199 / 262
再生、そして
第198話 早速掘ってみる
しおりを挟む
温泉掘り当てた時ってどれぐらい掘ったっけな?
注:99話参照
わからん。100メートルだったか?1000メートルだったか?
まあある程度深さがあっても俺には実績がある!
あの時はガスとかどうしてたっけな?
本当は違うが、一般的に硫黄臭がすると言われるあの臭い、温泉の成分なんだが、ガスも相当出ているよな?
だがあの時はそういった爆発やら圧力やらが無かった。
まあ今回は天使ちゃんがいるしな、何とかなるだろう?
俺は魔法少女が勝手に操ってくる右目を頼りに、世界樹の根に当たらぬよう、掘り下げていった。
因みにエルフの2人は風魔法が扱えるようで、他にも色々使える感じで上手く降りてくれた。
ヤーナは精霊に任せてのんびり降りているな。
「迂回するのじゃ!」
は!いかん。
集中集中!
温泉を掘り当てる時と違い、真っ直ぐ下に掘り下げる必要が無いからな、何となくズレても問題ない。
俺は再び右目を頼りに根っこを避けていく。
まだ100メートルあたりだと思うが、物凄く太い根が張り巡らされている。
そのまま掘っていくと、遂に真下へ掘り下げられなくなって、斜めに掘らないと駄目になった。
現在200メートル付近と思われるが、まだ根っこの直径は5メートルぐらいあると思われる。
今更だが最初から真下へ掘る事が出来そうな場所を見ておけばよかった。
「少しぐらい良いのじゃない?」
ヤーナが暢気な事を提案してくるが、まあ今更だしな。
そのまま更に掘っていく。
・・・・
・・・
・・
・
幸い世界樹の根が張り巡らされている地中はカッチカチではなく、ある程度の固さ程度で掘っていくのは然程難しくはなかった。
掘っていって、穴をあけた周囲に土を押し固めるだけの柔軟さがあったからだ。
そしてついに500メートル付近に到達。
え?どうやって知ったかって?
「それは我が分かるからじゃな!ふふん!」
何故か現在の深さが正確に分かるらしい。
そしてこの頃、世界樹の根は直径3メートルほどあるらしい。
おい!何で500メートルも掘っているのに直径3メートルもあるんだよ!
「よし、今から指示を出す故その方向へ掘るのじゃ!ほれ見えるであろう?根の先端があろう。其処へ向かうのじゃ!」
何故か根っこは唐突に終わっている。
俺の知る根っことはまるで違う。
いったいどうなっているんだ?
そしてここまで着て俺は気付いた。
そもそも地下500メートルまで掘って土を得ているんだよな、エルフって。だったらその穴を使えばよかったんじゃないか?って。
すると魔法少女は、
「あれは駄目じゃ。真ん中過ぎて今回のような根の先端に到達できぬ。」
根っこの先端に用があったみたいだが、いったい根っこの先端に何があるというんだ?
俺は【土】を用いゆっくりと世界樹の根っこ、その先端を掘り当てた。
そこで見た根っこの先端は、まるで根っことは思えぬ、人口物にしか見えない物体だった。
何だよ世界樹って!
注:99話参照
わからん。100メートルだったか?1000メートルだったか?
まあある程度深さがあっても俺には実績がある!
あの時はガスとかどうしてたっけな?
本当は違うが、一般的に硫黄臭がすると言われるあの臭い、温泉の成分なんだが、ガスも相当出ているよな?
だがあの時はそういった爆発やら圧力やらが無かった。
まあ今回は天使ちゃんがいるしな、何とかなるだろう?
俺は魔法少女が勝手に操ってくる右目を頼りに、世界樹の根に当たらぬよう、掘り下げていった。
因みにエルフの2人は風魔法が扱えるようで、他にも色々使える感じで上手く降りてくれた。
ヤーナは精霊に任せてのんびり降りているな。
「迂回するのじゃ!」
は!いかん。
集中集中!
温泉を掘り当てる時と違い、真っ直ぐ下に掘り下げる必要が無いからな、何となくズレても問題ない。
俺は再び右目を頼りに根っこを避けていく。
まだ100メートルあたりだと思うが、物凄く太い根が張り巡らされている。
そのまま掘っていくと、遂に真下へ掘り下げられなくなって、斜めに掘らないと駄目になった。
現在200メートル付近と思われるが、まだ根っこの直径は5メートルぐらいあると思われる。
今更だが最初から真下へ掘る事が出来そうな場所を見ておけばよかった。
「少しぐらい良いのじゃない?」
ヤーナが暢気な事を提案してくるが、まあ今更だしな。
そのまま更に掘っていく。
・・・・
・・・
・・
・
幸い世界樹の根が張り巡らされている地中はカッチカチではなく、ある程度の固さ程度で掘っていくのは然程難しくはなかった。
掘っていって、穴をあけた周囲に土を押し固めるだけの柔軟さがあったからだ。
そしてついに500メートル付近に到達。
え?どうやって知ったかって?
「それは我が分かるからじゃな!ふふん!」
何故か現在の深さが正確に分かるらしい。
そしてこの頃、世界樹の根は直径3メートルほどあるらしい。
おい!何で500メートルも掘っているのに直径3メートルもあるんだよ!
「よし、今から指示を出す故その方向へ掘るのじゃ!ほれ見えるであろう?根の先端があろう。其処へ向かうのじゃ!」
何故か根っこは唐突に終わっている。
俺の知る根っことはまるで違う。
いったいどうなっているんだ?
そしてここまで着て俺は気付いた。
そもそも地下500メートルまで掘って土を得ているんだよな、エルフって。だったらその穴を使えばよかったんじゃないか?って。
すると魔法少女は、
「あれは駄目じゃ。真ん中過ぎて今回のような根の先端に到達できぬ。」
根っこの先端に用があったみたいだが、いったい根っこの先端に何があるというんだ?
俺は【土】を用いゆっくりと世界樹の根っこ、その先端を掘り当てた。
そこで見た根っこの先端は、まるで根っことは思えぬ、人口物にしか見えない物体だった。
何だよ世界樹って!
3
お気に入りに追加
938
あなたにおすすめの小説
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
貴族に転生してユニークスキル【迷宮】を獲得した俺は、次の人生こそ誰よりも幸せになることを目指す
名無し
ファンタジー
両親に愛されなかったことの不満を抱えながら交通事故で亡くなった主人公。気が付いたとき、彼は貴族の長男ルーフ・ベルシュタインとして転生しており、家族から愛されて育っていた。ルーフはこの幸せを手放したくなくて、前世で両親を憎んで自堕落な生き方をしてきたことを悔い改め、この異世界では後悔しないように高みを目指して生きようと誓うのだった。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる