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第48話 ヤーナのスキル
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ヤーナのスキルって精霊?
精霊使いって事?
それとも召喚士?
知識がない!分からん!
ここは直接聞くしかないか?
「ヤーナ、大事な事だから正直に答えろ!お前のスキルってなんだ?」
「何を偉そうに!何でクーン如きの質問に答えねばならんのだ!」
くっ!さっきは泣いてどっかに走り出したくせに、もう元に戻っていやがる!
やっぱりこいつは捨てるべきだったか!
「・・・・ヤーナよ、そんな事を言ってもいいのか?」
「な、何よ!こ、このモフモフは渡さないんだから!」
・・・・何を言っているんだこの・・・・
いかん思わず言ってはならん言葉を発する所だった。よく耐えた俺!褒めてあげたい。
さてこの女の子、ヤーナに現実と言うものが何なのかを身をもって知ってもらう必要があるな。
「ふん、いいかヤーナよ、そのモフモフはだな・・・・」
「な、何よ!」
「それは俺のだ!来いシロ!我の元へ!そして現実を知れヤーナよ!うははははは!!!!!」
シロはヤーナを引きずったまま俺の所にやってきた。
「シロ、捨ててきなさい。」
「誰が離すもんか!」
必死にシロにしがみ付くヤーナ。
因みにヤーナのスカートは豪快にめくれてしまっており、口を閉じてさえいれば美少女なのである。
そんな彼女の形のよい・・・・11歳にしては、という意味でだが、尻が・・・・下着を穿いているとはいえ丸出しなのだ。
目の保養に・・・・いかん!
「ヤーナよ、どうでもいいのかもしれんが言わせてくれ。」
「何よ!」
「下着が丸見えだぞ。」
ヤーナは両手を放して尻を触ったようだ。
そしてみるみる顔が真っ赤になる。
「クーンの助兵衛!!!」
バシッ!
何故だ!俺のせいじゃないし、わざわざ教えてやったんだぞ!理不尽だ!
まあいい。シロは取り戻した。
そして最後の警告を発してやろうではないか。
「ヤーナよ心して聞くがいい。お前のモフりポイントは限りなくゼロだ。」
我ながらモフりポイントってなんぞや?と思ったがもはや止められん。
「そ、それはどういう意味よ!」
「これから俺はわんこが沢山いる場所へ戻る。そこで先ほどいたマース、彼にわんこのテイムをしてもらう。だが、彼は同時に5体までしか従魔にできんのだ。言っている意味は分かるな?」
あ、ヤーナは俺の言いたい事が分かったようだ。
「ま、まさか!私だけ駄目って言わないわよね?」
「俺にずっとそんな口調で常に上から目線、むしろヤーナに権利があると思っていたのか?」
「ふ、フロリーナさま!やはりこいつはケダモノです!モフをモフ質に、私のか、身体を要求しています!」
いや待て要求はしていないぞ?
「そ、そんな・・・・クーンさま、信じていましたのに。」
・・・・捨てよう。
俺はこの場から去る決心がついた。
「・・・・ヤーナには俺がそう言う風に見えていたのか、残念だ。まあ俺もそこまで思われているとは思っていなかったのだが、仕方がない。さようなら。さあシロ行くぞ。」
俺はシロに台車をセットし、乗り込んだ。
「あ!待って下さいクーンさま。」
フロリーナが俺の所に来たが、
「貴族と平民、育ちの違いがここまでとは思わなかった。もう会う事もないだろうが、達者でな。」
俺はシロに出発を促したが、
「ま、待ちなさいよ!逃げるの?」
駄目だこいつは。
「逃げる?別にそう言う事にしてもらっても構わん。」
今までヤーナはどういう生活を送って来たんだ?
侯爵令嬢、つまり親の身分的に上には王族と公爵しかいない訳で、そんな環境で育てば娘もこうなるのか。
「ちょ、ちょっと待ちなさいってば!」
「シロ行け。」
『よいのか?』
「致し方が無い。俺にもピンセットで摘まめるかどうかわからんが、それでもプライドはあったようだ。ああまで言われて大人しくしているほどお人好しでもないからな。」
『本当に移動するのか?』
「王都に向かう。そこでニールスにい達を探すさ。」
『わかった。では・・・・』
シロは慣れない台車を曳くのでゆっくりと歩み始めた。
あー無駄な時間を過ごしてしまった。
仕方がない。夜中になるかもしれんが、あのわんこ達を死なすのは惜しいからな。
「ちょ!!こら!止まりなさいよ!」
なんかぎゃあぎゃあ言っているがもうどうでもいい。
俺は無視したが、ここで思わぬ事態が起こった。
ドゴ――ン!!!!
『ぐがああ!!!!』
「うぎゃあ!!!」
俺とシロは、突然吹き飛んだのだ。
精霊使いって事?
それとも召喚士?
知識がない!分からん!
ここは直接聞くしかないか?
「ヤーナ、大事な事だから正直に答えろ!お前のスキルってなんだ?」
「何を偉そうに!何でクーン如きの質問に答えねばならんのだ!」
くっ!さっきは泣いてどっかに走り出したくせに、もう元に戻っていやがる!
やっぱりこいつは捨てるべきだったか!
「・・・・ヤーナよ、そんな事を言ってもいいのか?」
「な、何よ!こ、このモフモフは渡さないんだから!」
・・・・何を言っているんだこの・・・・
いかん思わず言ってはならん言葉を発する所だった。よく耐えた俺!褒めてあげたい。
さてこの女の子、ヤーナに現実と言うものが何なのかを身をもって知ってもらう必要があるな。
「ふん、いいかヤーナよ、そのモフモフはだな・・・・」
「な、何よ!」
「それは俺のだ!来いシロ!我の元へ!そして現実を知れヤーナよ!うははははは!!!!!」
シロはヤーナを引きずったまま俺の所にやってきた。
「シロ、捨ててきなさい。」
「誰が離すもんか!」
必死にシロにしがみ付くヤーナ。
因みにヤーナのスカートは豪快にめくれてしまっており、口を閉じてさえいれば美少女なのである。
そんな彼女の形のよい・・・・11歳にしては、という意味でだが、尻が・・・・下着を穿いているとはいえ丸出しなのだ。
目の保養に・・・・いかん!
「ヤーナよ、どうでもいいのかもしれんが言わせてくれ。」
「何よ!」
「下着が丸見えだぞ。」
ヤーナは両手を放して尻を触ったようだ。
そしてみるみる顔が真っ赤になる。
「クーンの助兵衛!!!」
バシッ!
何故だ!俺のせいじゃないし、わざわざ教えてやったんだぞ!理不尽だ!
まあいい。シロは取り戻した。
そして最後の警告を発してやろうではないか。
「ヤーナよ心して聞くがいい。お前のモフりポイントは限りなくゼロだ。」
我ながらモフりポイントってなんぞや?と思ったがもはや止められん。
「そ、それはどういう意味よ!」
「これから俺はわんこが沢山いる場所へ戻る。そこで先ほどいたマース、彼にわんこのテイムをしてもらう。だが、彼は同時に5体までしか従魔にできんのだ。言っている意味は分かるな?」
あ、ヤーナは俺の言いたい事が分かったようだ。
「ま、まさか!私だけ駄目って言わないわよね?」
「俺にずっとそんな口調で常に上から目線、むしろヤーナに権利があると思っていたのか?」
「ふ、フロリーナさま!やはりこいつはケダモノです!モフをモフ質に、私のか、身体を要求しています!」
いや待て要求はしていないぞ?
「そ、そんな・・・・クーンさま、信じていましたのに。」
・・・・捨てよう。
俺はこの場から去る決心がついた。
「・・・・ヤーナには俺がそう言う風に見えていたのか、残念だ。まあ俺もそこまで思われているとは思っていなかったのだが、仕方がない。さようなら。さあシロ行くぞ。」
俺はシロに台車をセットし、乗り込んだ。
「あ!待って下さいクーンさま。」
フロリーナが俺の所に来たが、
「貴族と平民、育ちの違いがここまでとは思わなかった。もう会う事もないだろうが、達者でな。」
俺はシロに出発を促したが、
「ま、待ちなさいよ!逃げるの?」
駄目だこいつは。
「逃げる?別にそう言う事にしてもらっても構わん。」
今までヤーナはどういう生活を送って来たんだ?
侯爵令嬢、つまり親の身分的に上には王族と公爵しかいない訳で、そんな環境で育てば娘もこうなるのか。
「ちょ、ちょっと待ちなさいってば!」
「シロ行け。」
『よいのか?』
「致し方が無い。俺にもピンセットで摘まめるかどうかわからんが、それでもプライドはあったようだ。ああまで言われて大人しくしているほどお人好しでもないからな。」
『本当に移動するのか?』
「王都に向かう。そこでニールスにい達を探すさ。」
『わかった。では・・・・』
シロは慣れない台車を曳くのでゆっくりと歩み始めた。
あー無駄な時間を過ごしてしまった。
仕方がない。夜中になるかもしれんが、あのわんこ達を死なすのは惜しいからな。
「ちょ!!こら!止まりなさいよ!」
なんかぎゃあぎゃあ言っているがもうどうでもいい。
俺は無視したが、ここで思わぬ事態が起こった。
ドゴ――ン!!!!
『ぐがああ!!!!』
「うぎゃあ!!!」
俺とシロは、突然吹き飛んだのだ。
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