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異世界転移編
29話 アンチマジック
しおりを挟むヴォォ──!!!!
大量の魔王軍の後方で指揮を取る一体のゴブリンメイジは大声で張り上げた。
「メイジ隊!緊急命令だ!!!!」
ヴォォ──!!!!
1匹のメスオークメイジであるソニ。
彼女はこの数十の小隊が並ぶ魔法隊の長である。少し前までは順調に人族を追い込む事ができており、もはや次の攻めるべき場所すら考えていたほどだ。
だが。彼女の表情は、強張るなんてレベルをとうに超えているほど⋯⋯予想外の襲来に驚きで絶句していた。
その顔はーー恐怖?驚き?なんともいえない。
先程から聞こえる燃え上がるような爆音は、実際に聞こえる音ではない。
たった一人から流れ出る莫大な魔力と未知のエネルギーから発せられるーー大海のような力の奔流。
ヴォォォォ──!!
'マズイ'
これは、まずい。何よ?これ?
ソニが周りを見ると、嵐が此方へと飛んできている。
'あれは⋯⋯瓦礫?'
飛んでくる様々な物体を必死に撃ち落とす魔物達。
『お前ら!!!!風魔法で抵抗量を上げろ!!』
『無理です!隊長!!』
'ダメだ'
『お前ら!!』
飛んでくる飛来物が正面から魔物達へと衝突する。勿論、一つや2つくらいなら全く問題にはならない。だが、粉々になっている建築物なんかの飛来物は数千から万程。そんな量、魔物であっても防ぐのは困難。
数カ所から同胞の悲鳴と魔法陣が破られる音が聞こえる。
冷静にこの状況を傍観するソニ。
まずい⋯⋯陣形が乱れ始めている。それよりも。
ソニが異常なオーラを放つ人族へと目を向けた。
あの人族は⋯⋯何?
ソニの目に映る男の人影は、まるで人族の皮を被った魔王。大海流す、大量の力をもった人族。
「全員、聞いて!!」
張り上げたソニの号令に全員が目を向けた。
「中級魔法の用意を!上級が使える者は上級魔法の用意してちょうだい!」
そんなソニの指示に動揺が起こった。
そもそもの話をすれば、この侵攻の目的ーー。
それは人族の拠点に自分達の拠点を築く事だった。
魔族から見ても、人族の建築という分野においてはーー圧倒的な隔たりがあった。
確かにレベルの高い魔物もいる。しかし人族の足元にも及ばない。
人族が作る洒落た配置や繊細な動きは魔族達にはとても難題だった。
そこで今回の侵攻はーー人族の拠点を最初に出来る限り原型を留めたまま逃して参考にしつつ、捕虜という形を取って人族の動きを問い正し、自分達のものにする為だった。
その為あまり攻撃という手段を取るわけにはいかなかった。
しかしーー今はそんな場合じゃないというのはソニの中で明白なものになった。今、根底から戦力差を覆しかねないとんでもない覇気を放つ人族が先に立っているからだ。
「しかし、ソニ隊長!」
「分かってる!だけど⋯⋯」
目の前の燃え上がる爆音にソニは当てられている。
目を丸くし、言葉も中々出ない。特に魔力を感じやすいソニの瞳は。
「詠唱ーー開始!!」
後方頭上には魔法陣が大量に浮かび上がり、それはそれは果てしないと思うほど。
『我が道を阻む者を全て消し去れーー』
'詠唱が終わった。すぐに撃たせなければ'
見上げれば完全にオーバーキルと言える魔法の量。だがソニの表情は明るくなることがない。
先にいる人族に効くのか?と必死に頭の中で考えを巡らせるソニ。
◇◇
「よぉ⋯⋯アレク、元気してたか?」
「そんなに⋯⋯経っていませんが」
'確かにそうだった。いかんいかん'
「そうだったな。それに、結構やられてるじゃねぇか」
ガゼルは背後に首を向けながらクスッとした口調で言葉を投げかける。
そして、近くで聞いていた住民達はガゼルの登場に目をぱちくりさせている。
⋯⋯理由は簡単。
この少年が強いのか弱いのか。そして、なぜこんなにも余裕そうな態度を取るのか全く理解できていなかったからだ。
「少年!」
大人の男性が一人、ガゼルに対して呼び掛ける。呼ばれたガゼルは背後をへと身体を向けた。
「なんだ?」
「あ、あんたは⋯⋯一体何者だ!助けに来てくれたのか?」
「そうよ!もしかして騎士団の諜報員とか!?」
「⋯⋯」
