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第一章
15話:一ヶ月の日々。
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ネ友にいる知り合いがいるんだが、毎朝日を浴びるのが怖いと言っていた。
理由を聞くと、
「動きたいけど動きたくない」
「体が本能的に拒否している」
「それを続けていると、暇になってやることが無い」
⋯⋯そんな事を言っていた。
俺はその日々に半分、いや、8割くらい憧れていた。
暇で暇で、大量の時間を消費して過ごす日々に、隣に美女、家にとんでもなく可愛い美女。
下のお世話から、家事、命令に忠実な奴隷。
⋯⋯すまん、奴隷は言い過ぎたかも知れない。
都合のいい女が欲しいし、都合のいい友達が欲しい。
でも、"都合を超えた友"というのにも憧れていた。
矛盾している? それが俺という人間であり、人間っていうものでは?
「んー⋯⋯」
安いカーテンだからか、貫通してくる日差しを浴びて俺は片目を開けた。
「⋯⋯あぁ、朝か」
よいしょと上体を起こし、朧気な視界で周りを眺めた。
「何してたっけ? 俺は」
周りを見渡せば、お菓子の残骸に飲みかけのペットボトルジュース。以前と違って、高そうなモノクロのミニテーブルに置かれていた。
そう、あれから一ヶ月。
俺は家から出ることなく家でゲーム三昧をして過ごしていた。
毎日適当な時間に起きて飯を食い、ソシャゲを確認しながらオンラインゲームにも目を向けながらマルチタスクをこなす⋯⋯そんな日々。
「もう1ヶ月は経ったか」
「我ながら酷い生活を送っている」と自嘲気味にこぼしながら顔を洗ってゲームを開く。
「ん? 通知だ」
ゲーム内チャットに珍しくダイレクトメッセージがついていた。
「珍しいな⋯⋯ギルドメンバー以外に始めた新規勢でもいるのか?」
俺が主にやっているGRO、かなり人口が少なくなりつつあるゲームだ。
悲しいが言葉を選ばずに言うと⋯⋯落ち目のゲーム。わざわざこんな低迷しているゲームに新規勢などいるわけがない。
「誰だろ」
タップすると、確かに初心者マークがついている。
名前の横に初心者マークが付いているともれなく初心者で確定だ。
二週間は経たないと絶対に消えない初心者マーク。
「なんだ?」
確かに今INしたから街にはいるが、端っこで周りにプレイヤーなど一人もいない。
レベル目的ならば周りに一人はいるだろう。
タコス:「こんにちは!ジュリウスさんでお間違いないですか?」
ジュリウス:「はい、私がジュリウスです」
「何だこの会話⋯⋯プレイヤーネームなら書いてあるだろ」
ジュリウス:「どうかなさいましたか?困ったことでも?」
タコス:「えーと、ギルド『黄金の太陽』に所属しているトリトンさんでお間違いないですか?」
⋯⋯?
俺は一瞬戸惑った。それもそのはず。
その名前は、数年前に辞めたGROになる前のゲームの話だからだ。
そこは、俺達が作ったクランが天下を獲ったゲーム。
だが、割とすぐにそのゲームと今のGROを運営している会社同士が合併して、ゲームもパワーアップという形で吸収された。
その出来事が割とゲームが出来てピーク時だったため、知っている人は多いと思いたいが、その栄光を知っているのは少ないという現実を思い出す。
「そんな事は今どうでもいい」
ジュリウス:「なぜその話を?」
そう俺が送った十秒後、俺のスマホがバイブレーションで震えた。
「ん?」
返事が返ってこないことに焦っていたが、まさか⋯⋯
俺はスマホを手に取り、番号を見つめる。
【非通知】
「⋯⋯⋯⋯」
どういう事だ?
鼓動が早くなるを感じる。
たまたま? いや、そんなことあるか?
