洗ったアレ。

 浣腸の道具。あんなもん、前もって用意しとかないと『おや? いつの間にか、カバンの中にこんなものが!』なんてあるわけねぇ!! 今挿れられてるジェルだって、そんなもん普段から持ち歩いてたらおかしいって。

「でもさ、気持ちイイだろ?」

 さっきから二人の指が交互に、俺のイイところばかり責め立てる。それでもいろいろ思考し続けられる俺ってすげぇと思うよ。いや、慣れってすげぇ

 ぐちゃぐちゃ掻き回されて、引き攣れるような痛みがあった孔の入口(出口?)は、少々引き延ばされても、ひっぱられてる感覚はあっても痛みはなくなった。

 グリグリとそこばかり弄られるせいか、こんな状況なのに、俺のは、タラタラと堪えきれない、透明な液体を垂れ流している。

「そろそろ、場所を変えましょうか?」

「だな。でもその前に……」


 指が、お尻の孔から出て行った。

 異物がなくなった安堵と、物足りない感じ。

 物足りない感じ!? ないっ そんなのない! 絶対ない!!


 頭を振って、妙な感じを吹き飛ばす。そんな俺をはさんで、双子が何だか真剣な顔で向かい合っている。



 なんだっ!? 今度は何するんだお前ら!!
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