住民達が少ない希望を胸にガゼルに対して大勢言葉という言葉を投げかけている。
騒音にも聞こえる住民達の声を、ガゼルはたった一言で終わらせた。
「別にそもそも助けに来た訳じゃない」
静まる住民達。アレックスや他の冒険者までもが動揺を隠せないでいた。
本気で言っているガゼルの瞳を見た住民が再び声を上げた。
「じゃ、じゃあ⋯⋯なんの為に!?」
そう言葉を発するのと同時にーーアレックスの頭に手のひらを優しく乗っける。
「コイツらを⋯⋯助けにきた」
「⋯⋯!」
アレックスはガゼルを見上げる。
「俺は、別にお前らを助ける為に命を賭けるような人族に見えねぇし、断ったら断ったでーーどうせ罵声やら恥だなんだって言ってくるような都合のいい奴らだろ。そんな同胞⋯⋯救ったところでって所があるだろ」
ガゼルの言葉に動揺して黙る住民。
だがガゼルは言葉を続ける。
「それに、どうせお前らが名のある貴族だったとして、力さえあればこうして友達くらいは助けようとするだろ?お前らの思考回路と全く一緒さ。俺は、街を救った愛弟子共を褒めてやろうときただけだ。回収するべき仲間もいるしな」
'金も馬鹿になんねぇし'
そう悪態をついて立ち上がった時、ガゼルは一つ思い出す。
「おい、アレク」
「はい?」
「リーナは何処だ?」
「⋯⋯⋯⋯」
「アレク?」
二人の会話が続いているその隣でーードーグが必死に唇を噛みしめている。ガゼルの視線が一瞬入ったところで、すぐに察した。
「リーナは?死んだのか?」
「⋯⋯魔力暴走です」
'渚、魔力暴走は?'
ガゼルが質問をかけるとすぐに渚から解説が入る。
'つまり、魔力暴走は⋯⋯体内にある魔力回路を焼き切るって事か?'
『仰る通りです。残りの補填先は、その回路すら利用して使うということです。私には経緯は分かりませんが恐らく焼き切れているという事は、魔力暴走の典型的な症状であり、生存確率は20%を切っています』
「何処だ?リーナは」
「こっちです!」
ドーグが急いでリーナの場所へと走る。
預けた人達の前に到着した二人はすぐに押し黙るほどの衝撃を受ける。
「⋯⋯これが、魔力暴走か」
'酷いな、すげぇ異臭だ'
確認したところ、まだ奇跡的に死んでないらしいが、焼け焦げた人間の死体って感じだ。蒸気が微かに空へと少しずつ上っていっている。
一瞬怒りが脳内を掛け巡ったが、ガゼルはポケットに入っているスマホからエリクサー取り出した。
'いけるよな?渚'
『その問いの感情を読み取る限りではYESです』
腰を落として、リーナの首を軽く飲みやすいように動かす。
「熱っ!」
「ガゼルさん!」
「悪い悪い」
思わず熱くて手を離しそうになっちまった。
そのままガゼルはエリクサーの蓋を開けてリーナの口に流し込んだ。
ゴク、ゴクと瀕死ながらも飲み込むリーナ。
ある程度飲み終わったタイミングでピカッとリーナの体が光り輝いた。
一瞬何があったかを理解するのに1.2秒掛かったが、すぐにリーナに何があったかは理解できた。
焼け焦げた体は凄まじい速度で吸収されるように焼け跡が消えていき、下から一気に再生されていく皮膚。
そして元々美麗なリーナの顔が最終的には元通りに修復されていった。
これには、ドーグやアレックス、そしてその他の見ていた住人や冒険者たちが目を丸くしながらその驚異的な効果にあり得ないと全員の目が物語っていた。
神級アイテム、そして伝説といわれたポーションーー"エリクサー"。
その価値は国の大富豪であっても入手困難で、見つけたらその生涯を約束されたと言っても過言ではない歴史上でも稀な神級アイテム。
下手をすれば、このアイテム一つで戦争が起きてもおかしくない程の一生に1度しかない本物のポーション。
それを何故か一介のよく分からない少年が持っていることに全員が驚き、そしてーー目の前現象に納得するしかなかった。
⋯⋯これは本物のエリクサーだと。
じゃなければ、魔力暴走が起こったこの少女の体が完全に修復されるなどありえない。
『おい、あれって⋯⋯』
『しっ!声に出しちゃだめ!』
住人達のヒソヒソ声があちこちから聞こえてくる。
「⋯⋯⋯⋯」
'私は、死んだのかしら?'
一人の少女がゆっくりと。そして、女神のように両目を開けた。
'あれ?生きてる?'