意を決して着信に応答する。
「はい」
「おートリトン! ドッキリ成功だな!」
「あー勘弁してくれよ」
ホラーすぎて寿命が10年くらい縮まった気がした。
ずるずると壁にもたれていた体がうつ伏せになるまで脱力した。
「ふざけんなよ。マジでなんかの怪奇現象かと思ったわ」
まぁ俺の精神が落ち着いた所でコイツの紹介だ。
この受話器で話しているしゃがれたおっさんの名前はオイゲン。
オイゲン、はまぁプレイヤーネームだ。まぁ念の為ということで俺も本名を知らない。そんで向こうもこっちの本名を知らない。
オイゲン⋯⋯まぁこの名前は俺とその他にいるメンバーの本垢の名前で、オイゲンはゲームの職業でいうとモンクを使ってプレイしている。
あー⋯⋯俺? 俺は、なんの因果か知らんが、ランサーだよ。
近距離も中距離も対応できる素晴らしい職業だから愛用している。
後は槍を使うキャラがカッコよかったという理由だ。
じゃあなんで使い方微妙なんだよって? そりゃあ、スキルを選択して戦うだけで、アクションをするゲームじゃないからな。
「それで? わざわざドッキリなんてしやがって⋯⋯どうしたの?」
『いやよ、最近トリトンがギルドクエスト消化してくれてるからお礼の連絡だよ』
「あー。実は俺さ、冒険者になったんだよ」
『え!? 就職は?』
「割といいスキルが手に入ってさ、金を稼げそうだから挑戦してみてるって感じかな?」
『おいおい! まじかよ! あのトリトンが冒険者になるなんて聞いたら、サイトウとかハルヒ、とにかく他の奴らも喜ぶぞ?』
「なんでみんなが喜ぶんだよ?」
『そりゃ⋯⋯みんな冒険者で、トリトンだけがビビるくらい就職マンだったからだろう?』
⋯⋯そうだった。
このギルド、みんな俺以外冒険者で活動しているんだったわ。
「まぁ、色々あったのよ」
『へぇ、割と最近なのか?』
「うん、でも、レベル5までは初心者ダンジョンで上げたんだけど、以降ダンジョン攻略には行ってない」
すると返ってきたのは沈黙。
俺は訳がわからず、言葉を追加する。
「どうしたんだよ」
『いやな? なりたてだから分かるが、今の言葉でトリトンが生産職でそこそこ稼げる奴になってる事が丸わかりだから⋯⋯気を付けろよ? 最近犯罪組織やギルド組織も優秀な人材を引き抜こうと躍起になってるんだから』
トリトンが言うことはもっともだった。
あくまで煌星が知らないだけで、世界⋯⋯この日本という国の中でも、現在進行形で情報戦や人材には特に目を光らせているというのが現状。
というのも、最初に話した祖となる【覚醒者】以降、所謂その覚醒者たちの二世代や三世代の登場が起こり、それ以外にも特異な職業やユニークスキルを得る人類が増えた。
100年前の昔とは、まるで状況が変わった。
戦争は政治、というように、それぞれ有名な覚醒者たちの子孫は家門を設立し、特異な人材や能力を保持している者たちを飛ぶ鳥を落とす勢いで取り合うのだ。
⋯⋯その競争は現在も熾烈を極めている。
オイゲンの言うように、現在ではその勢いは止まることを知らず、直近であれば、杉などの有望な人材を金で釣って引き入れるのが一般的な状況であり、昔とは違って、かなり前時代的になりつつあった。
そのことを危惧した様々なメディアや機関が警鐘を鳴らしているが、結局火は止められず、こうして冒険者が筆頭となって、弱肉強食の時代へと再突入したも同然だったということ煌星は引きこもりのせいで全く知らなかったのだ。
「そうなのか、指摘あんがと。そういえばオイゲンは大亜クランは知ってる?」
『何だ突然? 有名クランだろ?』
「あぁ。そうなんだけど、辞めた大学の連中の一人が、スカウトされて入るらしい話を耳にしたからさ。どうなのかって」
スマホ越しに溜息をつきながら煙草を吸う音が聞こえてくる。
『ソイツ、多分今頃キツめの状況だろうな』
「え?」
大亜はトップクランなのに⋯⋯キツめ?
「なんでだよ」
『まぁ、一言で言えばかなり無理してる状況って言えばいいかな。連中、トップだろ? 常勝無敗の奴らが恐れることは──敗北だ。平たくいえば人材や素材に金を使いまくってて余裕が全く無いんだよ。
俺の知り合いにはトップと張れそうなミニミニミニーっていうファンシーな知り合いがいるんだが、ソイツらを筆頭とした新世代の地位向上が凄まじくてな、かなり競争が激化してるんだと』
ごめん、オイゲン。
「悪いオイゲン」
『どうした?』
「あっ⋯⋯悪いんだけど、"ミニミニミニー"が強すぎて言葉が入って⋯⋯こない」
スマホ越しに笑いを堪えながら俺は途切れ気味にいうと、オイゲンも釣られた。
笑いが収まると、俺は軽く脱線した話を修正する。
「そういえば、礼だけなのか?」
『まぁ、今日は休みだったからシンプルに掛けたってだけだが、このサブ垢のレベリング手伝ってほしくて』
「なんだよ、全然良いよ。あ、でも、先にギルドクエストだけ消化しちゃおうよ」
『それもそうだな』
まぁ、俺はこんな感じで日常を送っていた。
誰もが羨む?⋯⋯かは知らんが、食うのにも睡眠時間に追われる訳でもない選択肢のある余裕の生活。
オイゲンと楽しげに話していたんだが、その話の途中、トンデモナイ事にまで話が広がっていることを⋯⋯俺は知ることになる。
理由を聞くと、
「動きたいけど動きたくない」
「体が本能的に拒否している」
「それを続けていると、暇になってやることが無い」
⋯⋯そんな事を言っていた。
俺はその日々に半分、いや、8割くらい憧れていた。
暇で暇で、大量の時間を消費して過ごす日々に、隣に美女、家にとんでもなく可愛い美女。
下のお世話から、家事、命令に忠実な奴隷。
⋯⋯すまん、奴隷は言い過ぎたかも知れない。
都合のいい女が欲しいし、都合のいい友達が欲しい。
でも、"都合を超えた友"というのにも憧れていた。
矛盾している? それが俺という人間であり、人間っていうものでは?
