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異世界転移編

19話 商業ギルド

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「ここか」
「おそらくそうだと思います」

現在、商業ギルド前に二人は立っている。最初はかなり歩くかなと思っていたガゼルだったが、意外とそんな事ないという情報を冒険者ギルドに寄って得た事ですぐさま二人で歩いてここまで来たのだった。

 冒険者ギルドとさほど差はない外観ではあるが、ギルド内に入っていく者達の風貌を見れば差が分かるだろう。明らかに戦う気すら見えない細身の男。そしていかにも文学でも研究してそうな風貌の男性が数人入って行っては⋯⋯大量の書類やら色んな見たこともないような物を持って出てくるのをガゼルは見ていた。

'ああいうのが珍しいとされる鉱物⋯⋯か?'

キラキラ紫色に光る10cm程のクリスタル。だが光ってはいるが、何処か嫌な感じを思わせるような禍々しい光。

'鑑定'
────────────────────
名称ウングアルク(レア度上級)

魔物が嫌いな強力で濃密な魔力を秘めている特殊な鉱石。主にこれ一つで魔物避けの効果を生むことができる。そしてそれとは別に希少な鉱石であり、その姿を滅多に目にする事ができない為かなりの高値で取引されている。
─────────────────────

'魔物避けの効果を持つ鉱石か'
なるほど、強くない貴族達の家周りや馬車なんかに乗せておけばかなりの労力を削減できるということか。

'はぁ、それにしても⋯⋯面倒くさ'

本当は奴隷商に行きたかったところだが、先にギルドに来たのは、地球でも同じ⋯⋯おそらくこういうところでは販売する為の許可証みたいなものがあるはずだとすぐに頭に浮かんだからだ。用意して販売ができなかった場合──全ての意味がなくなるからだ。本当色々面倒くさい。まためんどくさい事にならないといいが。

そのままガゼルはギルドの扉に手を当てて中へ入っていった。

『⋯⋯⋯⋯』
『⋯⋯⋯⋯』

周りの視線がガゼルとセレーヌに集まる。

『おい、あの二人組はどこの者だ?』
『分からない、新参者か?』

全くこの辺では見かけない絵柄に精巧な作り、そして色味やその他素材も全く見覚えのないものばかり。全員の視線を集めるガゼルと隣にいる美少女であるセレーヌに対しても視線が集まっていた。

そんな中、ガゼルは直で受付の列へと並び、順番待ちをセレーヌと一緒にしていた。

「あっちと一緒でかなり待ちそうだな」
「そうでしょうね。こっちは色々細かい事も取り扱いますし、かなり時間を取られると思いますね」
「そしたらさ、しりとりでもしない?」
「しりとり?ですか?」

ポカンとしながら首を傾げるセレーヌ。

「知らないのか⋯⋯そしたら何するか」
「ご主人様の話が是非聞きたいです!」
「えぇ~?そんな面白い話なんて無いぞ?」
「絶対面白いですよ!」

全く引こうとせず、聞く体勢に入っているセレーヌに苦笑いを浮かべながらも面白い話でもするかとガゼルは鉄板な過去の面白い話を始めた。


**
順番待ちも無事に終わり、受付の前へと立つガゼル。

「ようこそ!商業ギルドトラシバ支部へ!」
「ああ、よろしく頼む」
「今回はどの様な用件でしょうか?」
「あぁ、システムが分からないから聞きに来たという感じだな。具体的な話だが、街の露店販売をしたいと考えている。おそらく販売する為には権利書というか⋯⋯許可証のような物が必要なのか聞きたくてな」
「あぁ、なるほど!許可証の発行ですと金貨5枚程かかりますが宜しいでしょうか?」

大体大学生ほどで、風貌は看板娘と思うような女性だが、笑顔で中々エゲツない事を満面の笑みを浮かべてそうガゼルに言いのけた。

'は?'
素で驚きながら瞬きしているガゼル。

今なんつった?5枚?銀貨じゃなくて金貨だと?
それに5枚!?許可証の発行でか!?

内心イライラを募らせるガゼルだったが、こんな事で苛ついていては迷惑になると考えて素直に縦に頷いた。

「かしこまりました。お名前を伺っても?」
「ガゼルだ」
「え!?貴族様ではなく⋯⋯ですか?」
「あぁ」
「え?本当に違うのですか!?」

担当の女性が前のめりになりながら信じられないといった顔でガゼルを見上げている。対してガゼルは全く理解できないと首を傾げた。

'なんだ?なんで俺が貴族に見えるんだ?'