そんな中、リーナは視界にいる一人の男を見て何かを察した。
「おはよう⋯⋯ございます、ガゼルさん」
「おう、おはようさん。お前のおかげで、何とかなったぞ」
'そう⋯⋯良かった'
「これはどういう事でしょうか?何かの魔法?か何かなのでしょうか?」
「ん?これはエリクサーだ」
うん。⋯⋯エリクサーね。
、、、え?
「え、え、エリクサー!?」
「お、おいどうしたんだよ」
あまりの声量に後ろへと仰け反るガゼル。
「エリクサーって、あの?」
「あぁ、あまり大きくはしたくないから⋯⋯内緒な?」
唇に人差し指を当てて色気全開で嬉しそうにそう話すガゼル。
「な、なんてお礼を言ったらいいか」
「愛弟子の頑張りに答えないといけないからな⋯⋯その恩恵ってやつだ」
'アレク⋯⋯貴方、いい師匠に出会ったわね。勿論私も'
「あっ」
リーナはそのまま持ち上げられてそのまま流れるようにドーグに手渡すガゼル。
「こっちのリーダーにも飲ませてやらないとな」
「⋯⋯!?」
「⋯⋯!!?」
『⋯⋯!?』
思わず全員が目が飛び出るんじゃないかといくらいの驚きを目にした。何故か少年の懐からもう一つエリクサーが出てきたからだ。
全員の視線は不思議、無抵抗でいよう、下心⋯⋯このどれかだった。
少年の価値は、全員が思っているよりも遥かにヤバイ物だと全員が把握した瞬間でもあった。
この先。
今から数百年、何世紀も先に出てくる歴史の教科書にこの男の名前が刻まれた最初の出来事だった。"トラシバの英雄"という最初の偉業が。
「し、師匠」
吐息混じりに必死に伝えようとするアレックス。
「大丈夫だ。命に変えられん」
そう言ってエリクサーを飲ませ、アレックスも元通り。
立ち上がったガゼルは、チラッと背後へと向き一言残した。
「いいか?あくまでみてくれや負傷箇所は修復できたが、精神という領域は決して戻っているわけではない。魔力を回復したとはいえ、すぐに動けるものじゃないからーーお前らは黙ってここで待っておけ」
「師匠!!」
アレックスは必死に手を伸ばした。
しかしガゼルという男はそのまま優雅に歩いて向かって行った。
⋯⋯たった一人で戦場に。
コツ、コツ。
「⋯⋯ん?お前は」
先に進んだガゼルの視界にはーーゾルドとコウラの姿があった。
「時間稼ぎは終わりだな!?撤収だ!撤収!」
ガゼルが来たことに驚きつつも、すぐに剣をしまって帰ろうとするゾルド。
「ちょっと待ってくださいよゾルドさん!」
急いで帰ろうとするゾルドとそれを追っかけるコウラ、そして進むガゼルがすれ違う。すれ違いざま⋯⋯ゾルドとガゼルの目がバッチリ合っていた。
「⋯⋯」
「⋯⋯」
⋯⋯コツ。
すれ違って2,3歩。綺麗に二人は足を止めた。
「良いだろ?」
「あぁ、ここまでご苦労だったな。アレクの代わりに戦っていたのだろう?」
「そうだ。俺みたいな脇役にできる事はーーこういう事しかないんでね」
「⋯⋯」
ピィーン、ボウッ。
ガゼルがタバコに火をつけ、一吸いする。
「人は」
「⋯⋯?」
間を置くガゼルに対して、首を傾げながら困り顔で返事をするゾルド。
「人は、間違いを犯す。いつの時代、いつの世界であろうと。だが、肝心なのはその後である」
「⋯⋯」
「どうなったかは知らんが、お前に救いある人生とやらを」
「ハッ、らしくねぇ事を言いやがる」
「こういうのは言っておかねぇと、後で忘れてたら可哀想だからな」
「⋯⋯脇役はさっさと帰りますよ」
「まっ、元気でな」
「あぁ」
歩き去ろうとしたゾルドの前にはーー拳を突き出すガゼルの姿。
'まさか、あの化物みたいな奴と拳を合わせる事になるなんて'
互いに鼻で笑いながら拳を合わせ、すぐにゾルド達は離脱する。
「今日は随分と戦う事が多いな。飽きる事はないが少々退屈になってきたな」
『ギェッッッ!!』
『グラァァァァ!』
少し先から、ガゼルに向けて威嚇の騒音が聞こえる程大量の魔物達が吠えている。
⋯⋯そこへ、少年は煙草を吸いながらゆっくりとした歩行速度で進む。
口に咥え、一吸い。
「魔王軍ってのは、こんな弱いものなのか?数だけしか強みが無いのか?少なくともステータス社会において、魔物とはかなりの強さを持つはずだが」
'それか何時でもやれるぞというどっかの北○○みたいな感じか?'
