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外伝 章努の話
4人の御者
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慌てて出発したから気付かなかったが、乗り物の中には俺とバイエンス氏、そして何故か後3人いるんだが何ぞこれ。
しかも3人、寝ているぞ。
「御者ですよ、ショー殿。4人の御者ですが、全員奴隷ですのでご安心を。魔力が多い者を選んでおりますので、万が一の時は魔力を用いて戦闘もこなせますぞ。」
それにしてもこの4人、少し細いんじゃねえか?細いと言うか華奢過ぎる!
俺は興味本位で寝ている御者でいいのか?その隠れている顔を見たんだが、いや、マジで驚いた。
何せ寝ている御者の奴隷、女だったからだ。
まさかと思い他に2人いる顔を見るとやはり女。
じゃあ今この乗り物を動かしているのって?
「全員エルフの女ですよ。」
エルフ?
「操縦している奴隷の顔も確認しますか?」
「あ、ああ。」
俺が上の空で返事をすると、バイエンス氏は操縦している御者に声をかけ、その御者はかぶっているフードを取り、こちらを見る。
4人ともめちゃくちゃ美人な顔だ。
成程これがエルフ。
そしてその顔には何の感情もなさそうな、冷たい表情。
俺が見たのを確認すると、フードをかぶりなおし前に向き直る御者。
いやマジ何この美女達。
それにどうやって動かしているんだ?
エンジンのような音もしないぞこれ。
「魔力で車軸を回転させて進んでいるのですよ。今は時間がもったいないので、我々が食事や用を足す以外は止まらず進んでいきます。そのための4人です。4人は交代し此処で寝て魔力を回復させます。3日もすれば国境へ到着できるでしょう。」
魔力が動力源?何それ流石異世界。
そして奴隷がエネルギーなのかよ!
しかも女で美人。
体形はよくわかんねが、さっき見た限りでは皆細そうだぞ?
背の高さは寝ているし御者は座っているからわからんが。
いやそれにしても綺麗すぎるだろこの肌。
それに異様に整いすぎている顔。
人形だぞこれじゃあ。
それに俺の真ん前で寝ている女の顔を試しに触ってみたが、こちらを気にする事なく寝たまんまとかどうなっているんだ?
それにこの乗り物、殆ど揺れないのは何でだ?
俺が簀巻きにされてた時はものすごく揺れてたぞ?わからん事だらけだ。
「なあ、何で揺れないんだ?」
俺はバイエンス氏に訊ねるが、
「この乗り物は金がかかっていますからな。なるべく積み荷を揺らさずに運搬できるようになっております故、揺れにくいのですよ。」
「そうなのか。まあいいや、何だか眠くなったから、少し寝るわ。」
そうは言ってもそんなに広くはなさそうな乗り物の後ろ。
椅子はなく、床のみ。
しかも今3人が寝ている。
仕方がない。
誰かの隣で寝るか。
「全員が寝るには狭いですな。奴隷は気にしませんから、奴隷を抱き枕に寝ても宜しいが如何なさいますか?」
え?いやいや駄目だろいくら何でも見ず知らずの女性を抱きながら寝るとか。
そう思ったんだけど、バイエンス氏が先に寝始める。
「まあさほど脂肪はありませんが、こうして寝ると体温が心地よいので気持ちよく寝れますぞ?それにこうしてこの奴隷を抱きしめるのは意味があるのですが・・・・って、ショー殿、もう限界ですかな?聞いていないですな。」
バイエンス氏は躊躇なく寝ている1人を抱きしめ寝てしまう。
いやそれにしてもこの奴隷、こんな風に抱き着かれても無反応とか、どうなっているんだ。いや、むしろ相手の方がバイエンス氏にしがみ付いてきたぞ?何でだ!
そして俺も眠いから横になるが、俺が横になった時にすぐ目の前にいた女にバイエンス氏が何か声をかけたようで、俺が横になったら抱きしめてきやがった。
あ、なんだか暖かくて気持ちいい・・・・
俺はあっという間に寝てしまったようだ。
しかも3人、寝ているぞ。
「御者ですよ、ショー殿。4人の御者ですが、全員奴隷ですのでご安心を。魔力が多い者を選んでおりますので、万が一の時は魔力を用いて戦闘もこなせますぞ。」
それにしてもこの4人、少し細いんじゃねえか?細いと言うか華奢過ぎる!
俺は興味本位で寝ている御者でいいのか?その隠れている顔を見たんだが、いや、マジで驚いた。
何せ寝ている御者の奴隷、女だったからだ。
まさかと思い他に2人いる顔を見るとやはり女。
じゃあ今この乗り物を動かしているのって?
「全員エルフの女ですよ。」
エルフ?
「操縦している奴隷の顔も確認しますか?」
「あ、ああ。」
俺が上の空で返事をすると、バイエンス氏は操縦している御者に声をかけ、その御者はかぶっているフードを取り、こちらを見る。
4人ともめちゃくちゃ美人な顔だ。
成程これがエルフ。
そしてその顔には何の感情もなさそうな、冷たい表情。
俺が見たのを確認すると、フードをかぶりなおし前に向き直る御者。
いやマジ何この美女達。
それにどうやって動かしているんだ?
エンジンのような音もしないぞこれ。
「魔力で車軸を回転させて進んでいるのですよ。今は時間がもったいないので、我々が食事や用を足す以外は止まらず進んでいきます。そのための4人です。4人は交代し此処で寝て魔力を回復させます。3日もすれば国境へ到着できるでしょう。」
魔力が動力源?何それ流石異世界。
そして奴隷がエネルギーなのかよ!
しかも女で美人。
体形はよくわかんねが、さっき見た限りでは皆細そうだぞ?
背の高さは寝ているし御者は座っているからわからんが。
いやそれにしても綺麗すぎるだろこの肌。
それに異様に整いすぎている顔。
人形だぞこれじゃあ。
それに俺の真ん前で寝ている女の顔を試しに触ってみたが、こちらを気にする事なく寝たまんまとかどうなっているんだ?
それにこの乗り物、殆ど揺れないのは何でだ?
俺が簀巻きにされてた時はものすごく揺れてたぞ?わからん事だらけだ。
「なあ、何で揺れないんだ?」
俺はバイエンス氏に訊ねるが、
「この乗り物は金がかかっていますからな。なるべく積み荷を揺らさずに運搬できるようになっております故、揺れにくいのですよ。」
「そうなのか。まあいいや、何だか眠くなったから、少し寝るわ。」
そうは言ってもそんなに広くはなさそうな乗り物の後ろ。
椅子はなく、床のみ。
しかも今3人が寝ている。
仕方がない。
誰かの隣で寝るか。
「全員が寝るには狭いですな。奴隷は気にしませんから、奴隷を抱き枕に寝ても宜しいが如何なさいますか?」
え?いやいや駄目だろいくら何でも見ず知らずの女性を抱きながら寝るとか。
そう思ったんだけど、バイエンス氏が先に寝始める。
「まあさほど脂肪はありませんが、こうして寝ると体温が心地よいので気持ちよく寝れますぞ?それにこうしてこの奴隷を抱きしめるのは意味があるのですが・・・・って、ショー殿、もう限界ですかな?聞いていないですな。」
バイエンス氏は躊躇なく寝ている1人を抱きしめ寝てしまう。
いやそれにしてもこの奴隷、こんな風に抱き着かれても無反応とか、どうなっているんだ。いや、むしろ相手の方がバイエンス氏にしがみ付いてきたぞ?何でだ!
そして俺も眠いから横になるが、俺が横になった時にすぐ目の前にいた女にバイエンス氏が何か声をかけたようで、俺が横になったら抱きしめてきやがった。
あ、なんだか暖かくて気持ちいい・・・・
俺はあっという間に寝てしまったようだ。
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