鎖骨のホクロ

Hazuki

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高木の部屋

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言っておこう、高木の部屋は広かった。
高木の実家は地方の名家らしく、三男でこっちで就職する高木のために、マンションを買ってくれたらしい。
「家が金持ちなだけで、俺はただの学生ですよ」
コーヒーを持って隣に座る高木。
俺はコーヒーを一口飲み、話し始めた。

最初は高木の裸を見て抜いてしまった、それだけだと思ってた、ゼミで会っても普通に話せたし。
でも、あの動画を見てから変わった、高木とヤってるつもりで扱いてたし、高木と会うと思い出して顔を逸らしちゃったりしてた。
で、自分の気持ちに気付いたんだ、高木に恋してる、好きだ、付き合いたい、抱きたいって。
動画の人が高木か確認して、高木だったら告白しようと思ってた。

「あの、さ、諦めなくていいってことは、、、俺と付き合ってくれるの?」
「そうですね、実は一年の時から気になってて、ゼミで一緒になってから好きになって、旅行からは、、、セックスも意識するようになって、、、こんな俺でも良かったら付き合ってください」
「もちろん、高木、、、好きだよ」
「沢村さん、俺も、、、」
自然と唇が重なり、何度も何度もキスをした。
あ、俺、ファーストキス?なんて思ってたら、高木の舌が入ってきて口の中を満遍なくなぞってゆく。
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