9 / 129
花に嵐
言っちゃいけないんだぞ!
しおりを挟む
「それに」
じりっと、上半身裸になった藤也がにじり寄る。逃げようにも、さっきまで張り付いていたガラスが背中に当たってて、どこにも行けない。
「見ちゃったもんねー マコの、かわいい、お・ち・ん・ち・ん」
親指と人差し指をエルの字型にして長さを表現するな!! 人のをかわいいと表現するなぁ!! 言っちゃいけない卑猥な言葉を一文字ずつ、もったいぶって言うなぁ!!!!
「なんて言うかなー チンコとかチンポとかじゃなくてホント、オチンチンって感じでかわいかった。被ってたけど仮性だよな?」
「言うなぁああああああッ!!!」
人の最大にして最高の秘密を大声で、笑顔で、嬉しそうに、言うなぁああああ!!!
「なにをしているんですか……」
「しゅーやあぁぁぁッ!!」
ダッシュで藤也の横を走り抜けて、入ってきた柊也の裏に隠れる。助けて柊也ッ!
「藤也が苛める」
「真実言っただけじゃん。マコが仮性人だって」
「うわあああああああ!!!」
藤也の言葉に被せて、ありったけ音量で叫ぶ。
「あのさ、マコ。二人で着替えさせたから、当然柊也も見て知ってんぜ?」
ああああああああああッ!
「と言うより、突かれてたぜ、お前」
うえええええええええ!?
「素っ裸にされてるとこで目ぇ覚ましたらかわいそうだろって言ってんのにさー 真性かも知れないってんで確かめようってことになって、ちょーっと刺激してみたら痛そうにもせずにこんにちはーって感じだったからやれやれって言うか」
うううううう嘘? ウソだよな? 藤也はともかく柊也はそんなことしないよなッ!?
がっしりした腰につかまって、そーっと柊也を見上げたら、唇の端っこ片方だけ上げる笑顔が振ってくる。
普段からそんなに笑わない人が、こういう笑み方すると、すごい怖いんですけど?
じりっと、上半身裸になった藤也がにじり寄る。逃げようにも、さっきまで張り付いていたガラスが背中に当たってて、どこにも行けない。
「見ちゃったもんねー マコの、かわいい、お・ち・ん・ち・ん」
親指と人差し指をエルの字型にして長さを表現するな!! 人のをかわいいと表現するなぁ!! 言っちゃいけない卑猥な言葉を一文字ずつ、もったいぶって言うなぁ!!!!
「なんて言うかなー チンコとかチンポとかじゃなくてホント、オチンチンって感じでかわいかった。被ってたけど仮性だよな?」
「言うなぁああああああッ!!!」
人の最大にして最高の秘密を大声で、笑顔で、嬉しそうに、言うなぁああああ!!!
「なにをしているんですか……」
「しゅーやあぁぁぁッ!!」
ダッシュで藤也の横を走り抜けて、入ってきた柊也の裏に隠れる。助けて柊也ッ!
「藤也が苛める」
「真実言っただけじゃん。マコが仮性人だって」
「うわあああああああ!!!」
藤也の言葉に被せて、ありったけ音量で叫ぶ。
「あのさ、マコ。二人で着替えさせたから、当然柊也も見て知ってんぜ?」
ああああああああああッ!
「と言うより、突かれてたぜ、お前」
うえええええええええ!?
「素っ裸にされてるとこで目ぇ覚ましたらかわいそうだろって言ってんのにさー 真性かも知れないってんで確かめようってことになって、ちょーっと刺激してみたら痛そうにもせずにこんにちはーって感じだったからやれやれって言うか」
うううううう嘘? ウソだよな? 藤也はともかく柊也はそんなことしないよなッ!?
がっしりした腰につかまって、そーっと柊也を見上げたら、唇の端っこ片方だけ上げる笑顔が振ってくる。
普段からそんなに笑わない人が、こういう笑み方すると、すごい怖いんですけど?
11
お気に入りに追加
535
あなたにおすすめの小説
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
昭和から平成の性的イジメ
ポコたん
BL
バブル期に出てきたチーマーを舞台にしたイジメをテーマにした創作小説です。
内容は実際にあったとされる内容を小説にする為に色付けしています。私自身がチーマーだったり被害者だったわけではないので目撃者などに聞いた事を取り上げています。
実際に被害に遭われた方や目撃者の方がいましたら感想をお願いします。
全2話
チーマーとは
茶髪にしたりピアスをしたりしてゲームセンターやコンビニにグループ(チーム)でたむろしている不良少年。 [補説] 昭和末期から平成初期にかけて目立ち、通行人に因縁をつけて金銭を脅し取ることなどもあった。 東京渋谷センター街が発祥の地という。
少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。
ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。
だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる