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外伝 章努の話
誰が下のお世話をしてくれたんだ?
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どうやら俺は魔法を使いすぎた事により一時的に体内の魔力が枯渇し、意識を失ったらしい。
ぶっちゃけ貧血になった時みたいな感じだったから、多分貧血だろう。
つまり魔法は血液に影響を及ぼす。
鉄分?それとも酸素か?
そういうのを消費するのだろう。
俺は未だ魔法のイロハについて基本が分かっていないから、そんな感じであたりを付けてみた。
まあ間違っていてもいいんだ。
分かっているのは魔法を使いすぎると貧血みたいになって、目の前が真っ暗になり身体がいう事を聞かなくなって倒れてしまう、って事だ。
だが魔力の使い過ぎって、どうやって分かるんだ?
脱線しちまったな。
つまり俺はエルフのねーちゃん達を蘇生させるのに魔法を何度も使った結果、こんな事態に陥ったって事だ。
で、いつの間にかベッドへ寝かされていたって言うのが今。
「ショー様、気が付かれましたか?」
俺の手を取り涙ながらに看病?看護?をしてくれるピートロネラだ。
「あ?単なる貧血だろう?そんな泣く事はないだろう?」
「この年で未亡人にはなりたくありませんもの。それに貧血?もう1週間意識を失ったままだったのですよ?」
うげ!1週間?
俺は1週間もベッドで横になっていたのか?
信じられん。
俺は起き上がろうとしたが駄目だ、身体に力が入らん。
「何をした!」
俺は拘束されているのか?折角逃げ切れたと思ったが、まさかのピートロネラが追手だったとか。
見る目がなかったのかよ俺。
俺は脱力した。
また簀巻きにされ運ばれるのか?それとももう1人の俺同様、ここで散るのか?
あー抵抗できん。
「1週間寝たきりだったのです。急に起き上がるなんて無理ですわ!少しずつ手足を動かす所から始めましょう。」
どうやら俺は助かったらしい。
その後数時間かけて俺は起き上がる所までもって行けた。
1週間も寝たきりだと、こうも筋力が落ちるのな。
そして背中やお尻が変に痛い。
後で聞いたが床ずれだったとか。
ずっと同じ体勢で寝たきりだとこうなるらしい。
俺は起き上がり用を足しに向かったが、ピートロネラが付いてきた。
そう言えば俺1週間意識を失っていたんだよな?
その間はどうしていたんだ?
管も刺さっていねえし・・・・まさか!
俺はいつの間にかやってきていたバイエンスのおっさんとトイレへ向かった。
これだけはおっさんが頼りだからな。
大をできる、ちゃんと腰掛けられる便座に座って用を足した。
パンツを見たが、粗相はしていなかった。
若しくは取り換えてもらっていた?
誰が下のお世話をしたんだ?
流石に皇女という身分の女がする事じゃあねえよな?
そう思ったが、俺がトイレから休む事の出来る部屋に移動したら、エルフのねーちゃん達が待ち構えていた。
「「「「私達で全て執り行いましたショー様。」」」」
エルフのねーちゃん達が同時に言葉を発し、
「「「「ありがとうございます。」」」」
土下座をし始めたから驚いた。
「土下座はやめ!」
俺は土下座が嫌いなんだよ!
4人いたから全員助かったんだな。
ぶっちゃけ貧血になった時みたいな感じだったから、多分貧血だろう。
つまり魔法は血液に影響を及ぼす。
鉄分?それとも酸素か?
そういうのを消費するのだろう。
俺は未だ魔法のイロハについて基本が分かっていないから、そんな感じであたりを付けてみた。
まあ間違っていてもいいんだ。
分かっているのは魔法を使いすぎると貧血みたいになって、目の前が真っ暗になり身体がいう事を聞かなくなって倒れてしまう、って事だ。
だが魔力の使い過ぎって、どうやって分かるんだ?
脱線しちまったな。
つまり俺はエルフのねーちゃん達を蘇生させるのに魔法を何度も使った結果、こんな事態に陥ったって事だ。
で、いつの間にかベッドへ寝かされていたって言うのが今。
「ショー様、気が付かれましたか?」
俺の手を取り涙ながらに看病?看護?をしてくれるピートロネラだ。
「あ?単なる貧血だろう?そんな泣く事はないだろう?」
「この年で未亡人にはなりたくありませんもの。それに貧血?もう1週間意識を失ったままだったのですよ?」
うげ!1週間?
俺は1週間もベッドで横になっていたのか?
信じられん。
俺は起き上がろうとしたが駄目だ、身体に力が入らん。
「何をした!」
俺は拘束されているのか?折角逃げ切れたと思ったが、まさかのピートロネラが追手だったとか。
見る目がなかったのかよ俺。
俺は脱力した。
また簀巻きにされ運ばれるのか?それとももう1人の俺同様、ここで散るのか?
あー抵抗できん。
「1週間寝たきりだったのです。急に起き上がるなんて無理ですわ!少しずつ手足を動かす所から始めましょう。」
どうやら俺は助かったらしい。
その後数時間かけて俺は起き上がる所までもって行けた。
1週間も寝たきりだと、こうも筋力が落ちるのな。
そして背中やお尻が変に痛い。
後で聞いたが床ずれだったとか。
ずっと同じ体勢で寝たきりだとこうなるらしい。
俺は起き上がり用を足しに向かったが、ピートロネラが付いてきた。
そう言えば俺1週間意識を失っていたんだよな?
その間はどうしていたんだ?
管も刺さっていねえし・・・・まさか!
俺はいつの間にかやってきていたバイエンスのおっさんとトイレへ向かった。
これだけはおっさんが頼りだからな。
大をできる、ちゃんと腰掛けられる便座に座って用を足した。
パンツを見たが、粗相はしていなかった。
若しくは取り換えてもらっていた?
誰が下のお世話をしたんだ?
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そう思ったが、俺がトイレから休む事の出来る部屋に移動したら、エルフのねーちゃん達が待ち構えていた。
「「「「私達で全て執り行いましたショー様。」」」」
エルフのねーちゃん達が同時に言葉を発し、
「「「「ありがとうございます。」」」」
土下座をし始めたから驚いた。
「土下座はやめ!」
俺は土下座が嫌いなんだよ!
4人いたから全員助かったんだな。
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