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新しい日常 12
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頭に傷を負った男がぐるりと一周四人を見渡して、レイの上で止まった。
蛇のような目で見下ろされただけで、ゾワリと鳥肌が立つ。
その腕が伸ばされて、レイの腕を取ろうとする。しかし男の手はレイの所には届かなかった。カイが男とレイの間に体を割り込ませたのだと分かり、とっさにカイのシャツの背中を掴む。
しかし、カイはシャツを掴まれてもこちらを振り返らなかった。代わりに、男をまじまじと見上げた後なぜか笑顔になった。
「グレン」
カイが呟いた言葉に、レイの手を取ろうとして邪魔をされた男が驚いたようにカイを見た。たっぷり五秒は動きを止めてから、衝撃を受けたように目を見開く。
「やっぱグレンだろ!あーすっきりした!やっと思い出したぜ!」
「か、カイ・・・?」
笑顔になったカイとは対照的に、男は顔を引きつらせた。
「どっかで見た顔だなーと思ってたんだよなー。最後に会ったの何年前だよ?つーか、なに道踏み外しちゃってんだよオメェ」
「う、うるせぇな!オマエこそ何捕まってんだよ!」
「そーなんだよなー。ヘタうっちまった。つーわけで、昔のよしみで逃がしてくんねー?」
「バカか!ダメに決まってるだろうが!」
「なんでだよ」
「ダメなものはダメなんだよ!フェリクスに続いてお前までオレの邪魔ばっかりしやがって!」
「邪魔されてもしょーがねーことやってっからだろ」
「うるさい!」
男が激高して鉄格子を殴った。ガァン! と大きな音がして、膝に抱え込んでいたルカの体が震えた。
「カイ、知り合いなの?」
「あー。昔のダチ?」
「お前・・・」
カイの言葉を聞いたグレンの顔が、すっと無表情になった。
「何がダチだよ。オレは忘れてねぇぞ。お前はオレが好きだったリナちゃんに告白されて、あっさり振りやがったんだ」
「わりーけど、それはオレはなんもしてねーから」
「お前とフェリクスはいっつもオレをバカにして来やがって・・・」
男の目が据わる。次の瞬間にはカイの縛られた腕を掴んでいた。
「いってぇ!」
「そこの猫族にしようかと思ったけど気が変わったぜ。せっかくだから売っ払う前にかわいがってやるよ」
「悪趣味んなったな、オメーも」
「うるせぇ!その減らず口叩けなくしてやるよ!」
グレンが懐に入れた手を引き出す。その手にはナイフが握られていた。
「カイ・・・っ!」
にじり寄ろうとした肩を掴まれる。
振り返ると、部屋にいたもう二人の男がレイとサヤを見下ろしていた。
「オマエ、どっちにする?」
「どっちもかわいいなー!」
「オレは猫族のほうだな」
「じゃあオレ、ウサギ族の方で!後で交代な!」
頷きあった男の一人が、レイに手を伸ばしてくる。もう一人はサヤを標的にしていて、サヤだけでも守らなければと思うのに、常軌を逸した目に見下ろされて、体が動かない。
「オイ!やめろって!そいつらは・・・ いてっ!」
「暴れるなよ。手が滑っただろ」
声に驚いて、カイとグレンを見る。カイの頬にナイフで浅く切られたような筋が走り、浮かんだ赤い玉が伝って落ちていく。
血だ。
レイは咄嗟にルカを見た。ルカの目を閉じさせなければ。ルカは血を見てさっきも悲鳴を上げたのだ。
しかし、伸ばそうとした手は縄でしばられている。肩も男に掴まれたままで、身動きすらできなかった。そのレイの目の前で、ルカが金色の目を見開く。
「きゃーーっ!!」というルカの悲鳴と共に、部屋に光が溢れた。
レイは、眩しさに咄嗟に目をつむった。しかし光が強すぎて、瞼の裏側にまで閃光が走る。
ぐわんぐわんと脳が揺れるほどの暴力的な閃光が部屋の中を支配していた。閉じた瞼の向こう側で、人々が悲鳴を上げる声が聞こえる。何が起こっているのか、目も開けられないレイには判断できない。ようやく光の洪水が落ち着いて、それが瞼に映らなくなってから、レイはそろそろと目を開けた。
「・・・あ」
エイベルの部屋で二人が出して見せた光の球が、部屋中に溢れている。ルカを見ると、涙の浮かんだ目でそれら沢山の球を目で追っていた。その頭を、いつの間にか見覚えのある手が撫でている。
「上手く出せたじゃないか」
頭を撫でられたルカが、得意そうな顔になる。
それをぼんやりと見ていたレイの頭にも、優しく撫でる手が乗せられた。ちゃんと顔を見たいのに、視界が霞んで良く見えない。
「迎えに来た」
「うん」
頷く。それとほとんど同時に、部屋のドアが外側から バタン! と派手な音を立てて蹴り開けられた。踊りこんで来たのは、フェリクスとヴァイスだった。
「待たせたっすね!」
フェリクスが、挨拶代わりとばかりに部屋に入ってすぐ側にいた男を殴り倒す。
ヴァイスは縛られたレイ達を見ると、鉄格子の中にナイフを放ってきた。
床を滑ってきたそれを、カイが足で止める。
