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二章
23話:私
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現実の戦いも佳境に差し掛かった頃。
精神世界の暗闇の中で、煌星は閉じていた瞳が開き始めた。
「あれ?」
周りを見渡すと、見える暗闇のような場所だった。視界が無いと言われればそんなことはないが、辺り一面は暗闇の中のはずだ。
そんな場所の中、煌星の目の前には一人の人影を見つける。
暗闇でもわかるシルエット。黄金髪の背の高い男。
何処か見覚えのあるようなないような男だった。煌星は思わず声をかける。
「あのっ!」
「⋯⋯⋯⋯」
隣についたと同時にナンパ男の如く声をかける煌星だったが、下から覗き込む自分が恥ずかしくなるほど⋯⋯その男から放つ覇気なのか、色気なのかはわからないが、とりあえず現実離れした容貌に思わずそこから声が発せられなくなったしまった。
やば、どうしよう!
そんなことを頭に浮かべていると。
「私は長い事生きた。何千何万、いや、もっとだろうか」
な、なんだ?急に喋り始めたぞ?
「沢山の人間と沢山の種族を見てきた。それこそ記憶が埋まるくらいには。だが⋯⋯どの者も顔にモヤが掛かる。多分記憶の領域のせいだろう」
あまりにも悲しそうな男の口調に、いつの間にか自分も隣に立って黙って聞き始めていた。
「自分の配下の顔も。
自分の事を好きだと愛情表現を示す者の顔も。
自分の事を敬い、崇拝する者たちの顔も。
どんな者にも顔にもやが掛かり、何にも価値がないと思っていた。
⋯⋯しかし」
少しの微風に長い黄金髪が揺れた。
靡く隙間に輝く黄金の瞳は、先程とは違って、魅了されたように。
はたまた恋した女のように。
目の前に現れたモヤのかからない存在が煌星にも感じ取れた。
「存在してきた長い人生の中で。どんな者も思い出せず、モヤが掛かる時間の中で。何故お前だけが私の中でそんなにも美しく、永遠に残る絵のように鮮明に映るのだ⋯⋯※※」
そう見つめる先には、沢山の人が並び、顔にもやが掛かっている中、たった一人だけ⋯⋯豪快に、そして満面の笑みを浮かべる一人の白髪の男がいた。煌星もいつもはモヤが掛かっていたが、何故か今回はそのモヤが無く、鮮明にその男が映った。
隣にいる黄金髪の男を見ると、眉は少し垂れ下がり、唇は微かに震え、男を恍惚とした輝きを宿した眼差しを向けてまだ喋り続ける。
「全てだ。※※。文字通り⋯⋯全て。私は時間経過と共に友も、配下も、敵も、慕う者も顔が思い出せない。だが、何千年、何万年経とうと──いつも思い出すのは⋯⋯懐かしいお前が笑う顔だけだ。何十万人という顔がいた中で、何故か思い出すのはお前の笑う表情と、こちらを見るその顔だけなのだ」
そう言うと煌星を見下ろす黄金髪の男。
少しの間と共に、男は続けた。
「そうは思わないか?私よ」
───
──
─
「⋯⋯ッ!」
目が覚めた? あれ?
何処までの記憶があるんだっけ?
確か、アイテムを使って⋯⋯激痛に襲われた所まではギリギリ⋯⋯。
そう思った瞬間、時間差で体が激痛に襲われた。腕は中に数百の蟻が蠢くみたいに何かが大量に走り、それが両手両足まで続いた。
起きたがしばらく何も考えることのできないまま、時が経った。時間にしてそれからおよそ一時間後。
「煌星?」
「⋯⋯友梨さん?」
次に目が覚めたとき、俺はやっと今いる場所がタワマンだということに気付き、心から安堵した。
「良かった。友梨さん大丈夫──」
「心配したっ!」
「うっふ!!」
おうふ。友梨さんの体当たりハグ。
「なんかビルの周りを警察とかが囲ってるって思ったら、倒れてる煌星がいるし、そしたら今度はSS冒険者が内密に来日して色々やらかす寸前だったって聞いたし、もう色々めちゃくちゃだったんだから!」
そうだったのか。
召喚したアルカ?は割としっかり働いてくれたようだ。
⋯⋯だがレビューの奴ら、お前たちは駄目だ。後でお説教タイムだ!
