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外伝 章努の話
グビッシュ王国へやって来た
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ショーとバイエンス氏、そして4人いるエルフのねーちゃん達は休む事なく進んでいた。
国境付近はまだ色々怪しいからと、バイエンス氏は1週間ほぼ休みなしで移動した。
「ショー殿、次にいい感じの街等があれば、そこで落ち着きましょう。」
乗り物は金が掛かっているからある程度快適なのだが、実際はエルフのねーちゃん達の魔力回復アイテム扱いで、ショーとバイエンスのおっさんは常に抱きしめられていた。
いやあ、いい匂いもするし人の体温は心地よいんだが・・・・何か違う!
「もっと魔力を。」
「もう限界だ。」
「じゃあ口で。」
「俺は好きになった女性としかキスはしないんだ!」
「それは残念。」
エルフのねーちゃん達は4人とも例外なく美人だ。
だから勿体ないんだが、ここでキスしてしまうと何か取り返しのつかない事になりそうで踏み切れていない。
一方のバイエンス氏は、
「君達は私の奴隷だ。奴隷に手を出す奴隷商は奴隷商ではない。いや何か変だな。私は奴隷商を廃業したのだ。」
国境を越えてからのバイエンス氏は何だか悩んでいるようだ。
「奴隷で無くなれば手を出してくれるのね。」
「いや、ショー殿の安全が確保できる場所に到達し、落ち着けば4人共奴隷を解放はする。その後は里に帰るなり、好きに生きるといい。だが、私やショー殿を襲うような事だけはしないでくれたまえ。君達に襲われれば私達では対処のしようがない。」
「解放したら結婚。」
「駄目だ!奴隷と結婚?それは結婚ではない。」
すまん、エルフのねーちゃんとバイエンス氏の会話、俺には理解できなかった。
「なあ、エルフのねーちゃん達、あんた達って奴隷から解放されたらおっさんの妻になりたいのか?」
「よくわかっているわね。」
「その通りよ。」
「ずっと言い続けているのだけど。」
「何か問題が?」
この世界は1人の男性が沢山の女性と結婚できるのか?つまり一夫多妻、男のロマンでもあるハーレム?
「なあおっさん、何でエルフのねーちゃん達と結婚しないんだ?」
「ショー殿、奴隷は奴隷商、その後は客である人物の所有物となります。所有者の命令は絶対です。但し奴隷の状況にもよりますが。例えば重犯罪奴隷であれば生殺与奪の権利すらあります。犯罪奴隷にしても殺傷以外は何でもありですな。そして借金奴隷は・・・・基本私の奴隷は借金奴隷ですが、細かい契約に則った奴隷となりますから、殺傷は厳禁、女性に関し性的に手を出すかどうかは契約時の項目によります。」
うーん、奴隷って何なんだろうな。
「なあ、俺の住んでいた国じゃあさ、犯罪を犯せば警察に捕まり裁判を受け、犯した罪の重さで刑量が決まって刑務所で刑期を終えるまで過ごすんだが、この世界じゃそんな制度はないのか?」
「犯罪を犯せば即奴隷落ちですな。何処かで養う?そんな無駄はできません。そしてエルフの4人は元々人狩りによって捕まってしまったのを私が強引に・・・・おっと、これ以上は知らない方がいい。」
何だ?4人は人狩りに捕まって、どうやってバイエンス氏の所へやって来たんだ?
勇者召喚によって異世界にやってきてから3週間程経ったが、未だ社会の仕組みが理解できない。
日本は平和だったんだなあ。
ああそうそう、俺は召喚に応じた事になっているんだが、うっかりミスでやってきたのは神聖帝国ロンドロッグという国で、今いる国はグビッシュ王国という国らしい。
帝国とか王国とか。
国境付近はまだ色々怪しいからと、バイエンス氏は1週間ほぼ休みなしで移動した。
「ショー殿、次にいい感じの街等があれば、そこで落ち着きましょう。」
乗り物は金が掛かっているからある程度快適なのだが、実際はエルフのねーちゃん達の魔力回復アイテム扱いで、ショーとバイエンスのおっさんは常に抱きしめられていた。
いやあ、いい匂いもするし人の体温は心地よいんだが・・・・何か違う!
「もっと魔力を。」
「もう限界だ。」
「じゃあ口で。」
「俺は好きになった女性としかキスはしないんだ!」
「それは残念。」
エルフのねーちゃん達は4人とも例外なく美人だ。
だから勿体ないんだが、ここでキスしてしまうと何か取り返しのつかない事になりそうで踏み切れていない。
一方のバイエンス氏は、
「君達は私の奴隷だ。奴隷に手を出す奴隷商は奴隷商ではない。いや何か変だな。私は奴隷商を廃業したのだ。」
国境を越えてからのバイエンス氏は何だか悩んでいるようだ。
「奴隷で無くなれば手を出してくれるのね。」
「いや、ショー殿の安全が確保できる場所に到達し、落ち着けば4人共奴隷を解放はする。その後は里に帰るなり、好きに生きるといい。だが、私やショー殿を襲うような事だけはしないでくれたまえ。君達に襲われれば私達では対処のしようがない。」
「解放したら結婚。」
「駄目だ!奴隷と結婚?それは結婚ではない。」
すまん、エルフのねーちゃんとバイエンス氏の会話、俺には理解できなかった。
「なあ、エルフのねーちゃん達、あんた達って奴隷から解放されたらおっさんの妻になりたいのか?」
「よくわかっているわね。」
「その通りよ。」
「ずっと言い続けているのだけど。」
「何か問題が?」
この世界は1人の男性が沢山の女性と結婚できるのか?つまり一夫多妻、男のロマンでもあるハーレム?
「なあおっさん、何でエルフのねーちゃん達と結婚しないんだ?」
「ショー殿、奴隷は奴隷商、その後は客である人物の所有物となります。所有者の命令は絶対です。但し奴隷の状況にもよりますが。例えば重犯罪奴隷であれば生殺与奪の権利すらあります。犯罪奴隷にしても殺傷以外は何でもありですな。そして借金奴隷は・・・・基本私の奴隷は借金奴隷ですが、細かい契約に則った奴隷となりますから、殺傷は厳禁、女性に関し性的に手を出すかどうかは契約時の項目によります。」
うーん、奴隷って何なんだろうな。
「なあ、俺の住んでいた国じゃあさ、犯罪を犯せば警察に捕まり裁判を受け、犯した罪の重さで刑量が決まって刑務所で刑期を終えるまで過ごすんだが、この世界じゃそんな制度はないのか?」
「犯罪を犯せば即奴隷落ちですな。何処かで養う?そんな無駄はできません。そしてエルフの4人は元々人狩りによって捕まってしまったのを私が強引に・・・・おっと、これ以上は知らない方がいい。」
何だ?4人は人狩りに捕まって、どうやってバイエンス氏の所へやって来たんだ?
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日本は平和だったんだなあ。
ああそうそう、俺は召喚に応じた事になっているんだが、うっかりミスでやってきたのは神聖帝国ロンドロッグという国で、今いる国はグビッシュ王国という国らしい。
帝国とか王国とか。
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