異世界に転生する

Hazuki

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プロローグ

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今日は職業スキルを見て貰う儀式、今月10歳になる子が集まっている。
いよいよ僕の番、家は宿屋兼食堂をしてるから、それに役立つスキルだといいな。
「次の人」
「はい、よろしくお願いします」
「この水晶の上に手を置いてください」
僕が手を置くと、水晶がふわっと光った。
「職業スキルは料理人、冒険者、サブスキルは調理、剣術、魔法属性は火と水です」
「料理人、良かった、ありがとうございました」
僕は神殿を出るために歩き出したところで急に頭が痛くなり倒れてしまった。
家のものが呼ばれ連れ帰って、僕の部屋に寝かせてくれたようだ。
僕が目覚めたのは三日経った朝、母がベッドにもたれて寝ていた。
母に声をかけようとして、僕はいろいろ思い出した。
転生者だということを。
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