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第一章
47話:白炎
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それから村に戻った。
アスラたちには心配されたが、特に体に異常があるわけではなかったから問題ないと伝え、暫く寝た。
まぁ、なんとなく起きたら家に戻ったりするのかと思ったが、勿論そんな事はなく、無事アスラたちの家の中で目が覚めた。
「コウセイ、しっかりご飯食べるきぃ!」
起きてからすぐ俺は魔石を全員分配り、俺も食事を始めようとしたのだが⋯⋯何やらウォーヒューの皆が食事を譲ってくれる。
どうやら魔石の方が腹を満たせるということで、人間である俺は魔石よりも食べ物でなくてはならないことからみんなが優先的に俺へと食事を譲ってくれるのだ。
「ありがとう!」
こう見えても一応平静を保っている俺なんだが、目を覚ました直後から──異変が次から次へと起きている。
ヒュウウと黄金の光や、赤、青、緑色のカラフルな物が至るところから湧き上がっては植物に入っていったり、また逆も然りだ。
あとは、ウォーヒューのみんなの体内に宿る変な流れ、それとアスラに至っては、直感的にオドだと感じるモノが流れている所までしっかりとこの目に映っている事だった。
何かがおかしい。
しかしこの話はアスラとの会話でおおよその予想がついていた。
普通じゃないモノが瞳に映るということは、オドがしっかりと巡り、それを使えている証拠だということ。
俺はすぐにアルカにこの話を持ちかけた。
「コウセイも見えるようになったか」
「はい」
「そうか⋯⋯」
何やら様子がおかしい。
「どうかしたの?」
「いやはや、まさか儂の予想が正しいのなら、コウセイは特殊な人間なのかもしれないな」
「特殊⋯⋯?」
「そうだきぃ、人間はそんなオドを吸収できないと言われてきたきぃ。理由は色々あるみたいなんだきぃが、主な理由として、魔石を食べたりしないから体が慣れずに異常をきたすと儂の師から聞いたきぃ」
そうなのか。
まぁ、言われてみればそうか。
「俺は特殊なのか⋯⋯いいんだか悪いんだか」
「もしかしたらコウセイは⋯⋯」
「ん?」
アルカはそこで言葉を止める。
俺は続きを聞こうとしたが、アルカはそれ以上続きを言う事はなかった。
***
それからその日も修行に励んだ。
今回もオドの吸収率とやらが凄まじかったらしいんだが、初日と違ってもうあの記憶が流れることはなかった。
しかし妙な事に、アルカがドン引きするほどには周囲に流れるオドを際限なく自分の体に吸収してはそのとんでもない量を制御して体の中で巡らせる事が可能になっていた。
たった一度。
それもなんとなくで行ったやり方で。
初めは自分に才能があったと思ったのだが、今までそんな事はなかったので、多分アルカの教え方が良かったのだろう。
──いや。
もしかしたら、直であの記憶に映るあの男の動きがリンクしている可能性もあるかも?
俺があまりにも理解が早いということで、夕方前15時頃には修行を終えていた。
どうやらアルカがやってきた数年よりも、俺がやった数時間のほうが効率や伸びが恐ろしいほど凄いらしく、教えるというよりも変に失敗しないようにただ見守ることが役目になっているとアルカが苦笑いでそう食事の場で語った。
夕食を終え、そろそろ俺も戻るかどうかを考え始めたとき。
⋯⋯その事件は起きた。
──ピィィィ!!
突如村全体に響き渡る笛の音で全員が慌てて起き上がった。
俺も一人で瞑想を行っていた最中だった為、ビックリして急いで村の中央へと走る。
「何があったんですか!?」
「コウセイ! 無事か?」
「うん! それよりも!」
「わかんねぇ! 今それよりも、監視塔の奴らが大慌てだよ、今聞きに行ってる」
⋯⋯まさか、魔物の襲撃?
そんな事を考えていると、数人のウォーヒューがやって来て報告を始めた。
『げ、現在、ヤカルの村の連中が完全武装した状態でこちらに進軍しています!数、およそ200!』
200!? まじかよ!
