歌うたい

Hazuki

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魁の想い

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今日は魁と飲みに来ている。
「慎だって根はいいヤツなんだよ」
「もう少し歩み寄ってくれたならなー」
「あいつのギターの音好きなんどけどな~」
俺のドラムは?と言いたいのを我慢。
煌もギター弾くから、なんだろうな。
今日は慎のことばかり話してる。

「だ~か~ら~もっと仲良くやろうよ~」
「はいはい、俺も智もそう思ってるよ」
「でもさ~空気が悪いよ~」
「はいはい、飲み過ぎ、そこのベンチで休もう、水買ってくるから座ってて」

「ほら、水」
「ありあと~」
「ほとんどこぼしてんじゃねーか」
煌から水を奪い取ると、口に含み煌の口に流し込む。
「んっ、美味しいね~」
「相当酔ってんな、うちに連れてくぞ、いいな」
「うん、いいよ~」

「着いたぞー歩けるか?」
「うん、なんとか」
「ほら、ベッド使っていいから」
「駄目だよ~魁のベッドでしょ~」
「俺はソファーで寝るから大丈夫」
「俺がそっちで寝るよ~」
起きようとしてふらつく煌を支える。
「ほら、言うこと聞いて」
「じゃあ魁も一緒に寝よ~」
がっしり腕を掴まれた、酔っ払いは力加減がわからないようだ。
振りほどけず、隣で寝ることに。
「俺の気も知らないで、、、くそっ」
煌の無邪気な寝顔にキスをする。
あー、抱きてえ。
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