ガゼルが内心困惑していると、受付嬢の大声を聞いていた周りの人間の視線がガゼルへと集まる。そしてガゼルを見た数人が思い出したようにコソコソと会話しているのがたまたまガゼルの耳に入ってしまった。

『そういや先日冒険者ギルドで凄い物音しただろ!?あれあの男らしいぜ!』
『え?そんな凶暴な冒険者がなんの用でここに来たんだ?』
『さぁ⋯⋯?』

'まじかよ'
つい昨日一昨日の話がもう広がってるのか。俺達人間はそういうのが大好きだとは理解してはいるが⋯⋯ここまでとは。娯楽が無いからは知らんが──異世界恐るべしだな。

「あーはい。それでは必要事項をお書きください」

ドンッ!と机の上へ乱雑に書類とペンを投げ、興味がなさそうに見下ろす受付嬢。

「あ、ああ」

ガゼルはあまりに変貌した態度にドン引きしながらも口調は変えずに記入を始めた。

'わ、わかり易過ぎる'
露骨すぎるだろ!?なんかめんどくせぇ奴だな。いくらこの世界が大変だと言っても限度があるだろう?そもそも、高貴であられる貴族の男がこんなクソみたいに態度を変えるような奴に引っかかるか疑問すら覚えるがな。まぁ今はそんな事はいいか。

そのままガゼルが書類に記入し終わり、書類を提出し確認作業に入った。しっかり目を通し終わった最後、「許可証とは別に貸出料で売上の4割を頂きます」と笑顔でガゼルに言い放つ。

'へっ?'
ガゼルの顔が今までにないくらいの変顔を見せていた。

許可証で50万~!?そんで売れた利益の4割だろ!?そんなのはねぇだろ。しかも永久的だもんな。

⋯⋯ありえねぇ。そんな事せずともギルドは儲かってるはずだ。はぁ、クソッタレが──テメェが儲かる為に人を喰い物にしようってか?そうはいかない。

薄ら笑いを浮かべるガゼル。そのまま少し下手かな?というレベルのまま丁寧な口調で質問を始めた。

「例えばなんですが」
「はい」

ガゼルが街の外の方角へと指をさした。

「少々平民の私には、金貨5枚を払っている以上⋯⋯利益の四割など到底払う事ができません。そこでなんですが、一つの例として街の外で売るとなると貸出料は発生しませんよね?」

清々しい笑みを浮かべながらそう話すガゼル。

「ぷぷ、ガゼル様正気ですか?別に構いませんよ?」

明らかに馬鹿にしている舐めた両目。そのうざったい表情から発せられるクソほど殺意が湧くようなキンキンとした声。並の人間なら怒りが湧き、殴りかかっていたかもしれない。

だが、ガゼルは全く通じていないかのようにヘラヘラしながら口を開いた。

「了解だ。ちなみなんですが、これはギルドの総意●●であり、守るべき掟●●●●●ということでいいんですよね?」

受付の女性は一瞬動揺を見せたが、すぐに切り替えながら続ける⋯⋯イケると思う相手を間違えながら──「はい!構いません!」と元気よく言葉にしながら。

'随分余裕そうだな~'
ライターの開閉音が響く。そのまま火を点けて目の前にいる受付嬢を可哀想な人間を見るような目で見下ろしているガゼル。

'可哀想にな'
ぶっちゃけ俺はスキルがあるから⋯⋯正直全く困っていない。

 昨日、そのまま横にはなったが、眠りにつく前までに基本魔法とかその辺の異世界転生した奴なら通りそうな優秀なスキルや見たことないような珍しいスキルを取れるだけ取っておいた。中でも一番有用だと感じたのは2つ。まぁ俺自身──魔法で戦うつもりがほとんど無いから後回しにはなるんだが。まぁまず一つは契約魔法だ。ちなみにレベルは3まで上げた?⋯⋯ていうか勝手に上がった。そしても一つは言霊。

 言霊がキーになったようだが、レベルが上がったことによってこの2つが統合され、言霊契約魔法というまんまじゃねぇかと思うような便利なスキルへと進化した。

 この異常なスキルの内容は「この魔法で契約された内容は絶対遵守される」,「そしてもし契約が切れた場合尋常じゃないダメージと精神が危ない」という感じの内容だった。これは常時自分の任意のタイミングで発動できる為──こういう言った言わないという簡単な時はすぐに解決ができるわけだ。

 まぁ察しているだろうが、話す少し前から用意はしていたし、今のコイツの発言で契約は無事成立だ。

 ちなみに他に取得したスキルは無詠唱は流石に手に入れられていないが、詠唱破棄なら手に入れた。あと大事なモノといえば、「結界魔法」というのを取得した。地球で言うところの結界師に近いモノだ。それが魔法という力によってファンタジーっぽくなっているだけだ。そしてその中の「サンクチュアリ」という魔法を使えば⋯⋯一切魔物が発動領域内に入る事は無い。

魔物が苦手な聖魔力的なアレで浄化されちまうからだ。そこはなんとなくで行こうぜ。

まぁとにかく、これで9割方俺が勝ったと言っても過言じゃない。そんで住民権的なのも無いし。コイツ、本当にこの状況を理解して言っているんだろうか?外で無料で店を開き、街の人が買いに来るんだ⋯⋯困るのは俺じゃない──コイツらを含む沢山の人間達だ。

ガゼルの口元が少し綻ぶ。

「失礼、一応確認なのですが──受付をしていらっしゃる貴女のお名前は?」
「ミーシャと申しますよ?」
「そうですか────契約ゼクト

ガゼルがそうボソッと呟くと、二人の頬に小さく紫色の魔法陣が描かれた。見ていた周りの人間達がざわつき、その現象にミーシャは明らかな動揺を見せる。

「が、ガゼル様?今のは何でしょうか?」
「ん?知っているかもしれないが──契約魔法だ。今ミーシャさんは言いましたよね?これはギルドの総意だと●●●●●●●●●●●。あくまでも俺だけが約束を守ってたとしても、貴女に勝手に約束が切られる場合がありますからね?困りますよぉ~?」

もっている灰皿にトントンと片手で灰を落とすガゼル。

「だってそうでしょう?確かめては無いですが、こんな高い料金で大手はいいかもしれませんよ?潤沢な資金力ですからね。しかし普通の人間がやろうと思ったら──あまりに敷居が高すぎる。これの他に土地と内装費⋯⋯考えだしたらキリがない。貴女はそんな一人の商売人であり、おそらくこの街に有益な事をしようとしていた若者一人を逃して⋯⋯挙句嫌われる訳ですからね」

最初からバレていたとミーシャ即座に反応し、ドンドン露骨に汗をかき始める。それを見ていたガゼルが、冷酷と言われても仕方ない瞳で上から冷たく見下ろしていた。

「⋯⋯⋯⋯」
「俺の住んでいた地域ではこう言われていました──やってもいいのは⋯⋯やられる覚悟のある奴だけだって」

小さく漏れ出る吐息とブルブル震える身体。

そうい言い放ったガゼルは周囲でコソコソ話している連中の声が聞こえ、すぐに耳を傾けた。

『あ、あれはS級冒険者並の力がないと出来ない契約魔法じゃないか!』
『そ、それは本当か!?』
『ああ!あれは約束が守られなかった場合魂ごと消滅するだとかなんとか』
『つまり──あのミーシャという受付はヤバいぞ!』

⋯⋯⋯⋯魂の消滅!?
まっ、まじか?聞いていないが?そんなヤバイのかよ!早く言ってくれよスキル説明!

く、くっそ⋯⋯ま、まぁ~いいだろう。

ガゼルは自然な作り笑いを見せながら──冷たい声色とともに口を開いた。

「ミーシャさん?宜しいですよね?」
「い、いえっ!!やはり賃料は1割でも⋯⋯×≠≠≧≧≧」
「あれ?先程は4割と仰っていましたよね?」
「そっ、そんな事はありませ──」
「いじわるな事を言いましたがもうゼクトは終わっています。その会話から契約しているので、ミーシャさんが嘘をついた事になりますよ?」
「んんっ!」

すぐに声を出すのを止めて両手で口を塞いだ。ガゼルにビビって声が出ないミーシャの元に──上から1人のおじさんくらいの年齢の男が降りてきた。

「⋯⋯んっ?ミーシャ?何事かね!?」

二階から降りてきた男がすぐにガゼルの目の前に走り、攻撃的な視線を向ける。

「はい?別に俺は何もしてませんよ?」
「うちのミーシャに何をした?明らかに顔色の調子が悪いじゃないか!」
「あー、それはこの方が許可証とは別に賃料を4割頂きますと俺に言ってきた為にゼクトを交わしたまでですよ?」

「はっ!?ゼクトだと!?」と動揺を見せながらミーシャについている魔法陣が目に入る。

「し、しかし、あれはひと握りしか使えないという。ミーシャ!何か言ってやれ!」
「ギルドマスター申し訳ありません」

ミーシャが気まずそうに謝罪の姿勢を見せる。だが、ミーシャに非がないと勘違いしているギルドマスターが必死に守ろうと声を荒げた。

「何がだ!?貴様⋯⋯ちょっと顔がいいからってウチのミーシャに変な事をしようとしているだろう!?帰りたまえ!」

'なんか、、酷い勘違いをしているなこのおっさん'

