神子召還に失敗して日本に来ちゃった魔道士と部屋の主の俺の話

魔道士きたー

我慢の限界

今日もカズが抱き締めてくる、抱き枕ウィル。
いつまでも抱き枕ではいないぞ。
思いきって寝返りを、、、近い、顔。
可愛い寝顔、、、前髪が少し伸びたか？目が隠れている、少し手で避けると長い睫毛の瞼が見えた。
思わず口づけてしまった。
その瞼が震え、カズが目を覚ました。
目の前にウィルの顔があって、少し驚いている。
「あー、ごめん、また抱きついちゃったか」
「暖かいからいいけど」

「カズ、、、」
抱き締めて名を呼べば、私を見つめてくれる。
「可愛いな」
「は？お、俺、男だし」
「男でも可愛いものは可愛いだろ」
「31のおっさん予備軍だし、ウィルは格好いいからいいな」
「格好いい、、、そんなことは無い、普通以下だ」
「ウィルが普通以下って、、、異世界怖い、俺、下の下の下じゃない？」
「はあ？カズは可愛いんだ、間違えないでくれ」
「いや、いや、いや、可愛くもないし」
ウィルが突然、唇を重ねてきた。
「ちょっ、ウィル、な、なにする、、、」
「カズが可愛いことの証明だ」
「何それ、、、」
「可愛いとキスしたくなるだろう」
「いや、意味わかんないから」
「わからせてやろうか」
ウィルの瞳がキラキラ輝く。
ベッドに背中を押し付けられ、ウィルが上から迫ってくる。
唇にキスされ、頬にも鼻にもおでこにも瞼にも、顔のあらゆる処にキスされた。
首にもキスされ、チロッと舐められると
「んっ、あぁ、、、」
変な声出た、ヤバい、ウィルの瞳が光ってる。
「もっと気持ちよくしてやろう」
「ダメ、、、」
「明日は休みだろう、大丈夫、優しくする、カズのここも硬くなってる、、、」