「アスラ⋯⋯」
「分かってる、俺達は戦うつもりがないからこうして貧しくなっても離れたってのに。親父から話は聞いてるんだきぃな?」
「あぁ、大体の話は」
「そのヤカルってのが、侵攻をずっと推し進めているウォーヒュー武闘派の親玉ってことだきぃ」
おいおい同族を殺す気か?
「どうするつもりなんだ?」
「⋯⋯⋯⋯」
完全に沈黙してしまうアスラ。
すると背後からアルカがゆっくりとした足取りでやって来る。
「アスラ、お前達はここを離れるきぃ」
「親父?」
「元はと言えば、儂が先代から続く口訣を守り続けて来たことが原因なのかもしれないきぃ」
「そんな事はないよ!!」
アスラは珍しく大声でアルカの言葉を否定する。
「親父は正式な心法の継承者だきぃ! それをあいつらが勝手に悪用したのが悪いんだきぃ!! なんで親父がそんなことしないといけないんだきぃ!!」
「⋯⋯分かっておるわい」
⋯⋯あれ? きぃが無くなって。
「アスラ──儂の妻を、子らを頼むぞ」
今までにないアルカの覚悟決まった表情がアスラに向く。
「⋯⋯!! 違うんだきぃ!! 俺も戦うんだきぃ!」
「アスラ!!」
「⋯⋯っ!」
「儂も昔、戦いに明け暮れていた。同胞を守るために。だが、結果としてそれは⋯⋯なんの役にもならんかった。
儂も数え切れない程敵をこの手で葬ってきた。だからわかる──順番というのがあるんじゃ」
「⋯⋯順番?」
「いつか儂の言うてることが分かる日がくる。その時までに、こんな事が無くなっている事を儂は望む」
そう言い切った後、アルカは俺の方をチラッとみる。
「儂の愚息を頼む。気になっていたかもしれんが、本当はきぃという語尾は昔から続いている伝統なだけで、コウセイがいないときは普通の口調じゃった」
「⋯⋯え?」
あっ──。
「なんか、ありがとう」
「問題ない」
そうこうしている内に、進軍してくる最初の姿が少しずつ見え始める。
大量に甲冑の歩く音がドンドン大きくなっていき、思わずその凄まじい迫力に村人全員が後退りするほどだ。
「アスラ、早く皆を連れてここから真っ直ぐ逃げた先に非常用の通路がある! お前は私の息子だ、皆を導き、正しい村長としての道を歩め」
アスラは数秒呆然と立っていたが、すぐにアルカに背を向けて村人達に声を掛けて急いでこの場から消えていく。
「コウセイ、何をしている。アスラにも教えなかった心法をお前さんにだけは継承させたがのう、途中だけど」
「いや、ここは貴方にとって大事な場所なんでしょ?」
その表情を見れば嫌でも分かる。
名残惜しそうな顔だ。
「行かんか」
「いや、ちょっと今になって頭に変な光景が浮かぶんだ」
⋯⋯アルカは意味がわからないと首を傾げたが、俺の頭には何故かあの光景が頭から離れない。
天高く燃え上がるライオンのような鬣の白い炎。
「コウセイ!?」
オドが清浄されていればいるほど万物に干渉する。
それは全身だけではなく、あらゆる万物にすらそれは起こる。
瞳、髪、体、煌星の全身から突如純白の炎が湧き上がり、吹き出し、全身を覆う。
白い炎は周りにも影響を及ぼし、目の前に見える敵をも足を止める程だった。
『なんだ!?』
『あれは、人間!? 何故あの希少な人間がこの村に!?』
騒がしくなった中で、アルカの瞳は煌星の後ろ姿を見ていた。
瞬きを一回すると、煌星の姿は遥か昔、自身に心法を教えた師に姿が重なり、その師ですら、ここまで破壊力のある白い炎は出なかったであろう。
いや。
アルカは瞳を閉じた。
もしかしたら──。
瞳を閉じ、心の眼でそれを見れば、煌星の姿は⋯⋯かつて存在していた武神オルビスの姿すら明滅し、儂の心を昂ぶらせる。
まさか、人間がこんなにもオドを清浄させるとは。
これぞまさに──。
"原点にして頂点"