「あぁ⋯⋯おっさん。今から投げる質問にそのまま素直に答えてくれ。許可証の値段は?」
「許可証だと?金貨1枚と銀貨5枚だ!」
「ふむ。では貸出料は売り上げの何割だ?」
「2割だ!」
「そこの受付嬢が許可証は金貨5枚で貸出料は売上の4割だそうだが?」
「はっ!?ミーシャ!それは本当なのか!?」
「ちっ、ちがいます!!ギルドマスターはこの人に騙されてます!」

ミーシャの言葉を信じたギルドマスターが急いで二階へと向かう。

「ええい!警備を呼んでくる!」

'時間が勿体無い'

「なァ──おっさん?もう一度言うがいいのか?俺は確認の際⋯⋯ギルドの総意と考えていいんだな?と聞いてそうだと答えたんぞ?」
「な、なんだと!?」
「契約魔法には詳しいんだろう?なら分かっているだろう?もし嘘なら、今この場のやつら皆の前で言うといい。素晴らしい回答が待っているはずだ」

'こういう場合、意地でもついて行ってはならん'
行ったら最後──なんでもいいから変な理由で捕まるに決まってる。釘は刺しておかないと。

「くっ!」

ギルドマスターが真っ青な表情でミーシャに近付くガゼルから守ろうと走る。

「まぁいいがよミーシャさん?俺も鬼じゃねぇ⋯⋯それは刻んどいてやる。お前はこれから先──一生この魔法陣と共に生きて行くんだ。その度に思い出せよ?「私はお金の為なら人々から搾取しても問題ないと平気で思っているクソみたいな人間です」ってな。まぁ俺が何と言おうと、今後もこの話題で事実を言ったら大変な身なのはミーシャさんだからな。ただこれで分かっただろ?人生何が起こるか分からないぞ?お前から見たら大したことのないクソガキみたいな奴でも──喧嘩を売る相手くらいは選べるようなレベルに達しておく必要があると。まぁこれは警告だよ。テメェが──」
「ひっ」

突然ミーシャの視界が真っ赤に染まる。声も出ず、息苦しさだけが残り目の前に感じる威圧感が全身を支配した。対して冷酷な双眸を向けるガゼルが⋯⋯人差し指でミーシャに対して指をさした。

─「ねぇ?創一?」
─「なんだ?」
─「最近こういうのにハマっててさ!」
─「やめとけ。そんなのいいことねぇから」
─「え~!」

「テメェみたいなゴミ共のせいで人は簡単に壊れるし死ぬんだよ。これに懲りたら二度と同じ真似だけはすんなよ?クソ野郎が」

人差し指でミーシャの額を軽くパチンと弾き、セレーヌと一緒に外へと出ていった。


バタン。

「はぁ~、結局面倒事が1個増えただけじゃねぇかよ⋯⋯なぁ?」
「ご主人様?」
「どうした?」
「何もあそこまでやる必要がありました?」

辛そうなセレーヌの表情。ガゼルも何が言いたいかわかっている。

「俺は──」

掠れてるような小さい吐息混じりの声。ガゼルが晴れている空を見上げている。

─「いつか⋯⋯みんなでこうやって過ごせたらいいよね!」

「俺は、その一回で失った奴を死ぬほど見てきた⋯⋯陥れるのも、落とされるのも簡単に。だが両方共──下に行ってから二度と帰ってくることはなかった」

─「たす⋯⋯けて⋯⋯そ──」

悟っているようなガゼルの顔。

「人間は馬鹿だよな。だって、それをしたらどうなるって分かってるのにも関わらず──人は手を付ける。その後にどうなるかも分かっていながら」

眺めるガゼルに何も口にできなくなるセレーヌ。そして数秒後、ガゼルは静かに口を開いた。

「まぁ話せば色々あるが、要は俺達を下に見た上で金を必要以上に取ろうとしたやつってことだ。悪いが事情に同情して優しくする必要はないし、ソイツの人生を破滅させても誰にも文句は言わせないし、そいつの周りも平気で殺すような残忍な男だっていうのは忘れない欲しい。俺はお前が思ってる程決してイイヤツ●●●●ではないから」

ガゼルがそう言って足を進める。

「ご主人様⋯⋯」

'なんでそんな辛そうな顔でお話になられるんですか'

セレーヌはそう心の中で留めながらガゼルの背中を追っていった。
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