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召喚から15年が経った
第616話 オイヴィの選択、そして
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「迷う事もなかろう。順番に行けばいい。」
僕は何を迷っていたのだろう。
単純な事。
一つずつ順番に行って確認すればいいだけの話。
オイヴィに言われて気が付く。
何で迷っていたんだろう。
僕はきっと平常心ではなかったのだろう。
オイヴィは日本の事には先入観がないからオイヴィはいつも通り。
オイヴィは小柄で細い。
そんなオイヴィが大きく見える。
これはきっと僕の心の小ささなんだろう。
「順平殿、手を。」
オイヴィの差し出される手を取る。
剣の達人のオイヴィ。
だけどその手は小さい。
だけどやはり大きく感じる。
それは彼女に触れる事による安心感。
僕は落ち着き、進むべき道を迷いなく進む。
何故かこれ、という勘が働く。
意味不明だがそう言うもんだろう?
そして向かった先は・・・・ズバリ正解。
まあ三つしかないから三分の一の確率なんだけど。
まあだからこそこれでもう僕は自信を取り戻す事ができたようだ。
「その顔の方が順平殿らしい。」
オイヴィの言葉がありがたい。
思わずオイヴィを抱きしめてしまう。
「あっ・・・・」
しばらくそのままいちゃつくと、後ろから怒られた。
「ねえ、別にどうでもいいんだけどお、私もいるんだよねえ。」
そうだった。
「そうだった。早起、こっちへおいで。」
「何かなあ?」
そして早起も抱きしめる。
「きゃっ!」
のほほんとした早起の普段からは想像できないその言葉。
「ちょっとお、二人同時とかあ、あんた節操ないわよお?」
どうやら早起はこういうのは2人で行いたいようだ。
「まあいいじゃないか。」
「よくないよお・・・・それよりどうするのお?」
例の施設を出ると目の前には何もないけれど、少し離れた場所にあれがそうなんだろうとわかる建物が見える。
「あれがそうなんだ?」
「そうよお?だけど何だか変ねえ?」
早起が何か違和感を感じる様子。
僕も注意してみるけれど・・・・うーん、なんだか魔素がおかしい?
はっきりとはわからないけれど、なんだか向こうが時々何かにさえぎられるような感じに見える。
「順平殿、魔素が濃すぎて何やら視界が変な状態だ。向かうならそれなりに対策をした方がよさそうだ。」
オイヴィも即座に異変に気が付いてくれる。
ただこの場所にはその影響はない感じ。但し魔素が濃いのは変わらずだけど。
「周囲の魔素を取り込んでくれる魔道具があるから、それを使って周囲の魔素を減少させよう。」
魔素を塊にしてくれ、保管してくれる優れもの。
まあ魔石?になるんだけどね。
早速魔道具を取りだし、起動させる。
魔道具の動力源は勿論魔石。
何せ周囲の魔素をエネルギーにしてしまうと、魔素が少なければ動作不能、濃すぎれば魔素の過剰に耐えきれずやはり動作が停止してしまう。
なので魔石を用い安定した動作をさせています。
ただあまり効率は良くない。
僕は何を迷っていたのだろう。
単純な事。
一つずつ順番に行って確認すればいいだけの話。
オイヴィに言われて気が付く。
何で迷っていたんだろう。
僕はきっと平常心ではなかったのだろう。
オイヴィは日本の事には先入観がないからオイヴィはいつも通り。
オイヴィは小柄で細い。
そんなオイヴィが大きく見える。
これはきっと僕の心の小ささなんだろう。
「順平殿、手を。」
オイヴィの差し出される手を取る。
剣の達人のオイヴィ。
だけどその手は小さい。
だけどやはり大きく感じる。
それは彼女に触れる事による安心感。
僕は落ち着き、進むべき道を迷いなく進む。
何故かこれ、という勘が働く。
意味不明だがそう言うもんだろう?
そして向かった先は・・・・ズバリ正解。
まあ三つしかないから三分の一の確率なんだけど。
まあだからこそこれでもう僕は自信を取り戻す事ができたようだ。
「その顔の方が順平殿らしい。」
オイヴィの言葉がありがたい。
思わずオイヴィを抱きしめてしまう。
「あっ・・・・」
しばらくそのままいちゃつくと、後ろから怒られた。
「ねえ、別にどうでもいいんだけどお、私もいるんだよねえ。」
そうだった。
「そうだった。早起、こっちへおいで。」
「何かなあ?」
そして早起も抱きしめる。
「きゃっ!」
のほほんとした早起の普段からは想像できないその言葉。
「ちょっとお、二人同時とかあ、あんた節操ないわよお?」
どうやら早起はこういうのは2人で行いたいようだ。
「まあいいじゃないか。」
「よくないよお・・・・それよりどうするのお?」
例の施設を出ると目の前には何もないけれど、少し離れた場所にあれがそうなんだろうとわかる建物が見える。
「あれがそうなんだ?」
「そうよお?だけど何だか変ねえ?」
早起が何か違和感を感じる様子。
僕も注意してみるけれど・・・・うーん、なんだか魔素がおかしい?
はっきりとはわからないけれど、なんだか向こうが時々何かにさえぎられるような感じに見える。
「順平殿、魔素が濃すぎて何やら視界が変な状態だ。向かうならそれなりに対策をした方がよさそうだ。」
オイヴィも即座に異変に気が付いてくれる。
ただこの場所にはその影響はない感じ。但し魔素が濃いのは変わらずだけど。
「周囲の魔素を取り込んでくれる魔道具があるから、それを使って周囲の魔素を減少させよう。」
魔素を塊にしてくれ、保管してくれる優れもの。
まあ魔石?になるんだけどね。
早速魔道具を取りだし、起動させる。
魔道具の動力源は勿論魔石。
何せ周囲の魔素をエネルギーにしてしまうと、魔素が少なければ動作不能、濃すぎれば魔素の過剰に耐えきれずやはり動作が停止してしまう。
なので魔石を用い安定した動作をさせています。
ただあまり効率は良くない。
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