608 / 735
召喚から15年が経った
第602話 常山領から家臣が陸続とやってくる
しおりを挟む
ユハニに状況を説明(主に魔素の濃度)している間に、何故か家臣が陸続とやってきた。
当然小屋に入りきらず、ゲートから現れてはすぐに外に出て行くが、100名ぐらいやって来たのではなかろうか?
「なあユハニ、なんでこんなにいきなり家臣が来るんだ?」
「万が一がありますと困りますので、こうして精鋭を連れてきました。ここと後2か所ほど拠点を設けましょう。」
言っている事は分からないでもないけど、こんなに沢山連れてくるってどうなの?周囲の調べもほとんど手付かずだし。
単に気配を探ったり、魔法で調べただけだから、もしスキル等で隠蔽してたりしたら危ないんだけど。
そして気が付けば数人が行ったり来たりしている。ユハニは何か知っているの?
そして最後にやってきた家臣は収納かばんに何やら魔道具を入れてこちらにやってきたようで、
「公爵様、これは魔素を魔石に変換する魔道具でございます。」
「そんなのあったの?」
「アーダ様のご指示です。国宝ですので扱いにはご注意下さいとの事です。」
・・・・複製しとこう。
「そうかありがとう。この魔素なら簡単に複製できそうだ。ちょっと待って。オイヴィ、今から複製をするから、万が一の時は頼むよ。」
「わかった。」
僕はこの魔道具をスキルを用い複製していきます。
こんな・・・・ノートパソコンの方が複雑だな?だけど中々に手こずりましたが、複製成功。これを何度か繰り返します。
いやあ、なんでこんなのあるの?
というかあるのなら魔素の濃い場所で運用すれば魔石がザックザック・・・でも国宝なんだったら、簡単に使わないのだろうから何かあるのかな?
「この魔道具の注意点は聞いてるかい?」
これを持ち込んだ家臣に聞くと、
「魔素が濃い場所でないと魔石は得られないそうで、アーダ様の話ですと常山領での起動も怪しい代物らしいです。ダンジョンの最深部であれば魔石が得られるかもとの話ですが、ここであれば可能では?という事で急遽宝物庫から探して下さったようです。」
それはありがたいけど大丈夫なのかな?
まあいいや。小屋の魔道具、明かりの奴は夜だと目立ちそうだからこれに替えておこう。
結局最初にゲート用の小屋を用意した場所から数キロ離れた場所に2か所、小屋を設置しました。
そして念のため領地ではなく、魔大陸と今までいた大陸の近い部分にもゲートでの行き来ができるようにしておきます。
万が一があって常山領によからぬ敵を侵入させないための措置です。
しかし早起の話だと、
「この辺には何もいないわよお?」
そう言えば一応安全な場所を選んでもらったんだっけ?違った?
「何もいないって?」
「ここに行き来する場所作るんでしょお?だからあ、魔素の濃い場所をお、教えたのよお。ここはねえ、魔素が濃すぎてえ、誰も近づかないのよお。」
「だったら最初からそう言ってほしいな。ポチが危険に晒された。」
「それに関してはあ、ごめんねえ?私なら耐えられたからさあ。どらちゃんにはきつすぎたわねえ。」
「人にはいいのかい?こういっちゃあ何だがねっとりとして気持ち悪いんだが。」
「問題ないわあ。あ、これからどうするのお?」
「一応安全を確認してからだが、そうだな、早起の父親、つまり魔王の拠点に行けるなら行っておきたい。但し僕とオイヴィの健康に影響がなければだがな。」
「うーん・・・・それは何とも言えないなあ?」
魔大陸にはやってこれた。しかし先に進むのは何だか色々怪しい。どうすべき?
当然小屋に入りきらず、ゲートから現れてはすぐに外に出て行くが、100名ぐらいやって来たのではなかろうか?
「なあユハニ、なんでこんなにいきなり家臣が来るんだ?」
「万が一がありますと困りますので、こうして精鋭を連れてきました。ここと後2か所ほど拠点を設けましょう。」
言っている事は分からないでもないけど、こんなに沢山連れてくるってどうなの?周囲の調べもほとんど手付かずだし。
単に気配を探ったり、魔法で調べただけだから、もしスキル等で隠蔽してたりしたら危ないんだけど。
そして気が付けば数人が行ったり来たりしている。ユハニは何か知っているの?
そして最後にやってきた家臣は収納かばんに何やら魔道具を入れてこちらにやってきたようで、
「公爵様、これは魔素を魔石に変換する魔道具でございます。」
「そんなのあったの?」
「アーダ様のご指示です。国宝ですので扱いにはご注意下さいとの事です。」
・・・・複製しとこう。
「そうかありがとう。この魔素なら簡単に複製できそうだ。ちょっと待って。オイヴィ、今から複製をするから、万が一の時は頼むよ。」
「わかった。」
僕はこの魔道具をスキルを用い複製していきます。
こんな・・・・ノートパソコンの方が複雑だな?だけど中々に手こずりましたが、複製成功。これを何度か繰り返します。
いやあ、なんでこんなのあるの?
というかあるのなら魔素の濃い場所で運用すれば魔石がザックザック・・・でも国宝なんだったら、簡単に使わないのだろうから何かあるのかな?
「この魔道具の注意点は聞いてるかい?」
これを持ち込んだ家臣に聞くと、
「魔素が濃い場所でないと魔石は得られないそうで、アーダ様の話ですと常山領での起動も怪しい代物らしいです。ダンジョンの最深部であれば魔石が得られるかもとの話ですが、ここであれば可能では?という事で急遽宝物庫から探して下さったようです。」
それはありがたいけど大丈夫なのかな?
まあいいや。小屋の魔道具、明かりの奴は夜だと目立ちそうだからこれに替えておこう。
結局最初にゲート用の小屋を用意した場所から数キロ離れた場所に2か所、小屋を設置しました。
そして念のため領地ではなく、魔大陸と今までいた大陸の近い部分にもゲートでの行き来ができるようにしておきます。
万が一があって常山領によからぬ敵を侵入させないための措置です。
しかし早起の話だと、
「この辺には何もいないわよお?」
そう言えば一応安全な場所を選んでもらったんだっけ?違った?
「何もいないって?」
「ここに行き来する場所作るんでしょお?だからあ、魔素の濃い場所をお、教えたのよお。ここはねえ、魔素が濃すぎてえ、誰も近づかないのよお。」
「だったら最初からそう言ってほしいな。ポチが危険に晒された。」
「それに関してはあ、ごめんねえ?私なら耐えられたからさあ。どらちゃんにはきつすぎたわねえ。」
「人にはいいのかい?こういっちゃあ何だがねっとりとして気持ち悪いんだが。」
「問題ないわあ。あ、これからどうするのお?」
「一応安全を確認してからだが、そうだな、早起の父親、つまり魔王の拠点に行けるなら行っておきたい。但し僕とオイヴィの健康に影響がなければだがな。」
「うーん・・・・それは何とも言えないなあ?」
魔大陸にはやってこれた。しかし先に進むのは何だか色々怪しい。どうすべき?
1
お気に入りに追加
4,724
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔王は貯金で世界を変える
らる鳥
ファンタジー
人間と魔族の争う世界に、新たな魔王が降り立った。
けれどもその魔王に、魔族の女神より与えられしギフトは『貯金』。
「母様、流石に此れはなかろうよ……」
思わず自分を派遣した神に愚痴る魔王だったが、実はそのギフトには途轍もない力が……。
この小説は、小説家になろう様でも投稿しています。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる