208 / 262
再生、そして
第207話 金策の検討
しおりを挟む
俺とヤーナは、一度世界樹へ戻った。
あちらの世界では先立つものが無いと何にもできない。
俺も今の姿はこっち生まれで子供だし?
金塊でも売れば・・・・いや、身分証とかいるよな確か。
さてどうするか。
・・・・
・・・
・・
・
「・・・・という訳だシロ、お前もあっちに来るんだ。」
【久しぶりに呼ばれたと思ったら何をしろというのだ。】
因みに忘れていた訳じゃないぞ?
シロはいい。ポチを連れて行ったら驚くだろうから・・・・無理だろうな。
天馬の天ちゃんは・・・・馬だが翼があるからやっぱり厳しいな。
いや待て、空を移動手段としたら・・・・そういえば最近の日本ってどうなんだ?
俺がこっちに来るときは、ドローンが流行っていたし、空飛ぶ車とかネットで出ていたが、そろそろ実用化されそうか?
荷物もドローンで宅配とか、社会実験みたいなのをしていた記憶がある。
あいつ等、姿を隠す事が出来るんだったらいいのだが・・・・
結局わんこのシロを連れて行く事にした。
ヤーナも同じくワンコを連れていくようだ。
「目立ったら駄目なんでしょ?この子だったら大きな犬に見えなくもないし。」
「いやだってシロはワンコだぞ?」
「・・・・ねえクーン、何度も言ったり言われたりしていると思うけれど、それ本気で言っているの?」
何の事だ?たまにシロもそうだが、ポチについても言われるんだよな。
まあいい。
俺は一応、金策をどうするかについて考えてみた。
先ずは俺みたいな子供に売る事が出来るかわからんが、金でちょっとした物を作ってみた。
以前親せきで金でできた仏具のリンとリン棒を見せてもらった事がある。
子供の時だったから大きさをいまいち覚えていないが、300万という値段は覚えている。今だといくらだ?
確か思ったより小さく重く感じた記憶があったが、忘れた。
そして指輪とネックレスだな。
貴金属を買い取ってくれるかどうか疑問だが、一応用意しておこう。
そしてシロによる地面から反社の事務所や屋敷に侵入し、根こそぎ奪う。
何処にそんなのがあるかわからんが、大きなヤクザの組ならネットで簡単に検索できるし、何とかなるだろう。
そして、当面行うのは自販機やどっかに落ちている金を見つけてそれを用いる。
自販機の下って結構落ちているイメージがあるんだが、どうなんだ?
後はあれだな、ゴミを集めて売る・・・未成年が持ち込んだのを買い取ってくれるかどうか疑問だが、アルミ缶なんかどうだ?
え?太陽光のケーブルを?いや、それ犯罪だから。
他にもガードレールやマンホールの蓋とか、何故かそういった盗難事件を思い出しつつ絶対やらん!と自分で自分の考えに思わず突っ込んでしまった。
なんだかんだで準備が終わり、再び日本へ向かう事になった。
俺はこの時金策が目的になってしまっていて、何の為に日本で金策をするのか、この時は何故か失念してしまっていた。
あちらの世界では先立つものが無いと何にもできない。
俺も今の姿はこっち生まれで子供だし?
金塊でも売れば・・・・いや、身分証とかいるよな確か。
さてどうするか。
・・・・
・・・
・・
・
「・・・・という訳だシロ、お前もあっちに来るんだ。」
【久しぶりに呼ばれたと思ったら何をしろというのだ。】
因みに忘れていた訳じゃないぞ?
シロはいい。ポチを連れて行ったら驚くだろうから・・・・無理だろうな。
天馬の天ちゃんは・・・・馬だが翼があるからやっぱり厳しいな。
いや待て、空を移動手段としたら・・・・そういえば最近の日本ってどうなんだ?