「ふっ、いずれにしろーー街を壊したお代は戴かないといけないな──命という対価はいただくが」
'⋯⋯ん?'
その時、視界が小さいモノから大きいモノまでの沢山ある魔法陣が視界を埋め尽くしている。ガゼルは予想外の量に目を丸めた。
「おぉ⋯⋯こりゃビックリだな」
手を額につけながら左から右へと流し、楽しそうに見学している。
'こんな場合じゃねぇな'
さて、どうしたもんかな⋯⋯。
'渚、当たり前の事を忘れていた'
『どうかされましたか?』
'ここは地球じゃなかった。魔法があるんだったよ。遠距離物が多すぎて対処できん。舐めプし過ぎたようだ'
ここに来てしっかり忘れていた。
ここは異世界。魔法について何も学んでいなかった。まぁまだ一ヶ月も経ってねぇんだから仕方ないっちゃ仕方ねぇんだが。
'あれはなんだ?リーナがみせてるファイアランスとはまた違うよな?'
燃え方とか待機している魔力の量が桁違いに多い。確かにあんなのを放てば魔物は殺れるだろう。
『マスター、あれは中級魔法のフレイムランスというものに、イメージの変化が加わって出来上がっている〈ブレイズランス〉とその派生系である〈ブレイズブラスト〉というものです。マスターならどうにかなるのでは?』
'というと?'
『マスターのレベルは既に魔法抵抗力が高い為、わざわざ避けなくとも排除出来るーー』
渚がそう言いかけた時、ガゼルはすぐに溜息をこぼす。
'ハァ⋯⋯いいか?俺一人ならさっさと殺ってる。渚の言うように、なんで俺がわざわざここで動かないかーーそりゃ後ろにいる奴らを無傷で終わらせる為以外にないだろう?'
『これは⋯⋯修正する必要がありそうです』
'やめろよーーたまに怖い事言うんだから'
『人間の感情は中々難しいです』
'まぁこれから学習時間なんて無限にあるんだから、一緒に学んでいこうぜ'
『ありがとうございます。次の機会には証明致します』
'いいっていいって。とにかくーー今はこの魔法という未知の力をどうにかしないといけねぇな'
『であればマスター、新しく手に入れた創造魔法を使用する事を推奨致しますーーこれを使わない手はないと渚は思います』
'創造魔法か⋯⋯面白そうだ'
今、俺は誰よりも魔法の知識がないとも言える。つまりーー俺に必要なのは。
ガゼルは真っ直ぐ腕を前に伸ばす。
「渚、イメージは出来た。補助を頼む」
『かしこまりました』
伸ばしたガゼルの全身から魔力が溢れる。その溢れた魔力が徐々に形を変えて結界のように薄い仕切りのような物がこのトラシバの街を囲う。
「詠唱完了!一斉ーー」
ソニが撃てと合図を出そうとした瞬間ーー突然目の前から薄い膜が迫ってくる。
「なっ!何!?」
両腕を交差させる魔物達だが、別に体が弾けたりダメージそのものを受けるということはなかった。
「んっ?何が起こっているの?」
困惑するソニを含めた魔物達。
だが、その数秒⋯⋯魔物達の表情は一気に様変わりする。
『隊長!!魔法が使えません!!』
『こっちもです!』
『こっちも!』
そんな声でいっぱいになる魔王軍魔法隊。
ソニは周りを見渡す。
'確かに⋯⋯待機してあった魔法まで全て消えてる'
やってくれたわねーーあの人族っ!!私達の存在が殺されたようなものじゃない!
「誰か、急いでこの情報を前の前衛部隊に送って!恐らく魔力を封じるアンチマジックエリアが発動されたって!」
「了解しました!隊長!」
「創造魔法ーー'アンチマジックエリア'」
制服を靡かせながら魔物達へと向かってそう呟くガゼル。
「どうだ?これなら条件は一緒だ。後はーー」
数歩前へと進むガゼル。
⋯⋯そしてそのまま、凶悪な笑みを浮かべながら煙草を捨てる。
「全くらしくない⋯⋯異世界で魔法無しの戦い。おもしれぇと思わないか?魔物共」
荒い口調で笑いながらそうこぼすガゼル。
「さて、時間もあまり無いだろう。行こうか」
ゆっくり、一歩一歩進むガゼル。そして徐々にだが⋯⋯歩く速度が変わっていく。また数歩すると今度は駆け足に変わり、最後はーー走り出して地面を蹴り上がって戦闘狂のように顔を歪ませながら魔物達へと殴り込みに行くガゼルだった。
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