「んー⋯⋯」
安いカーテンだからか、貫通してくる日差しを浴びて俺は片目を開けた。
「⋯⋯あぁ、朝か」
よいしょと上体を起こし、朧気な視界で周りを眺めた。
「何してたっけ? 俺は」
周りを見渡せば、お菓子の残骸に飲みかけのペットボトルジュース。以前と違って、高そうなモノクロのミニテーブルに置かれていた。
そう、あれから一ヶ月。
俺は家から出ることなく家でゲーム三昧をして過ごしていた。
毎日適当な時間に起きて飯を食い、ソシャゲを確認しながらオンラインゲームにも目を向けながらマルチタスクをこなす⋯⋯そんな日々。
「もう1ヶ月は経ったか」
「我ながら酷い生活を送っている」と自嘲気味にこぼしながら顔を洗ってゲームを開く。
「ん? 通知だ」
ゲーム内チャットに珍しくダイレクトメッセージがついていた。
「珍しいな⋯⋯ギルドメンバー以外に始めた新規勢でもいるのか?」
俺が主にやっているGRO、かなり人口が少なくなりつつあるゲームだ。
悲しいが言葉を選ばずに言うと⋯⋯落ち目のゲーム。わざわざこんな低迷しているゲームに新規勢などいるわけがない。
「誰だろ」
タップすると、確かに初心者マークがついている。
名前の横に初心者マークが付いているともれなく初心者で確定だ。
二週間は経たないと絶対に消えない初心者マーク。
「なんだ?」
確かに今INしたから街にはいるが、端っこで周りにプレイヤーなど一人もいない。
レベル目的ならば周りに一人はいるだろう。
タコス:「こんにちは!ジュリウスさんでお間違いないですか?」
ジュリウス:「はい、私がジュリウスです」
「何だこの会話⋯⋯プレイヤーネームなら書いてあるだろ」
ジュリウス:「どうかなさいましたか?困ったことでも?」
タコス:「えーと、ギルド『黄金の太陽』に所属しているトリトンさんでお間違いないですか?」
⋯⋯?
俺は一瞬戸惑った。それもそのはず。
その名前は、数年前に辞めたGROになる前のゲームの話だからだ。
そこは、俺達が作ったクランが天下を獲ったゲーム。
だが、割とすぐにそのゲームと今のGROを運営している会社同士が合併して、ゲームもパワーアップという形で吸収された。
その出来事が割とゲームが出来てピーク時だったため、知っている人は多いと思いたいが、その栄光を知っているのは少ないという現実を思い出す。
「そんな事は今どうでもいい」
ジュリウス:「なぜその話を?」
そう俺が送った十秒後、俺のスマホがバイブレーションで震えた。
「ん?」
返事が返ってこないことに焦っていたが、まさか⋯⋯
俺はスマホを手に取り、番号を見つめる。
【非通知】
「⋯⋯⋯⋯」
どういう事だ?
鼓動が早くなるを感じる。
たまたま? いや、そんなことあるか?
