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「店長を呼べ」とお客さまメッセージ
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過疎と高齢化の進行が加速している町に、スーパーが対等して乱立することはない。まるで一昔の、映画館のように消えてしまう。気がついた頃にはメイン通りの車の台数計算によって採算のとれそうなコンビニエンスストアがメートルおきにスクラップアンドビルドするだけ。シネコンみたいな感じだと私は思った。田舎によくある駐車場が非常に大きいだけの年中パートタイマー従業員募集のあれだ。小さく収納。店長だけがフル従業。
町で八百屋がひっそりとでも生計ができている商店街等がある。店に来る客以外の太客は飲食店があるからだ。肉屋も酒屋もシャッターが下りそうなぐらいガタガタの店構えもそこそこ生計ができるのには訳がある。そういえばサオダケヤはなぜ売れるのかの書籍が出たときに、「高い移動販売で買うなよ。ホームセンター行けよ。っていうか紐でエエじゃん、竿は台風で飛びやすいし、引っ越しの時の邪魔」と先名ばかり見ていた私にともだちが「都会にはホームセンターがないんだ」え、それ、マジか。園芸センターの苗とかはあきらめて言わなかった私に「ああ、ドン・キホーテに長い棹はないよね」っていい直したが、そもそも都会のひとが洗濯機を購入するよりも洗濯ハウスに数週間に1度行くほうが利に叶っているのも少し分かりだした昨今だった。
都会に暮らすともだちが遠くへいってしまって、過疎地に拍車がかかるわ、地方から道の駅系の野菜を買い漁って駐車場でタグの料金シールで上書きする糞野郎も高齢化から世代交代していっている。今は売る前の跳ねるさらに小さい小ぶりをみこして農家の選別場の自宅までは横付けしているのを私は通る度に見ている。こういうザルって監査ないんだよねって。
私は、人が悪いが野菜は地産地消のある町に住んでいる。
「老後に悠々自適に喫茶店でも」とか「小さなレストラン」と夢を描く人たちが生き残ったり夜逃げしたりする場所にいる。
彼らが不足分や特売品を買うのが、近所のあんまり物がよくないここの唯一のスーパーだ。ディスカウントストアに近い粗悪をメインに日用品が定価のそいつだ。
だが、魚が手に入る。肉屋も探しにくいが、魚屋はさらに業者の横の何かしらが厳しいと聞いた。そして、昔から顔が利くとヒトリゴチを振りかざし本日、がっつり従業員出入口から怒鳴りあげる買い物客のおっさんが出てきた。
白髪の短髪おっさんは、店内でも怒鳴って威嚇を繰り返していた。「おい」とか「やい」とか方言で咬ます。奥の方で白い作業服の従業員の女性が一列にならんで体が少し丸くなっているのが、銀色のドアがぶらぶら開いたり閉まったりするので買い物客からも見えるのだ。
「お前じゃダメだ。店長を出せ」
絶対的な文句が出たぞ。
私よりも遥かに若い痩せのお兄ちゃんが出てきた。おっさんからすれば、息子の年頃だろうか、いやもっと下だ。
「いま、スーパー、もう少ししたら戻る」
この手のおっさんは、何故か緊急ではないが取敢えず携帯電話で落ち着いた声で身内と話している状態を作ってみせるのだ。これもよく見る威嚇の形態、変化のないのぉと私は見てとる。
「あれ、前の店長は、そうか、まえのまえのひとは、へぇそうかいのぉ、お互い大変じゃのぉ」と移動転属の何かしらでまるで「おれはこういう上の人たちから全員知っている」をどうでもいいが聞こえよがしに通りかかりの買い物客と自分流プライドを掲げて見せて来るのだ。小物感が凄い漂っているが、融通不履行での怒りは、すでに終わっているみたいだった。「聞いてくれよぉ」を全面に出してぐいぐいといる。居るのだ。
油のベットリした髪の毛の青年店長は、おっさんの横に並んで立っている。正面から立つことがないのはこの手に慣れている人だ。私は、恋愛もレジャー運も無さそうな彼がきちんと受け流しのうまさに終わったら今度は奥の方にいる従業員の悲鳴も聞くのか、大変だな、胃痛がしそうだ。
等と考える余裕。
このおっさんは魚部門の人に前日注文なしに何をして欲しかったのか、怒りが終わっているおっさんの口から店長の謝罪の無さよりも聞きたい年増だらけだったので客足の流れがゆっくりしている。店内の追い出しにテンポのはやいアニメソングのBGMも慣れている毎日買い物客たちだ。
