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+イメージテキスト・凱歌の序曲(全1話…単話)
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凱歌の序曲 ~導入に代えて~
センタリア王国首都近郊、エルダラス平原。
平原を望む高台の……そこに広がる森。
生い茂った藪を割って、ひとつのシルエットが踊り出る。
この世界の人間にとってはオーガと見紛う程に巨大で、しかし人工の色であるウォームグレーに塗られた全身の、そして低くつぶれて膨らんだ胴体とは裏腹に、細長く伸びた二つの腕が突き出た姿。生物では無い。魔獣でもなかった。
〈シミター〉型のスタンディング・アーマーだ。
もっとも、今のところ、この世界にスタンディング・シリーズはふたつしかいない。
これ以外の他のもう一つは、スタンディング・ユンボ(作業用民生メカ)として作られたフリッターしかない。
なので史上には、戦闘用メカであるスタンディングアーマー(直立式戦闘兵器)は、このシミターしか存在しないので、スタンディングアーマーという兵器の種別名称はこのシミター型機種のみのもの、というのが今のところであった。まぁ、それはともあれ――
……このシミターは、今、戦闘の只中にある。
シミターの機体は、藪の後背に広がる森を長距離突破して現れたのだ。
足かけ三時間、ゆっくり歩いて、ここまでの距離は135キールメイル。
武骨な脚部による歩行は着実に動作している。長い時間の巡航歩行にも、機体の構造は耐えきっていた。
そして交互に繰り出される脚の稼働はさらに早められてメカの機動を加速させて、藪から続く背の高い草原を突き割り、二本の脚がフォークのように機能して生い茂る植物をなぎ倒して、轍の道を作るようにしながら機体は進んでいく。
獣の唸り声が背後で点ったのはこの時だった。
喰らいつくかのような獣声が連続して跳躍したのが次の瞬間であった。
シミターに遅れて、軍用中位魔獣の強力な魔犬……ケルベロスハウンドの魔獣が、釣り上げられた様に森から飛びててきた。
その影は連続する。1、2、……合計で四頭のケルベロスハウンドが、この一機のシミターを狙って、挑んでいたのだ。
だが、その影が弾けた。
正確には弾き飛ばされたのである。先んじて飛び掛かっていたケルベロスの一頭が、稼働して繰り出されたシミターの細長い腕によって、見事な裏拳で殴り飛ばされた瞬間だった。
吹き飛んで落ちる一頭をよそ目に、残りの猟犬は唸りを散らした。
今度は三頭のケルベロスが、シミターのその前方に回り込んで着地し、喰って出た。行く手を塞いだ……つもりなのだろう。
威嚇である。魔力で形造った覇圧の力場と共に、それを威力として自分の全身にみなぎらせながら、二頭のケルベロスが吼えた。
しかしその瞬間、シミターの機体胴体、前端部に懸架された魔導弾式ガトリング・モーターガンが唸りを挙げて、スプレーのように噴射されてまき散らされた魔力弾が辺り一面、ケルベロスを草と地面ごと耕した。
そうするとどうだろう。
悲鳴を上げる暇もなかったであろう。
そうして細切れに砕かれた草むらの草葉と共に、猟犬のその身体は瞬きするまでもなく粉砕されたのだ…………正確には、非殺傷の段階に威力リミットセレクターを設定してあっての射撃であったが為に、衝撃型魔力弾の命中と至近炸裂による魔力の瞬間瞬発的な拡散と霧散によって、急性の魔力貧血を起こして倒れ伏せたのだったが。
一息つくように、シミターの機体がアイドリング停車する。
そして機体の脚部駆動は停止したまま、上半身だけが、胴体の中軸に仕込まれた旋回装置を使って、森の中を見渡すように左右へと回転した。
・・・・・
機体の胴体最前端、その真下にガトリングガンのある頭部マウント……その他にもセンサービジョンはある。
