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神界編
28 とりあえずシコっとけ
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「それで、あなたの方は戦えるんすか?」
オレは隣を歩くアイオーンに話しかける。
「ええ、それなりには。」
「それは良かった。オレはあと一回しか戦えないみたいだし。」
オレは肩をすくめる。
「少々思い違いをしていらっしゃるようですが、あなたは全く戦えないという事はありませんよ?」
「え? オレの普通の攻撃なんて神には効かないんじゃないんすか? だからこそスカト・ロジーはオレに神殺しなんてものをわざわざ与えたんじゃ……?」
「確かに神を相手にすれば、あなたの通常の攻撃は威力半減です。しかしあなたのその武器は仮にも神が作り出した一級品です。全く効かないという事はありませんよ。」
(一級品ねぇ~……)
オレはオ○ホに目をやる。
(もうちょいカッコいいやつ作れなかったのかよ。)
「じゃあなんでわざわざあいつはオレに神殺しなんか与えたんすかね?」
「おそらくそれが絶対に必要になる時がくるからでしょうね。スカト・ロジーは試練と祝福を与える神ですから。」
「……ひとつ気になったんだけど、スカト・ロジーは第一世代の神だったんすよね? それなのになんでオレに自分たち第一世代の神を殲滅させるように仕向けたんすかね?」
「スカト・ロジーは第一世代の初期の神であるため、思考が比較的まともなのです。」
「他の神はまともじゃないんすか?」
「まともではないのは第一世代初期の神から派生した第一世代後期の神です。」
「派生?」
「はい、第一世代後期の神は、第一世代原初の神であるヒャク・ニンギリの力によって生み出された神です。」
「神界のトップの奴か……」
「えぇ、彼の絶大な力によって後期の神は誕生しましたが、所詮はスキルで創り出した紛い物。まともな思考・言動の神は生まれませんでした。」
「……神がまともじゃないってやばいんじゃないんすか?」
「えぇ、まともではない神が飽和している現在の神界は非常にまずい状況です。だからこそそれを分かっているスカト・ロジーは神界の変革をあなたに託したのではないでしょうか。」
「いろんなこと押し付けてくるなぁ、あのジジイは。」
オレがふと前を見ると誰かがこちらに接近してきていた。
「【索敵】が自動起動します。前方80メートル、敵の接近を感知しました。」
頭に電子音が響く。
「ぐぅっ……!」
オレは頭を押さえる。
「くっそ、自動で発動してんじゃねぇよ、こっちは頭痛くなるんだよ!」
オレは脳内に響く電子音に悪態をつく。
「来ましたね。あれは第一世代後期の神、ヴァキューム・ベーゼですね。」
「それで、どうするんすか?」
「まずは私に任せてください。」
そういってアイオーンはオレの前に出る。
「時よ、止まりなさい。」
アイオーンがそう呟いた瞬間、背筋に悪寒が走る。
視界が一瞬揺らいだ感覚があった後、あたり一面が淡い青色に包まれていた。
そして、接近していたヴァキューム・ベーゼは片足を上げた状態で動きを止めている。
いや、オレ達二人以外の世界全体が止まっているようだ。
「えぇ……強すぎね?」
オレはアイオーンの方を見る。
「いえ、この技を発動している間、私は身動きひとつとれません。ですので、今のうちにあなたがあの神を攻撃してください。」
「あ、あぁ。」
オレは完全に停止しているガタイの良い男神に近寄っていく。
「攻撃っていってもなぁ……オレにはコイツしかない訳だが……」
そう言ってオレはオ○ホを取り出す。
「とりあえずシコっとくか。」
オレは男神の服を剥ぎ取り、直にオ○ホをセットする。
(う~ん、なんだろう、この罪悪感と虚無感は……)
オレは右手で上下運動をひたすら繰り返しながら何となく虚しい気持ちに包まれる。
「あ、スキルとか使うと有効打になりますよ。」
後ろからアイオーンが助言する。
頭痛くなるし、あんまスキルは使いたくないけど……
「まぁ、アイオーンも頑張ってくれてる訳だしな……やるか。」
「【色欲調整】を使用します。」
電子音が響く。
オレは手を動かし続ける。
百回くらいはシコっただろうか。
「こんなもんでいいか?」
オレは後ろのアイオーンに声をかける。
「十分です。時間停止解除!」
アイオーンがそう言った瞬間、青色に霞んでいた世界に色が戻ってくる
と、同時にオレの視界をおびただしい「白」が埋め尽くす。
「ん゛!? おごおぉぉぉぉぉぉぉ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」
屈強な男神はオレの前で射精と失禁と脱糞を同時に行い、気絶した。
いや、シンプルに汚ねぇなおい。
「えっと、これは?」
「時間停止中に受けた攻撃が蓄積され、解除した瞬間一気に襲ってきたのですよ。」
(あぁ~、時間停止モノでよくあるアレねぇ……)
オレは何とも言えない表情を浮かべ、再びアイオーンと共に歩き出した。
オレは隣を歩くアイオーンに話しかける。
「ええ、それなりには。」
「それは良かった。オレはあと一回しか戦えないみたいだし。」
オレは肩をすくめる。
「少々思い違いをしていらっしゃるようですが、あなたは全く戦えないという事はありませんよ?」
「え? オレの普通の攻撃なんて神には効かないんじゃないんすか? だからこそスカト・ロジーはオレに神殺しなんてものをわざわざ与えたんじゃ……?」
「確かに神を相手にすれば、あなたの通常の攻撃は威力半減です。しかしあなたのその武器は仮にも神が作り出した一級品です。全く効かないという事はありませんよ。」
(一級品ねぇ~……)
オレはオ○ホに目をやる。
(もうちょいカッコいいやつ作れなかったのかよ。)
「じゃあなんでわざわざあいつはオレに神殺しなんか与えたんすかね?」
「おそらくそれが絶対に必要になる時がくるからでしょうね。スカト・ロジーは試練と祝福を与える神ですから。」
「……ひとつ気になったんだけど、スカト・ロジーは第一世代の神だったんすよね? それなのになんでオレに自分たち第一世代の神を殲滅させるように仕向けたんすかね?」
「スカト・ロジーは第一世代の初期の神であるため、思考が比較的まともなのです。」
「他の神はまともじゃないんすか?」
「まともではないのは第一世代初期の神から派生した第一世代後期の神です。」
「派生?」
「はい、第一世代後期の神は、第一世代原初の神であるヒャク・ニンギリの力によって生み出された神です。」
「神界のトップの奴か……」
「えぇ、彼の絶大な力によって後期の神は誕生しましたが、所詮はスキルで創り出した紛い物。まともな思考・言動の神は生まれませんでした。」
「……神がまともじゃないってやばいんじゃないんすか?」
「えぇ、まともではない神が飽和している現在の神界は非常にまずい状況です。だからこそそれを分かっているスカト・ロジーは神界の変革をあなたに託したのではないでしょうか。」
「いろんなこと押し付けてくるなぁ、あのジジイは。」
オレがふと前を見ると誰かがこちらに接近してきていた。
「【索敵】が自動起動します。前方80メートル、敵の接近を感知しました。」
頭に電子音が響く。
「ぐぅっ……!」
オレは頭を押さえる。
「くっそ、自動で発動してんじゃねぇよ、こっちは頭痛くなるんだよ!」
オレは脳内に響く電子音に悪態をつく。
「来ましたね。あれは第一世代後期の神、ヴァキューム・ベーゼですね。」
「それで、どうするんすか?」
「まずは私に任せてください。」
そういってアイオーンはオレの前に出る。
「時よ、止まりなさい。」
アイオーンがそう呟いた瞬間、背筋に悪寒が走る。
視界が一瞬揺らいだ感覚があった後、あたり一面が淡い青色に包まれていた。
そして、接近していたヴァキューム・ベーゼは片足を上げた状態で動きを止めている。
いや、オレ達二人以外の世界全体が止まっているようだ。
「えぇ……強すぎね?」
オレはアイオーンの方を見る。
「いえ、この技を発動している間、私は身動きひとつとれません。ですので、今のうちにあなたがあの神を攻撃してください。」
「あ、あぁ。」
オレは完全に停止しているガタイの良い男神に近寄っていく。
「攻撃っていってもなぁ……オレにはコイツしかない訳だが……」
そう言ってオレはオ○ホを取り出す。
「とりあえずシコっとくか。」
オレは男神の服を剥ぎ取り、直にオ○ホをセットする。
(う~ん、なんだろう、この罪悪感と虚無感は……)
オレは右手で上下運動をひたすら繰り返しながら何となく虚しい気持ちに包まれる。
「あ、スキルとか使うと有効打になりますよ。」
後ろからアイオーンが助言する。
頭痛くなるし、あんまスキルは使いたくないけど……
「まぁ、アイオーンも頑張ってくれてる訳だしな……やるか。」
「【色欲調整】を使用します。」
電子音が響く。
オレは手を動かし続ける。
百回くらいはシコっただろうか。
「こんなもんでいいか?」
オレは後ろのアイオーンに声をかける。
「十分です。時間停止解除!」
アイオーンがそう言った瞬間、青色に霞んでいた世界に色が戻ってくる
と、同時にオレの視界をおびただしい「白」が埋め尽くす。
「ん゛!? おごおぉぉぉぉぉぉぉ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」
屈強な男神はオレの前で射精と失禁と脱糞を同時に行い、気絶した。
いや、シンプルに汚ねぇなおい。
「えっと、これは?」
「時間停止中に受けた攻撃が蓄積され、解除した瞬間一気に襲ってきたのですよ。」
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オレは何とも言えない表情を浮かべ、再びアイオーンと共に歩き出した。
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