このスーパーにはお客さまメッセージのボードがない。無いものはない商品は流動的、嫌なら他所へ行けよがあるからだ。生協のなんとかさんや学生生協のアンサー大喜利は最たるものに通常にもない。だからか私自信が欲していないので乱雑も可なのだ納得しているから利用している。
「お客様と自分で言うなばーか」って独り笑って、そのおっさんが店内から出ていくまでレジを待っていたのだ。
町で八百屋がひっそりとでも生計ができている商店街等がある。店に来る客以外の太客は飲食店があるからだ。肉屋も酒屋もシャッターが下りそうなぐらいガタガタの店構えもそこそこ生計ができるのには訳がある。そういえばサオダケヤはなぜ売れるのかの書籍が出たときに、「高い移動販売で買うなよ。ホームセンター行けよ。っていうか紐でエエじゃん、竿は台風で飛びやすいし、引っ越しの時の邪魔」と先名ばかり見ていた私にともだちが「都会にはホームセンターがないんだ」え、それ、マジか。園芸センターの苗とかはあきらめて言わなかった私に「ああ、ドン・キホーテに長い棹はないよね」っていい直したが、そもそも都会のひとが洗濯機を購入するよりも洗濯ハウスに数週間に1度行くほうが利に叶っているのも少し分かりだした昨今だった。
都会に暮らすともだちが遠くへいってしまって、過疎地に拍車がかかるわ、地方から道の駅系の野菜を買い漁って駐車場でタグの料金シールで上書きする糞野郎も高齢化から世代交代していっている。今は売る前の跳ねるさらに小さい小ぶりをみこして農家の選別場の自宅までは横付けしているのを私は通る度に見ている。こういうザルって監査ないんだよねって。
私は、人が悪いが野菜は地産地消のある町に住んでいる。
「老後に悠々自適に喫茶店でも」とか「小さなレストラン」と夢を描く人たちが生き残ったり夜逃げしたりする場所にいる。
彼らが不足分や特売品を買うのが、近所のあんまり物がよくないここの唯一のスーパーだ。ディスカウントストアに近い粗悪をメインに日用品が定価のそいつだ。
だが、魚が手に入る。肉屋も探しにくいが、魚屋はさらに業者の横の何かしらが厳しいと聞いた。そして、昔から顔が利くとヒトリゴチを振りかざし本日、がっつり従業員出入口から怒鳴りあげる買い物客のおっさんが出てきた。
白髪の短髪おっさんは、店内でも怒鳴って威嚇を繰り返していた。「おい」とか「やい」とか方言で咬ます。奥の方で白い作業服の従業員の女性が一列にならんで体が少し丸くなっているのが、銀色のドアがぶらぶら開いたり閉まったりするので買い物客からも見えるのだ。
「お前じゃダメだ。店長を出せ」
絶対的な文句が出たぞ。
私よりも遥かに若い痩せのお兄ちゃんが出てきた。おっさんからすれば、息子の年頃だろうか、いやもっと下だ。
「いま、スーパー、もう少ししたら戻る」
この手のおっさんは、何故か緊急ではないが取敢えず携帯電話で落ち着いた声で身内と話している状態を作ってみせるのだ。これもよく見る威嚇の形態、変化のないのぉと私は見てとる。
「あれ、前の店長は、そうか、まえのまえのひとは、へぇそうかいのぉ、お互い大変じゃのぉ」と移動転属の何かしらでまるで「おれはこういう上の人たちから全員知っている」をどうでもいいが聞こえよがしに通りかかりの買い物客と自分流プライドを掲げて見せて来るのだ。小物感が凄い漂っているが、融通不履行での怒りは、すでに終わっているみたいだった。「聞いてくれよぉ」を全面に出してぐいぐいといる。居るのだ。
油のベットリした髪の毛の青年店長は、おっさんの横に並んで立っている。正面から立つことがないのはこの手に慣れている人だ。私は、恋愛もレジャー運も無さそうな彼がきちんと受け流しのうまさに終わったら今度は奥の方にいる従業員の悲鳴も聞くのか、大変だな、胃痛がしそうだ。
等と考える余裕。
このおっさんは魚部門の人に前日注文なしに何をして欲しかったのか、怒りが終わっているおっさんの口から店長の謝罪の無さよりも聞きたい年増だらけだったので客足の流れがゆっくりしている。店内の追い出しにテンポのはやいアニメソングのBGMも慣れている毎日買い物客たちだ。
このスーパーにはお客さまメッセージのボードがない。無いものはない商品は流動的、嫌なら他所へ行けよがあるからだ。生協のなんとかさんや学生生協のアンサー大喜利は最たるものに通常にもない。だからか私自信が欲していないので乱雑も可なのだ納得しているから利用している。
「お客様と自分で言うなばーか」って独り笑って、そのおっさんが店内から出ていくまでレジを待っていたのだ。
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