機体の視察装置を使って、僚車の健在を確認したのである。
シミターの側も、多対一の不利は新鋭のスタンディングアーマーであるからさておいて、開けた場所でなら相手との立ち合いもやりやすい、と踏んで、藪を出たのだ。最大の武器を最大のチャンスのまま、最大の効果を発揮したのが、今の戦いであった。
獣の唸り声が聞こえる。
何匹もの唸り声だ。
藪の中……もっと行った森の中で、同じような戦闘の音が繰り広げられていた。
しかし、そうしばらくもしない、数分のうちに、猟犬の唸り声は止んで、元の静まり返った森に戻った。
遅れて、スタンディングアーマーの脚部が稼働した音が、複数発せられて、聞こえてくる。
その僚機が、森と地生えの藪を描き割って、姿を現したのが今だった。
しかも、それはただ一機とか二機程度ではなかった。
「確認、…1号、2号、3号、4号、5号、6号、7号、8号、9号、10号、11号、12号! シミター大隊、全機、健在!」
一機の姿が現れた瞬間から、次々とシミターの機体が森の中から現れる。
そうして部隊の全ての機体が揃った時、そこに現れていたのは、全部で十二機もの、シミター型スタンディングアーマーの群れであった!
最大の難関であろうイテリア森林地帯を走破し、こうして彼ら彼女らたちはセンタリア王国の首都の目前まで来ている。
森の中に仕掛けられていた防衛トラップ……軍事調教されたケルベロスハウンドの群れ……も、今、こうして撃破することが出来た。
センタリア王国の防衛線は突破できることが証明できたのだ。
ここまでの戦いは、こちらエルトール帝国に対してあまりにも近い距離で立地しているからこそ、センタリアには有利があった。
だが、このシミターなら、その鉄壁の国境戦線を易々と突破することができる。まったくの無抵抗の中と見まがうか、の程に……
シミターの生産は始まったばかりだ。部隊組織の充足にはまだまだ数が足りないし、この世の元に誕生してからというのも、時間も、日も経ってはいなかった。
出撃の日までに製造が完了したほとんどの機体も、まだリンクトレーナーを上がりたての、操熟中の乗員候補たちのゆりかごになっている。
しかし、エルトール国の疲弊は計り知れないレヴェルにまで達していた。敵の侵攻軍事力は強力だ。そして、これからの情勢の展望を見るに、まずに猶予は無かった。
だから、訓練が完了した要員と稼働できる機体をかき集めて、この奇襲作戦が立案された。
作戦が成功すれば、その後の首尾如何で、センタリアは、その距離の近さゆえに、たった一日の中の任務全程の内で、おそらくは歴史に残るだろう、呆気ない敗北を今日迎えることとなる。
目標は敵首都、セントエリアの首都王宮。
シミター隊の隊列には、三機の増加試作・試作兵員収容型シミターが存在していた。
狙いは明確だ。もっとも暗殺という訳ではないが、たしかに強盗紛いではあろう。
今まで俺たちとこのエルトール国を散々な目に合わせてきてくれていた当事国の一番偉いヤッコサンに、その身を以てデモンストレーションを掛けさせてもらう……
指揮機であるシミター01号車の腕は、示すように振り上げられた。続いて、その腕の先のマニュピレータの手が、平原の向こうの雲の下を指さす。
そこには、城壁に囲まれた巨大な都市が、風光明媚な立地の上に存在していた。
まだ気づいていないのか、それとも警報を出しかねているのか、その様子は未だ警戒や防衛といった物の様では無い。
つまり、チャンスだという事であった。
指して示していたシミターの腕が、斬るように振り下ろされた。
停車していたシミターの脚部に、再び電源が投入される。
それは全ての機体がほぼ同時のことであった。一瞬もないかどうかの寸差で、隊の全機は発進していた。