俺がこっちに来るときは、ドローンが流行っていたし、空飛ぶ車とかネットで出ていたが、そろそろ実用化されそうか?
荷物もドローンで宅配とか、社会実験みたいなのをしていた記憶がある。
あいつ等、姿を隠す事が出来るんだったらいいのだが・・・・
結局わんこのシロを連れて行く事にした。
ヤーナも同じくワンコを連れていくようだ。
「目立ったら駄目なんでしょ?この子だったら大きな犬に見えなくもないし。」
「いやだってシロはワンコだぞ?」
「・・・・ねえクーン、何度も言ったり言われたりしていると思うけれど、それ本気で言っているの?」
何の事だ?たまにシロもそうだが、ポチについても言われるんだよな。
まあいい。
俺は一応、金策をどうするかについて考えてみた。
先ずは俺みたいな子供に売る事が出来るかわからんが、金でちょっとした物を作ってみた。
以前親せきで金でできた仏具のリンとリン棒を見せてもらった事がある。
子供の時だったから大きさをいまいち覚えていないが、300万という値段は覚えている。今だといくらだ?
確か思ったより小さく重く感じた記憶があったが、忘れた。
そして指輪とネックレスだな。
貴金属を買い取ってくれるかどうか疑問だが、一応用意しておこう。
そしてシロによる地面から反社の事務所や屋敷に侵入し、根こそぎ奪う。
何処にそんなのがあるかわからんが、大きなヤクザの組ならネットで簡単に検索できるし、何とかなるだろう。
そして、当面行うのは自販機やどっかに落ちている金を見つけてそれを用いる。
自販機の下って結構落ちているイメージがあるんだが、どうなんだ?
後はあれだな、ゴミを集めて売る・・・未成年が持ち込んだのを買い取ってくれるかどうか疑問だが、アルミ缶なんかどうだ?
え?太陽光のケーブルを?いや、それ犯罪だから。
他にもガードレールやマンホールの蓋とか、何故かそういった盗難事件を思い出しつつ絶対やらん!と自分で自分の考えに思わず突っ込んでしまった。
なんだかんだで準備が終わり、再び日本へ向かう事になった。
俺はこの時金策が目的になってしまっていて、何の為に日本で金策をするのか、この時は何故か失念してしまっていた。
3
お気に入りに追加
938
あなたにおすすめの小説
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
スキル『モデラー』で異世界プラモ無双!? プラモデル愛好家の高校生が異世界転移したら、持っていたスキルは戦闘と無関係なものたったひとつでした
大豆茶
ファンタジー
大学受験を乗り越えた高校三年生の青年『相模 型太(さがみ けいた)』。
無事進路が決まったので受験勉強のため封印していた幼少からの趣味、プラモデル作りを再開した。
しかし長い間押さえていた衝動が爆発し、型太は三日三晩、不眠不休で作業に没頭してしまう。
三日経っていることに気付いた時には既に遅く、型太は椅子から立ち上がると同時に気を失ってしまう。
型太が目を覚さますと、そこは見知らぬ土地だった。
アニメやマンガ関連の造形が深い型太は、自分は異世界転生したのだと悟る。
もうプラモデルを作ることができなくなるという喪失感はあるものの、それよりもこの異世界でどんな冒険が待ちわびているのだろうと、型太は胸を躍らせる。
しかし自分のステータスを確認すると、どの能力値も最低ランクで、スキルはたったのひとつだけ。
それも、『モデラー』という謎のスキルだった。
竜が空を飛んでいるような剣と魔法の世界で、どう考えても生き延びることが出来なさそうな能力に型太は絶望する。
しかし、意外なところで型太の持つ謎スキルと、プラモデルの製作技術が役に立つとは、この時はまだ知るよしもなかった。
これは、異世界で趣味を満喫しながら無双してしまう男の物語である。
※主人公がプラモデル作り始めるのは10話あたりからです。全体的にゆったりと話が進行しますのでご了承ください。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる