異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する！え？【土魔法】じゃなくって【土】スキル？

再生、そして

第167話 パーティー【絶対領域】

　クラン【以一当千】には複数のパーティーが存在している。
　俺がリーダーになって活動している【ワンチャンス】
　ニールスにいがリーダーとなって活動している【雲外蒼天】
　マースがリーダーの【桜梅桃李】

　この3つは概ね一緒に居る事が多いので、俺はよく見かける。
　それ以外は滅多に見なかったりするんだよな。
　代表的なパーティーとして、
【モフモフ】【一陽来復】【急がば回れ】【道化師の愛玩】【絶対領域】
　等がある。
　他にも存在している。ただ活動が地味だったり生産中心だったり、若しくは店を開いていたりで冒険者とはかけ離れていたりする事もある。
　だがそれでいい。無理に魔物と戦う必要は無いんだ。
　そんなパーティーの１つに【絶対領域】というのがある。メンバーは全員女だ。
　20歳になるかならないかの、どうした結成理由か知らんが全員男受けのする見た目だ。
　まず顔がいい。そしてスタイルがいい。皆スラっとしてウエストにくびれがある。
　胸は・・・・好みがあるから比べないが、大小それぞれ揃っている。
　こんな言い方をすれば怒られそうだが、彼女達はそれを前面に押し出しているのだから仕方がない。

　そして戦闘をしないので服装はある意味柔軟に対応できる。但し絶対的な条件があるようだ。
　つまり短いスカート、ボトムなんちゃらだったか？太ももが素晴らしい状態で拝める短さだ。
　そして脚の方は膝上まであるニーソックス。
　脚は素肌をスカートの下から膝上まで見えるのだ。
　これが所謂【絶対領域】といい、常にこのスタイルで活動する。
　温泉複合施設で働き始めた時も、この姿を追い求め足しげく通う男共が多かったと聞いている。

　俺としては純粋に温泉を満喫してほしかったのだが色々な人がいるから仕方がない。

　言っておくが間違っても娼館のような活動は一切ない。
　そう言うのは娼館のような施設で行う必要があるからだ。
　これは国の方針らしいからちゃんと守らねばならない。だが、グレーゾーンというのは何処でも存在しているらしい。

　因みに温泉複合施設は全ての湯舟が温泉で満たされている。個室もある。

　何と彼女達は個室で水着姿になって客の背を流すサービスをやっていたというから驚きだ。
　そんなの貴族だったら使用人が着替えから何やら全てするから、別段目新しい事ではない。だが平民だとどうか。
　流石にそこまでさせる平民は殆どいないだろう。
　だが裕福な商人等は金が余っている。
　そんな世の男性に夢を見させているらしい。

　それで客を取れるだけの容姿持ちなんだよな、全員。

　そんな彼女達が今、食堂で働いている。正確には自分達の店らしい。
　うーん、そろそろ温泉複合施設も復旧しつつあるし、今後彼女達はどうするつもりだ？一応確認しておこう。

「え？そろそろ戻れるって？なあ皆どうする？」
　意外とここで上手くやっているらしい。
「うーん、向こうでは水着姿で男の背を流さないといけないしなあ。ここだとせいぜいスカートをまくられる程度で済むんだよなあ。」
「時々おさわりもあるけど、その程度だもんね。」
「温泉の個室って、時々勘違い野郎が抱き着いてくる事もあったのよね。考えものだわ。」

　温泉複合施設の個室、見直そう。