再始動した歩行は次の瞬間には加速され、一瞬で走行になっていた。
敵首都までの距離、概算で、4キールメイル。
凱歌の序曲 ~導入に代えて~
センタリア王国首都近郊、エルダラス平原。
平原を望む高台の……そこに広がる森。
生い茂った藪を割って、ひとつのシルエットが踊り出る。
この世界の人間にとってはオーガと見紛う程に巨大で、しかし人工の色であるウォームグレーに塗られた全身の、そして低くつぶれて膨らんだ胴体とは裏腹に、細長く伸びた二つの腕が突き出た姿。生物では無い。魔獣でもなかった。
〈シミター〉型のスタンディング・アーマーだ。
もっとも、今のところ、この世界にスタンディング・シリーズはふたつしかいない。
これ以外の他のもう一つは、スタンディング・ユンボ(作業用民生メカ)として作られたフリッターしかない。
なので史上には、戦闘用メカであるスタンディングアーマー(直立式戦闘兵器)は、このシミターしか存在しないので、スタンディングアーマーという兵器の種別名称はこのシミター型機種のみのもの、というのが今のところであった。まぁ、それはともあれ――
……このシミターは、今、戦闘の只中にある。
シミターの機体は、藪の後背に広がる森を長距離突破して現れたのだ。
足かけ三時間、ゆっくり歩いて、ここまでの距離は135キールメイル。
武骨な脚部による歩行は着実に動作している。長い時間の巡航歩行にも、機体の構造は耐えきっていた。
そして交互に繰り出される脚の稼働はさらに早められてメカの機動を加速させて、藪から続く背の高い草原を突き割り、二本の脚がフォークのように機能して生い茂る植物をなぎ倒して、轍の道を作るようにしながら機体は進んでいく。
獣の唸り声が背後で点ったのはこの時だった。
喰らいつくかのような獣声が連続して跳躍したのが次の瞬間であった。
シミターに遅れて、軍用中位魔獣の強力な魔犬……ケルベロスハウンドの魔獣が、釣り上げられた様に森から飛びててきた。
その影は連続する。1、2、……合計で四頭のケルベロスハウンドが、この一機のシミターを狙って、挑んでいたのだ。
だが、その影が弾けた。
正確には弾き飛ばされたのである。先んじて飛び掛かっていたケルベロスの一頭が、稼働して繰り出されたシミターの細長い腕によって、見事な裏拳で殴り飛ばされた瞬間だった。
吹き飛んで落ちる一頭をよそ目に、残りの猟犬は唸りを散らした。
今度は三頭のケルベロスが、シミターのその前方に回り込んで着地し、喰って出た。行く手を塞いだ……つもりなのだろう。
威嚇である。魔力で形造った覇圧の力場と共に、それを威力として自分の全身にみなぎらせながら、二頭のケルベロスが吼えた。
しかしその瞬間、シミターの機体胴体、前端部に懸架された魔導弾式ガトリング・モーターガンが唸りを挙げて、スプレーのように噴射されてまき散らされた魔力弾が辺り一面、ケルベロスを草と地面ごと耕した。
そうするとどうだろう。
悲鳴を上げる暇もなかったであろう。
そうして細切れに砕かれた草むらの草葉と共に、猟犬のその身体は瞬きするまでもなく粉砕されたのだ…………正確には、非殺傷の段階に威力リミットセレクターを設定してあっての射撃であったが為に、衝撃型魔力弾の命中と至近炸裂による魔力の瞬間瞬発的な拡散と霧散によって、急性の魔力貧血を起こして倒れ伏せたのだったが。
一息つくように、シミターの機体がアイドリング停車する。
そして機体の脚部駆動は停止したまま、上半身だけが、胴体の中軸に仕込まれた旋回装置を使って、森の中を見渡すように左右へと回転した。
・・・・・
機体の胴体最前端、その真下にガトリングガンのある頭部マウント……その他にもセンサービジョンはある。
機体の視察装置を使って、僚車の健在を確認したのである。