「とりあえずカネはあるし、ポーションとか買い込もうと思うんだけど⋯⋯」
「それは五香さんが大急ぎで発注してもう使ってる」
「え? その言い方だともしかして、結構日付経ってる?」
「そうだよ。もうあれから一ヶ月も経ってるんだから」
一ヶ月⋯⋯。経ちすぎだ。
今回がたまたまなのか、それともアルカの全盛期が悪かったのかは分からんが、やっぱり格上を召喚するには俺が弱かったというのが大きいパターンの様だったな。
──だが、その前に。
「心配かけてゴメン。看病ありがとう」
「⋯⋯うん」
自分は一人ではないのだと、理解出来るようになって⋯⋯はや数ヶ月。やっと察して人にこう言えるようになった。我ながら遅すぎる進歩ではあるが、少しずつ歩んでいこうと思う。
「というか煌星?」
「ん?どしたの?」
「ずっと気になってるんだけど⋯⋯なんかデカくなった?」
デカくなった? ⋯⋯これは罠か?
俺今フル◯ンか? え?ナニが。
「なんの話をしてるんだ友梨さん?」
「⋯⋯え? あぁ、主語が無かったよね。背の話」
⋯⋯背?
俺は思わず首を傾げた。そこまで大きくなかったはずだが、そんな大きくなったと友梨さんに言われる年齢でもない。
「わっかんない」
「えー明らかに変だよー、全身鏡持ってくる」
わざわざそこまでしなくてもいいのにと、俺は思っていたのだが⋯⋯
「マジだ」
「ね?」
⋯⋯大マジだ。なんかデカくなってる。
ちょっと痛い中ではあるが、なんとか立ち上がる。
すると驚いた。前が172,3ってところだったが、今は180は超えてそうだ。
「スタイル良くなるじゃん煌星」
「いや、本当にそれだよ」
180超えたらだいぶ良いだろ?
よしっ!これでカネで買えない身長をゲッチュ!! と心のガッツポーズは置いておいてっと。
「なんでこんな突然なんだろう」
「レベル上がったとか?」
それはない。ダンジョンにいたわけではないし、冒険者を殺してレベルが上がるわけ無い⋯⋯よな?そう信じたいのだが。
──ありそうなのが怖いところだ。
「一旦それはいいかぁー」
俺は自身のお腹から聞こえる素晴らしき生の漲りを鳴らす我がボディを愛でる。
「さて、ご飯食べたぁーい!」
とりあえずは一旦、ゆっくり休もう。
精神世界の暗闇の中で、煌星は閉じていた瞳が開き始めた。
「あれ?」
周りを見渡すと、見える暗闇のような場所だった。視界が無いと言われればそんなことはないが、辺り一面は暗闇の中のはずだ。
そんな場所の中、煌星の目の前には一人の人影を見つける。
暗闇でもわかるシルエット。黄金髪の背の高い男。
何処か見覚えのあるようなないような男だった。煌星は思わず声をかける。
「あのっ!」
「⋯⋯⋯⋯」
隣についたと同時にナンパ男の如く声をかける煌星だったが、下から覗き込む自分が恥ずかしくなるほど⋯⋯その男から放つ覇気なのか、色気なのかはわからないが、とりあえず現実離れした容貌に思わずそこから声が発せられなくなったしまった。
やば、どうしよう!
そんなことを頭に浮かべていると。
「私は長い事生きた。何千何万、いや、もっとだろうか」
な、なんだ?急に喋り始めたぞ?
「沢山の人間と沢山の種族を見てきた。それこそ記憶が埋まるくらいには。だが⋯⋯どの者も顔にモヤが掛かる。多分記憶の領域のせいだろう」
あまりにも悲しそうな男の口調に、いつの間にか自分も隣に立って黙って聞き始めていた。
「自分の配下の顔も。
自分の事を好きだと愛情表現を示す者の顔も。
自分の事を敬い、崇拝する者たちの顔も。
どんな者にも顔にもやが掛かり、何にも価値がないと思っていた。
⋯⋯しかし」
少しの微風に長い黄金髪が揺れた。
靡く隙間に輝く黄金の瞳は、先程とは違って、魅了されたように。
はたまた恋した女のように。
目の前に現れたモヤのかからない存在が煌星にも感じ取れた。
「存在してきた長い人生の中で。どんな者も思い出せず、モヤが掛かる時間の中で。何故お前だけが私の中でそんなにも美しく、永遠に残る絵のように鮮明に映るのだ⋯⋯※※」
そう見つめる先には、沢山の人が並び、顔にもやが掛かっている中、たった一人だけ⋯⋯豪快に、そして満面の笑みを浮かべる一人の白髪の男がいた。煌星もいつもはモヤが掛かっていたが、何故か今回はそのモヤが無く、鮮明にその男が映った。
隣にいる黄金髪の男を見ると、眉は少し垂れ下がり、唇は微かに震え、男を恍惚とした輝きを宿した眼差しを向けてまだ喋り続ける。
「全てだ。※※。文字通り⋯⋯全て。私は時間経過と共に友も、配下も、敵も、慕う者も顔が思い出せない。だが、何千年、何万年経とうと──いつも思い出すのは⋯⋯懐かしいお前が笑う顔だけだ。何十万人という顔がいた中で、何故か思い出すのはお前の笑う表情と、こちらを見るその顔だけなのだ」
そう言うと煌星を見下ろす黄金髪の男。
少しの間と共に、男は続けた。
「そうは思わないか?私よ」
───
──
─
「⋯⋯ッ!」
目が覚めた? あれ?
