690 / 735
外伝 章努の話
野良神
しおりを挟む
野良神とは読んで字の如く、野良の神である。
そもそも野良の神とは何?と思うかもしれないが、野良は野良なのである。
有り体に言えば、神界を放逐され、神でありながら地上で暮らす神の事である。
そんな野良神が章の所にいるのだ。
何故か?それは・・・・
【何故私が君の所で絆を結びたいか知りたいのだろう?それはね、勇者として召喚された人物と契約を結び結果を残せば、神界へ戻る資格を得られるからだよ。ここにいる召喚士は何ていったらいいのか、神に対して素晴らしい心を持っている!だから本来自分だけで独占すべき絆を、何と僕にもその一部を許可してくれると言うのだよ!なんて慈悲深い女性なんだ!そんな女性を伴侶にしちゃうとか君は本当に恵まれているね!】
なんか勝手に語り始めたぞ?そして意味が分からなさ過ぎて色々聞きそびれてしまったが・・・・まあいいか。
【つまり神界へ戻る為に俺を利用しようとしているって事か?】
【いやいや待ってくれないかい?確かに利用すると言うのは否定しないが、それは君との絆を結んで、君を補佐しない事には意味を成さないからね?つまり君が死ぬまで補佐が続くんだよ?そして君の死に方次第では絆を結んだ意味が無くなるから、僕は君を全力で補佐しないと神界へ戻るチャンスを得る事すらできないんだよ?】
何か必死だな。さてどうすっかなあ?
わざわざこいつと何かをしなくても生きていけそうだし?
ピー何とかちゃんさえいればいいんだよな?あの子とっても素敵だし?
目に見えん謎の脳内野郎とかいらないぞ?
【いやいやちょっと待ってくれ!これでも神の末席にある身だよ?君も僕の助言で嫌だけれども現実を知り、結果的に役だったはず。今後もある意味無償でそう言った助言を出せるんだよ?言っておくけれど絆を結んだからって君の魂や命に影響はない!僕が神界へ戻るには君が老衰で死んで、来世で無事に新たな生命として生まれない事には意味がないんだ!だから君には得はあっても不利益になる事はないんだ!信じてくれ!それに何か勘違いしているようだ。】
必死だが・・・・俺が一体何を勘違いしているっていうんだ?
「ゆう・・・・ショー様、警戒されるのは分かりますし、それに理解もできないのでしょう、それはこの世界にやってきて間もないので仕方のない事だと思いますわ。私が言える事は、ショー様に語り掛けている野良神ですが、野良神は神界へ戻るつもりであれば相手に嘘を付けません。それに絆を結ぼうとしている相手を騙す事は決してありません。騙してしまうと神界へ戻る機会を失う事を意味します。」
「そうなのか?えっと・・・・」
「ピートロネラですわ、ショー様。」
「長いな、ピーちゃんでもいいか?」
「・・・・何かそれはいけないと本能が警告しています。せめてロネラで、若しくはピート・・・・ああ、何て事でしょう!私の名前を短縮すると、何か酷い事になる未来しか見えませんわ!」
ピートってなんかあったよな?あとピートロ・・・・とろ?ロネラは知らんが頑張って覚えるか?
「そこは何とか譲歩しよう、ピ・・・・ピートロネラだったな?」
「はいゆう・・・・ショー様!」
俺はピートロネラに、野良神をどうすべきか助言を受けていた。
【あーすまないがそろそろ本当に頼むよ?】
野良神の扱いはあまりにも雑だった。
そもそも野良の神とは何?と思うかもしれないが、野良は野良なのである。
有り体に言えば、神界を放逐され、神でありながら地上で暮らす神の事である。
そんな野良神が章の所にいるのだ。
何故か?それは・・・・
【何故私が君の所で絆を結びたいか知りたいのだろう?それはね、勇者として召喚された人物と契約を結び結果を残せば、神界へ戻る資格を得られるからだよ。ここにいる召喚士は何ていったらいいのか、神に対して素晴らしい心を持っている!だから本来自分だけで独占すべき絆を、何と僕にもその一部を許可してくれると言うのだよ!なんて慈悲深い女性なんだ!そんな女性を伴侶にしちゃうとか君は本当に恵まれているね!】
なんか勝手に語り始めたぞ?そして意味が分からなさ過ぎて色々聞きそびれてしまったが・・・・まあいいか。
【つまり神界へ戻る為に俺を利用しようとしているって事か?】
【いやいや待ってくれないかい?確かに利用すると言うのは否定しないが、それは君との絆を結んで、君を補佐しない事には意味を成さないからね?つまり君が死ぬまで補佐が続くんだよ?そして君の死に方次第では絆を結んだ意味が無くなるから、僕は君を全力で補佐しないと神界へ戻るチャンスを得る事すらできないんだよ?】
何か必死だな。さてどうすっかなあ?
わざわざこいつと何かをしなくても生きていけそうだし?
ピー何とかちゃんさえいればいいんだよな?あの子とっても素敵だし?
目に見えん謎の脳内野郎とかいらないぞ?
【いやいやちょっと待ってくれ!これでも神の末席にある身だよ?君も僕の助言で嫌だけれども現実を知り、結果的に役だったはず。今後もある意味無償でそう言った助言を出せるんだよ?言っておくけれど絆を結んだからって君の魂や命に影響はない!僕が神界へ戻るには君が老衰で死んで、来世で無事に新たな生命として生まれない事には意味がないんだ!だから君には得はあっても不利益になる事はないんだ!信じてくれ!それに何か勘違いしているようだ。】
必死だが・・・・俺が一体何を勘違いしているっていうんだ?
「ゆう・・・・ショー様、警戒されるのは分かりますし、それに理解もできないのでしょう、それはこの世界にやってきて間もないので仕方のない事だと思いますわ。私が言える事は、ショー様に語り掛けている野良神ですが、野良神は神界へ戻るつもりであれば相手に嘘を付けません。それに絆を結ぼうとしている相手を騙す事は決してありません。騙してしまうと神界へ戻る機会を失う事を意味します。」
「そうなのか?えっと・・・・」
「ピートロネラですわ、ショー様。」
「長いな、ピーちゃんでもいいか?」
「・・・・何かそれはいけないと本能が警告しています。せめてロネラで、若しくはピート・・・・ああ、何て事でしょう!私の名前を短縮すると、何か酷い事になる未来しか見えませんわ!」
ピートってなんかあったよな?あとピートロ・・・・とろ?ロネラは知らんが頑張って覚えるか?
「そこは何とか譲歩しよう、ピ・・・・ピートロネラだったな?」
「はいゆう・・・・ショー様!」
俺はピートロネラに、野良神をどうすべきか助言を受けていた。
【あーすまないがそろそろ本当に頼むよ?】
野良神の扱いはあまりにも雑だった。
1
お気に入りに追加
4,618
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
スキルガチャで異世界を冒険しよう
つちねこ
ファンタジー
異世界に召喚されて手に入れたスキルは「ガチャ」だった。
それはガチャガチャを回すことで様々な魔道具やスキルが入手できる優れものスキル。
しかしながら、お城で披露した際にただのポーション精製スキルと勘違いされてしまう。
お偉いさん方による検討の結果、監視の目はつくもののあっさりと追放されてしまう事態に……。
そんな世知辛い異世界でのスタートからもめげることなく頑張る主人公ニール(銭形にぎる)。
少しずつ信頼できる仲間や知り合いが増え、何とか生活の基盤を作れるようになっていく。そんなニールにスキル「ガチャ」は少しづつ奇跡を起こしはじめる。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる