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外伝 章努の話
いつの間にか魔王の勢力と遭遇していたらしい
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オイヴィという女はピーちゃんと何か話し合った後、何処かへ去って行った。
まあロンドロッグなんだけどな。
最近俺達の元へやってくる難民の質が変わってきた。
そう、オイヴィがやってきてからは場所を固定しているのだ。
陸続とやってくる難民。
もう難民とは言えないか?皆それなりに小ぎれいにしているし、色々持って来ている。
そう、もうかれこれ祖国を追われてから5年以上経っている訳で、皆それなりに生きてきた訳だ。
それにいくつか見た顔もある。
難民が何とか暮らせるだけの備えを、住居や食料供給を半年程度で整えその後を託した相手だ。
何でいるんだよ!
そう思ったが、
「ピートロネラ皇女様、いえピートロネラ皇帝様、どうかロンドロッグを復興なさって下さい!還幸の準備は整いつつあります!どうか!どうか!」
確かロンドロッグの支配階級は全滅していたんだったよな?
特に皇族。
ピートロネラ以外全員殺されたとか。
薄い血筋の皇族もいただろうが、魔王達は容赦なくロンドロッグ内に居た奴を殺しまくったらしい。
そこまでするのに何でピートロネラだけ助かったんだ?
「ショー殿、それは魔王がピートロネラ皇女様が生存しているという事実を知らなかったからに他なりませんな。」
だがここまで広く知られちまっているんだ。こっそり刺客を送りつけたり・・・・
あ、それ俺が仕留めたんだったか?
最近魔族がやたら来ると思っていたんだよ!
だが弱いんだよなあ。
そうか、いつの間にか俺がそんな仕事をしていたのか!
いやあ、俺って実は凄くね?
注:その後章の暴走は留まるところを知らず、ピートロネラによって止められるまで延々と数時間続いたとか・・・・
「章様はできる子なのですわ。私はちゃんと知っていますからね。伴侶ですもの。」
俺はピーちゃんにそう言われ、頭を撫でられた。
「なあ、俺とお前は伴侶なんだろう?じゃあだきってしてもいいだろう?」
「伴侶たるもの、常に相手の立場を尊重し、相手が尊敬する振る舞いをせねばなりません。ここで今章様が私をお抱きになったとして、それは果たして相手を尊重した行為でしょうか?それに相手の立場を考慮なさっておいでですか?そしてここはグビッシュ王国です。そうした行為はロンドロッグを魔王の手から取り戻してから行うのが筋ですわ。そもそもですけれど・・・・」
・・・・なあ、泣いていい?
この後延々と我が伴侶殿は俺にコンコンと語っていくんだよ。
「章様、今大事なお話なのですよ?ちゃんと聞いていますか?」
俺、今までどんな事でも耐えてきたが・・・・心が折れそう( ノД`)シクシク
まあロンドロッグなんだけどな。
最近俺達の元へやってくる難民の質が変わってきた。
そう、オイヴィがやってきてからは場所を固定しているのだ。
陸続とやってくる難民。
もう難民とは言えないか?皆それなりに小ぎれいにしているし、色々持って来ている。
そう、もうかれこれ祖国を追われてから5年以上経っている訳で、皆それなりに生きてきた訳だ。
それにいくつか見た顔もある。
難民が何とか暮らせるだけの備えを、住居や食料供給を半年程度で整えその後を託した相手だ。
何でいるんだよ!
そう思ったが、
「ピートロネラ皇女様、いえピートロネラ皇帝様、どうかロンドロッグを復興なさって下さい!還幸の準備は整いつつあります!どうか!どうか!」
確かロンドロッグの支配階級は全滅していたんだったよな?
特に皇族。
ピートロネラ以外全員殺されたとか。
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そこまでするのに何でピートロネラだけ助かったんだ?
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だがここまで広く知られちまっているんだ。こっそり刺客を送りつけたり・・・・
あ、それ俺が仕留めたんだったか?
最近魔族がやたら来ると思っていたんだよ!
だが弱いんだよなあ。
そうか、いつの間にか俺がそんな仕事をしていたのか!
いやあ、俺って実は凄くね?
注:その後章の暴走は留まるところを知らず、ピートロネラによって止められるまで延々と数時間続いたとか・・・・
「章様はできる子なのですわ。私はちゃんと知っていますからね。伴侶ですもの。」
俺はピーちゃんにそう言われ、頭を撫でられた。
「なあ、俺とお前は伴侶なんだろう?じゃあだきってしてもいいだろう?」
「伴侶たるもの、常に相手の立場を尊重し、相手が尊敬する振る舞いをせねばなりません。ここで今章様が私をお抱きになったとして、それは果たして相手を尊重した行為でしょうか?それに相手の立場を考慮なさっておいでですか?そしてここはグビッシュ王国です。そうした行為はロンドロッグを魔王の手から取り戻してから行うのが筋ですわ。そもそもですけれど・・・・」
・・・・なあ、泣いていい?
この後延々と我が伴侶殿は俺にコンコンと語っていくんだよ。
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俺、今までどんな事でも耐えてきたが・・・・心が折れそう( ノД`)シクシク
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