アスラたちには心配されたが、特に体に異常があるわけではなかったから問題ないと伝え、暫く寝た。
まぁ、なんとなく起きたら家に戻ったりするのかと思ったが、勿論そんな事はなく、無事アスラたちの家の中で目が覚めた。
「コウセイ、しっかりご飯食べるきぃ!」
起きてからすぐ俺は魔石を全員分配り、俺も食事を始めようとしたのだが⋯⋯何やらウォーヒューの皆が食事を譲ってくれる。
どうやら魔石の方が腹を満たせるということで、人間である俺は魔石よりも食べ物でなくてはならないことからみんなが優先的に俺へと食事を譲ってくれるのだ。
「ありがとう!」
こう見えても一応平静を保っている俺なんだが、目を覚ました直後から──異変が次から次へと起きている。
ヒュウウと黄金の光や、赤、青、緑色のカラフルな物が至るところから湧き上がっては植物に入っていったり、また逆も然りだ。
あとは、ウォーヒューのみんなの体内に宿る変な流れ、それとアスラに至っては、直感的にオドだと感じるモノが流れている所までしっかりとこの目に映っている事だった。
何かがおかしい。
しかしこの話はアスラとの会話でおおよその予想がついていた。
普通じゃないモノが瞳に映るということは、オドがしっかりと巡り、それを使えている証拠だということ。
俺はすぐにアルカにこの話を持ちかけた。
「コウセイも見えるようになったか」
「はい」
「そうか⋯⋯」
何やら様子がおかしい。
「どうかしたの?」
「いやはや、まさか儂の予想が正しいのなら、コウセイは特殊な人間なのかもしれないな」
「特殊⋯⋯?」
「そうだきぃ、人間はそんなオドを吸収できないと言われてきたきぃ。理由は色々あるみたいなんだきぃが、主な理由として、魔石を食べたりしないから体が慣れずに異常をきたすと儂の師から聞いたきぃ」
そうなのか。
まぁ、言われてみればそうか。
「俺は特殊なのか⋯⋯いいんだか悪いんだか」
「もしかしたらコウセイは⋯⋯」
「ん?」
アルカはそこで言葉を止める。
俺は続きを聞こうとしたが、アルカはそれ以上続きを言う事はなかった。
***
それからその日も修行に励んだ。
今回もオドの吸収率とやらが凄まじかったらしいんだが、初日と違ってもうあの記憶が流れることはなかった。
しかし妙な事に、アルカがドン引きするほどには周囲に流れるオドを際限なく自分の体に吸収してはそのとんでもない量を制御して体の中で巡らせる事が可能になっていた。
たった一度。
それもなんとなくで行ったやり方で。
初めは自分に才能があったと思ったのだが、今までそんな事はなかったので、多分アルカの教え方が良かったのだろう。
──いや。
もしかしたら、直であの記憶に映るあの男の動きがリンクしている可能性もあるかも?
俺があまりにも理解が早いということで、夕方前15時頃には修行を終えていた。
どうやらアルカがやってきた数年よりも、俺がやった数時間のほうが効率や伸びが恐ろしいほど凄いらしく、教えるというよりも変に失敗しないようにただ見守ることが役目になっているとアルカが苦笑いでそう食事の場で語った。
夕食を終え、そろそろ俺も戻るかどうかを考え始めたとき。
⋯⋯その事件は起きた。
──ピィィィ!!
突如村全体に響き渡る笛の音で全員が慌てて起き上がった。
俺も一人で瞑想を行っていた最中だった為、ビックリして急いで村の中央へと走る。
「何があったんですか!?」
「コウセイ! 無事か?」
「うん! それよりも!」
「わかんねぇ! 今それよりも、監視塔の奴らが大慌てだよ、今聞きに行ってる」
⋯⋯まさか、魔物の襲撃?
そんな事を考えていると、数人のウォーヒューがやって来て報告を始めた。
『げ、現在、ヤカルの村の連中が完全武装した状態でこちらに進軍しています!数、およそ200!』
200!? まじかよ!
