好きになっちゃいけない?

Hazuki

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歓迎会

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「退屈だったら、勉強してていいから、用事を頼む時は言うから」
「それじゃ、、、何もしないでお給料貰うのは、、、ダメです」
「じゃあ肩たたきお願いしようかな」
「はい、やります」
「今日は遅くなったら仮眠室に泊まるって言ってきたかな?」
「はい、母に言っておいたので、今日は遅くなっても大丈夫です」
「僕の仕事が終わってからだと遅くなってしまうから、すまない」
「いえ、そんな謝らないでください、二十歳になって飲みに行くの初めてなんです」
「お酒飲むの初めて?」
「いえ、誕生日に父とビール飲みました」
「じゃあ今日はビール以外も飲んでみたらいいんじゃないか?」
「はい、楽しみです」

「貴志くん、ようこそわが社へ、乾杯」
「「「乾杯」」」
「石田さんと加瀨さんはお飲みにならないんですか?」
「二人は車だからね」
「すみません、僕だけ」
「気にしないで、社長に付き合ってあげて下さい」

ホテルの最上階にある中華飯店は、全部美味しくて、つい食べて飲んでしまった。
「貴志くん、大丈夫?」
「だいじょぶっす、、、」
「フラフラしてる、ほら掴まって」
「だいじょぶですよ~」
「一人で寝かせられないから、うちに行くよ」
「はい~、オッケーで~す」
「石田、加瀨、また会社で、気をつけて帰れよ」
「「はい、社長も気をつけてくださいね」」

歩くのは無理なので、タクシーを捕まえる。
「貴志くん、着いたよ、歩けなさそうだね、よっと」
ん?なんか、抱き上げられてる、お姫様抱っこってやつ?なんか、フワフワしてる~。
どこかに降ろされた。
「ベッドで寝てて、水持ってくる」

「はい、水」
「ありがとうございます~」
「飲ませすぎちゃったかな?ごめんね」
「い~え、だいじょぶですっ」
「少し寝てれば酔いも覚めると思うよ」
「深山さん、行かないでください、、、寂しいです、、、」
「くっ、、、君は、まったく、そんな可愛いこと言うと襲うぞ」
「深山さんなら、いいかも、、、」
「深山じゃなくて、十夜だ」
「とーや?」
可愛い声が発せられた途端、その唇を塞ぎ舌を差し込み、貴志の舌を探し、絡める。
「んっ、ふっ、、、んんんっ」
「キスは初めて?」
「幼稚園と小学生のとき、、、こんなキスは初めて、、、」
「ここ、キツそうだね、ズボン脱がすよ」
「んっ、、、」
勃起してデニムを押し上げて辛そうで、履いているズボンを脱がすと、パンツが少し濡れていた。
「ここは?使ったことあるの?」
「自分でしてるだけ、、、」
「童貞か、、、」
「恥ずかしい、、、」
「恥ずかしがってる顔も可愛いよ」
「可愛いって言わないで、、、童顔気にしてるのに」
「俺は可愛いと思うよ、、、またキスしたいと思うくらいに」
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