「あっぶねぇな!凶器を投げるんじゃねーよ!」
文句を言いながらもそれを拾い上げる。カイの手からそれを取り上げたエイベルが、レイの手の縄を切った。エイベルからナイフを受け取ったレイが、カイとサヤの腕の縄を切る。
「さてと」
再びレイからナイフを受け取ったエイベルが、とんとんとその背を叩きながら部屋を見渡す。すでに決着のつきかけた部屋の中に、敗色濃厚な男たちのうめき声が響いていた。
蛇のような目で見下ろされただけで、ゾワリと鳥肌が立つ。
その腕が伸ばされて、レイの腕を取ろうとする。しかし男の手はレイの所には届かなかった。カイが男とレイの間に体を割り込ませたのだと分かり、とっさにカイのシャツの背中を掴む。
しかし、カイはシャツを掴まれてもこちらを振り返らなかった。代わりに、男をまじまじと見上げた後なぜか笑顔になった。
「グレン」
カイが呟いた言葉に、レイの手を取ろうとして邪魔をされた男が驚いたようにカイを見た。たっぷり五秒は動きを止めてから、衝撃を受けたように目を見開く。
「やっぱグレンだろ!あーすっきりした!やっと思い出したぜ!」
「か、カイ・・・?」
笑顔になったカイとは対照的に、男は顔を引きつらせた。
「どっかで見た顔だなーと思ってたんだよなー。最後に会ったの何年前だよ?つーか、なに道踏み外しちゃってんだよオメェ」
「う、うるせぇな!オマエこそ何捕まってんだよ!」
「そーなんだよなー。ヘタうっちまった。つーわけで、昔のよしみで逃がしてくんねー?」
「バカか!ダメに決まってるだろうが!」
「なんでだよ」
「ダメなものはダメなんだよ!フェリクスに続いてお前までオレの邪魔ばっかりしやがって!」
「邪魔されてもしょーがねーことやってっからだろ」
「うるさい!」
男が激高して鉄格子を殴った。ガァン! と大きな音がして、膝に抱え込んでいたルカの体が震えた。
「カイ、知り合いなの?」
「あー。昔のダチ?」
「お前・・・」
カイの言葉を聞いたグレンの顔が、すっと無表情になった。
「何がダチだよ。オレは忘れてねぇぞ。お前はオレが好きだったリナちゃんに告白されて、あっさり振りやがったんだ」
「わりーけど、それはオレはなんもしてねーから」
「お前とフェリクスはいっつもオレをバカにして来やがって・・・」
男の目が据わる。次の瞬間にはカイの縛られた腕を掴んでいた。
「いってぇ!」
「そこの猫族にしようかと思ったけど気が変わったぜ。せっかくだから売っ払う前にかわいがってやるよ」
「悪趣味んなったな、オメーも」
「うるせぇ!その減らず口叩けなくしてやるよ!」
グレンが懐に入れた手を引き出す。その手にはナイフが握られていた。
「カイ・・・っ!」
にじり寄ろうとした肩を掴まれる。
振り返ると、部屋にいたもう二人の男がレイとサヤを見下ろしていた。
「オマエ、どっちにする?」
「どっちもかわいいなー!」
「オレは猫族のほうだな」
「じゃあオレ、ウサギ族の方で!後で交代な!」
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「オイ!やめろって!そいつらは・・・ いてっ!」
「暴れるなよ。手が滑っただろ」
声に驚いて、カイとグレンを見る。カイの頬にナイフで浅く切られたような筋が走り、浮かんだ赤い玉が伝って落ちていく。
血だ。
レイは咄嗟にルカを見た。ルカの目を閉じさせなければ。ルカは血を見てさっきも悲鳴を上げたのだ。
しかし、伸ばそうとした手は縄でしばられている。肩も男に掴まれたままで、身動きすらできなかった。そのレイの目の前で、ルカが金色の目を見開く。
「きゃーーっ!!」というルカの悲鳴と共に、部屋に光が溢れた。
レイは、眩しさに咄嗟に目をつむった。しかし光が強すぎて、瞼の裏側にまで閃光が走る。
ぐわんぐわんと脳が揺れるほどの暴力的な閃光が部屋の中を支配していた。閉じた瞼の向こう側で、人々が悲鳴を上げる声が聞こえる。何が起こっているのか、目も開けられないレイには判断できない。ようやく光の洪水が落ち着いて、それが瞼に映らなくなってから、レイはそろそろと目を開けた。
「・・・あ」
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頭を撫でられたルカが、得意そうな顔になる。
それをぼんやりと見ていたレイの頭にも、優しく撫でる手が乗せられた。ちゃんと顔を見たいのに、視界が霞んで良く見えない。
「迎えに来た」
「うん」
頷く。それとほとんど同時に、部屋のドアが外側から バタン! と派手な音を立てて蹴り開けられた。踊りこんで来たのは、フェリクスとヴァイスだった。
「待たせたっすね!」
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「さてと」
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