意を決して着信に応答する。
「はい」
「おートリトン! ドッキリ成功だな!」
「あー勘弁してくれよ」
ホラーすぎて寿命が10年くらい縮まった気がした。
ずるずると壁にもたれていた体がうつ伏せになるまで脱力した。
「ふざけんなよ。マジでなんかの怪奇現象かと思ったわ」
まぁ俺の精神が落ち着いた所でコイツの紹介だ。
この受話器で話しているしゃがれたおっさんの名前はオイゲン。
オイゲン、はまぁプレイヤーネームだ。まぁ念の為ということで俺も本名を知らない。そんで向こうもこっちの本名を知らない。
オイゲン⋯⋯まぁこの名前は俺とその他にいるメンバーの本垢の名前で、オイゲンはゲームの職業でいうとモンクを使ってプレイしている。
あー⋯⋯俺? 俺は、なんの因果か知らんが、ランサーだよ。
近距離も中距離も対応できる素晴らしい職業だから愛用している。
後は槍を使うキャラがカッコよかったという理由だ。
じゃあなんで使い方微妙なんだよって? そりゃあ、スキルを選択して戦うだけで、アクションをするゲームじゃないからな。
「それで? わざわざドッキリなんてしやがって⋯⋯どうしたの?」
『いやよ、最近トリトンがギルドクエスト消化してくれてるからお礼の連絡だよ』
「あー。実は俺さ、冒険者になったんだよ」
『え!? 就職は?』
「割といいスキルが手に入ってさ、金を稼げそうだから挑戦してみてるって感じかな?」
『おいおい! まじかよ! あのトリトンが冒険者になるなんて聞いたら、サイトウとかハルヒ、とにかく他の奴らも喜ぶぞ?』
「なんでみんなが喜ぶんだよ?」
『そりゃ⋯⋯みんな冒険者で、トリトンだけがビビるくらい就職マンだったからだろう?』
⋯⋯そうだった。
このギルド、みんな俺以外冒険者で活動しているんだったわ。
「まぁ、色々あったのよ」
『へぇ、割と最近なのか?』
「うん、でも、レベル5までは初心者ダンジョンで上げたんだけど、以降ダンジョン攻略には行ってない」
すると返ってきたのは沈黙。
俺は訳がわからず、言葉を追加する。
「どうしたんだよ」
『いやな? なりたてだから分かるが、今の言葉でトリトンが生産職でそこそこ稼げる奴になってる事が丸わかりだから⋯⋯気を付けろよ? 最近犯罪組織やギルド組織も優秀な人材を引き抜こうと躍起になってるんだから』
トリトンが言うことはもっともだった。
あくまで煌星が知らないだけで、世界⋯⋯この日本という国の中でも、現在進行形で情報戦や人材には特に目を光らせているというのが現状。
というのも、最初に話した祖となる【覚醒者】以降、所謂その覚醒者たちの二世代や三世代の登場が起こり、それ以外にも特異な職業やユニークスキルを得る人類が増えた。
100年前の昔とは、まるで状況が変わった。
戦争は政治、というように、それぞれ有名な覚醒者たちの子孫は家門を設立し、特異な人材や能力を保持している者たちを飛ぶ鳥を落とす勢いで取り合うのだ。
⋯⋯その競争は現在も熾烈を極めている。
オイゲンの言うように、現在ではその勢いは止まることを知らず、直近であれば、杉などの有望な人材を金で釣って引き入れるのが一般的な状況であり、昔とは違って、かなり前時代的になりつつあった。
そのことを危惧した様々なメディアや機関が警鐘を鳴らしているが、結局火は止められず、こうして冒険者が筆頭となって、弱肉強食の時代へと再突入したも同然だったということ煌星は引きこもりのせいで全く知らなかったのだ。
「そうなのか、指摘あんがと。そういえばオイゲンは大亜クランは知ってる?」
『何だ突然? 有名クランだろ?』
「あぁ。そうなんだけど、辞めた大学の連中の一人が、スカウトされて入るらしい話を耳にしたからさ。どうなのかって」
スマホ越しに溜息をつきながら煙草を吸う音が聞こえてくる。
『ソイツ、多分今頃キツめの状況だろうな』
「え?」
大亜はトップクランなのに⋯⋯キツめ?
「なんでだよ」
『まぁ、一言で言えばかなり無理してる状況って言えばいいかな。連中、トップだろ? 常勝無敗の奴らが恐れることは──敗北だ。平たくいえば人材や素材に金を使いまくってて余裕が全く無いんだよ。
俺の知り合いにはトップと張れそうなミニミニミニーっていうファンシーな知り合いがいるんだが、ソイツらを筆頭とした新世代の地位向上が凄まじくてな、かなり競争が激化してるんだと』
ごめん、オイゲン。
「悪いオイゲン」
『どうした?』
「あっ⋯⋯悪いんだけど、"ミニミニミニー"が強すぎて言葉が入って⋯⋯こない」
スマホ越しに笑いを堪えながら俺は途切れ気味にいうと、オイゲンも釣られた。
笑いが収まると、俺は軽く脱線した話を修正する。
「そういえば、礼だけなのか?」
『まぁ、今日は休みだったからシンプルに掛けたってだけだが、このサブ垢のレベリング手伝ってほしくて』
「なんだよ、全然良いよ。あ、でも、先にギルドクエストだけ消化しちゃおうよ」
『それもそうだな』
まぁ、俺はこんな感じで日常を送っていた。
誰もが羨む?⋯⋯かは知らんが、食うのにも睡眠時間に追われる訳でもない選択肢のある余裕の生活。
オイゲンと楽しげに話していたんだが、その話の途中、トンデモナイ事にまで話が広がっていることを⋯⋯俺は知ることになる。
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