シミターの側も、多対一の不利は新鋭のスタンディングアーマーであるからさておいて、開けた場所でなら相手との立ち合いもやりやすい、と踏んで、藪を出たのだ。最大の武器を最大のチャンスのまま、最大の効果を発揮したのが、今の戦いであった。
獣の唸り声が聞こえる。
何匹もの唸り声だ。
藪の中……もっと行った森の中で、同じような戦闘の音が繰り広げられていた。
しかし、そうしばらくもしない、数分のうちに、猟犬の唸り声は止んで、元の静まり返った森に戻った。
遅れて、スタンディングアーマーの脚部が稼働した音が、複数発せられて、聞こえてくる。
その僚機が、森と地生えの藪を描き割って、姿を現したのが今だった。
しかも、それはただ一機とか二機程度ではなかった。
「確認、…1号、2号、3号、4号、5号、6号、7号、8号、9号、10号、11号、12号! シミター大隊、全機、健在!」
一機の姿が現れた瞬間から、次々とシミターの機体が森の中から現れる。
そうして部隊の全ての機体が揃った時、そこに現れていたのは、全部で十二機もの、シミター型スタンディングアーマーの群れであった!
最大の難関であろうイテリア森林地帯を走破し、こうして彼ら彼女らたちはセンタリア王国の首都の目前まで来ている。
森の中に仕掛けられていた防衛トラップ……軍事調教されたケルベロスハウンドの群れ……も、今、こうして撃破することが出来た。
センタリア王国の防衛線は突破できることが証明できたのだ。
ここまでの戦いは、こちらエルトール帝国に対してあまりにも近い距離で立地しているからこそ、センタリアには有利があった。
だが、このシミターなら、その鉄壁の国境戦線を易々と突破することができる。まったくの無抵抗の中と見まがうか、の程に……
シミターの生産は始まったばかりだ。部隊組織の充足にはまだまだ数が足りないし、この世の元に誕生してからというのも、時間も、日も経ってはいなかった。
出撃の日までに製造が完了したほとんどの機体も、まだリンクトレーナーを上がりたての、操熟中の乗員候補たちのゆりかごになっている。
しかし、エルトール国の疲弊は計り知れないレヴェルにまで達していた。敵の侵攻軍事力は強力だ。そして、これからの情勢の展望を見るに、まずに猶予は無かった。
だから、訓練が完了した要員と稼働できる機体をかき集めて、この奇襲作戦が立案された。
作戦が成功すれば、その後の首尾如何で、センタリアは、その距離の近さゆえに、たった一日の中の任務全程の内で、おそらくは歴史に残るだろう、呆気ない敗北を今日迎えることとなる。
目標は敵首都、セントエリアの首都王宮。
シミター隊の隊列には、三機の増加試作・試作兵員収容型シミターが存在していた。
狙いは明確だ。もっとも暗殺という訳ではないが、たしかに強盗紛いではあろう。
今まで俺たちとこのエルトール国を散々な目に合わせてきてくれていた当事国の一番偉いヤッコサンに、その身を以てデモンストレーションを掛けさせてもらう……
指揮機であるシミター01号車の腕は、示すように振り上げられた。続いて、その腕の先のマニュピレータの手が、平原の向こうの雲の下を指さす。
そこには、城壁に囲まれた巨大な都市が、風光明媚な立地の上に存在していた。
まだ気づいていないのか、それとも警報を出しかねているのか、その様子は未だ警戒や防衛といった物の様では無い。
つまり、チャンスだという事であった。
指して示していたシミターの腕が、斬るように振り下ろされた。
停車していたシミターの脚部に、再び電源が投入される。
それは全ての機体がほぼ同時のことであった。一瞬もないかどうかの寸差で、隊の全機は発進していた。
再始動した歩行は次の瞬間には加速され、一瞬で走行になっていた。
敵首都までの距離、概算で、4キールメイル。
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