何処までの記憶があるんだっけ?
確か、アイテムを使って⋯⋯激痛に襲われた所まではギリギリ⋯⋯。
そう思った瞬間、時間差で体が激痛に襲われた。腕は中に数百の蟻が蠢くみたいに何かが大量に走り、それが両手両足まで続いた。
起きたがしばらく何も考えることのできないまま、時が経った。時間にしてそれからおよそ一時間後。
「煌星?」
「⋯⋯友梨さん?」
次に目が覚めたとき、俺はやっと今いる場所がタワマンだということに気付き、心から安堵した。
「良かった。友梨さん大丈夫──」
「心配したっ!」
「うっふ!!」
おうふ。友梨さんの体当たりハグ。
「なんかビルの周りを警察とかが囲ってるって思ったら、倒れてる煌星がいるし、そしたら今度はSS冒険者が内密に来日して色々やらかす寸前だったって聞いたし、もう色々めちゃくちゃだったんだから!」
そうだったのか。
召喚したアルカ?は割としっかり働いてくれたようだ。
⋯⋯だがレビューの奴ら、お前たちは駄目だ。後でお説教タイムだ!
「とりあえずカネはあるし、ポーションとか買い込もうと思うんだけど⋯⋯」
「それは五香さんが大急ぎで発注してもう使ってる」
「え? その言い方だともしかして、結構日付経ってる?」
「そうだよ。もうあれから一ヶ月も経ってるんだから」
一ヶ月⋯⋯。経ちすぎだ。
今回がたまたまなのか、それともアルカの全盛期が悪かったのかは分からんが、やっぱり格上を召喚するには俺が弱かったというのが大きいパターンの様だったな。
──だが、その前に。
「心配かけてゴメン。看病ありがとう」
「⋯⋯うん」
自分は一人ではないのだと、理解出来るようになって⋯⋯はや数ヶ月。やっと察して人にこう言えるようになった。我ながら遅すぎる進歩ではあるが、少しずつ歩んでいこうと思う。
「というか煌星?」
「ん?どしたの?」
「ずっと気になってるんだけど⋯⋯なんかデカくなった?」
デカくなった? ⋯⋯これは罠か?
俺今フル◯ンか? え?ナニが。
「なんの話をしてるんだ友梨さん?」
「⋯⋯え? あぁ、主語が無かったよね。背の話」
⋯⋯背?
俺は思わず首を傾げた。そこまで大きくなかったはずだが、そんな大きくなったと友梨さんに言われる年齢でもない。
「わっかんない」
「えー明らかに変だよー、全身鏡持ってくる」
わざわざそこまでしなくてもいいのにと、俺は思っていたのだが⋯⋯
「マジだ」
「ね?」
⋯⋯大マジだ。なんかデカくなってる。
ちょっと痛い中ではあるが、なんとか立ち上がる。
すると驚いた。前が172,3ってところだったが、今は180は超えてそうだ。
「スタイル良くなるじゃん煌星」
「いや、本当にそれだよ」
180超えたらだいぶ良いだろ?
よしっ!これでカネで買えない身長をゲッチュ!! と心のガッツポーズは置いておいてっと。
「なんでこんな突然なんだろう」
「レベル上がったとか?」
それはない。ダンジョンにいたわけではないし、冒険者を殺してレベルが上がるわけ無い⋯⋯よな?そう信じたいのだが。
──ありそうなのが怖いところだ。
「一旦それはいいかぁー」
俺は自身のお腹から聞こえる素晴らしき生の漲りを鳴らす我がボディを愛でる。
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