「アスラ⋯⋯」
「分かってる、俺達は戦うつもりがないからこうして貧しくなっても離れたってのに。親父から話は聞いてるんだきぃな?」
「あぁ、大体の話は」
「そのヤカルってのが、侵攻をずっと推し進めているウォーヒュー武闘派の親玉ってことだきぃ」
おいおい同族を殺す気か?
「どうするつもりなんだ?」
「⋯⋯⋯⋯」
完全に沈黙してしまうアスラ。
すると背後からアルカがゆっくりとした足取りでやって来る。
「アスラ、お前達はここを離れるきぃ」
「親父?」
「元はと言えば、儂が先代から続く口訣を守り続けて来たことが原因なのかもしれないきぃ」
「そんな事はないよ!!」
アスラは珍しく大声でアルカの言葉を否定する。
「親父は正式な心法の継承者だきぃ! それをあいつらが勝手に悪用したのが悪いんだきぃ!! なんで親父がそんなことしないといけないんだきぃ!!」
「⋯⋯分かっておるわい」
⋯⋯あれ? きぃが無くなって。
「アスラ──儂の妻を、子らを頼むぞ」
今までにないアルカの覚悟決まった表情がアスラに向く。
「⋯⋯!! 違うんだきぃ!! 俺も戦うんだきぃ!」
「アスラ!!」
「⋯⋯っ!」
「儂も昔、戦いに明け暮れていた。同胞を守るために。だが、結果としてそれは⋯⋯なんの役にもならんかった。
儂も数え切れない程敵をこの手で葬ってきた。だからわかる──順番というのがあるんじゃ」
「⋯⋯順番?」
「いつか儂の言うてることが分かる日がくる。その時までに、こんな事が無くなっている事を儂は望む」
そう言い切った後、アルカは俺の方をチラッとみる。
「儂の愚息を頼む。気になっていたかもしれんが、本当はきぃという語尾は昔から続いている伝統なだけで、コウセイがいないときは普通の口調じゃった」
「⋯⋯え?」
あっ──。
「なんか、ありがとう」
「問題ない」
そうこうしている内に、進軍してくる最初の姿が少しずつ見え始める。
大量に甲冑の歩く音がドンドン大きくなっていき、思わずその凄まじい迫力に村人全員が後退りするほどだ。
「アスラ、早く皆を連れてここから真っ直ぐ逃げた先に非常用の通路がある! お前は私の息子だ、皆を導き、正しい村長としての道を歩め」
アスラは数秒呆然と立っていたが、すぐにアルカに背を向けて村人達に声を掛けて急いでこの場から消えていく。
「コウセイ、何をしている。アスラにも教えなかった心法をお前さんにだけは継承させたがのう、途中だけど」
「いや、ここは貴方にとって大事な場所なんでしょ?」
その表情を見れば嫌でも分かる。
名残惜しそうな顔だ。
「行かんか」
「いや、ちょっと今になって頭に変な光景が浮かぶんだ」
⋯⋯アルカは意味がわからないと首を傾げたが、俺の頭には何故かあの光景が頭から離れない。
天高く燃え上がるライオンのような鬣の白い炎。
「コウセイ!?」
オドが清浄されていればいるほど万物に干渉する。
それは全身だけではなく、あらゆる万物にすらそれは起こる。
瞳、髪、体、煌星の全身から突如純白の炎が湧き上がり、吹き出し、全身を覆う。
白い炎は周りにも影響を及ぼし、目の前に見える敵をも足を止める程だった。
『なんだ!?』
『あれは、人間!? 何故あの希少な人間がこの村に!?』
騒がしくなった中で、アルカの瞳は煌星の後ろ姿を見ていた。
瞬きを一回すると、煌星の姿は遥か昔、自身に心法を教えた師に姿が重なり、その師ですら、ここまで破壊力のある白い炎は出なかったであろう。
いや。
アルカは瞳を閉じた。
もしかしたら──。
瞳を閉じ、心の眼でそれを見れば、煌星の姿は⋯⋯かつて存在していた武神オルビスの姿すら明滅し、儂の心を昂ぶらせる。
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