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召喚から15年が経った
第565話 3日意識が戻らず心配しましたが
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僕が娘さんを切り刻んで歯を取り除き、回復させてから娘さんの意識が戻るのに3日かかりました。
もしかして取り除いた歯、あれは魔物が偽装して娘さんの体の中に入り込み、神経を犯していて、無理やり取り除いたからそれが影響しているかも、と心配していたんです。
怪我は回復魔法で回復しましたが、失った血は回復魔法では回復しません。
これはどういう原理か未だに分かりません。
何せ四肢がもげても生えてくるのですから、血も戻っていいものなんですけど、何故血は回復しないのか分かりません。
ですが回復魔法の使い手であるオイヴィに聞いても、
「そういうものです、とでしか言いようがない。昔からそう聞いていたし、実際そうだった。順平殿もおかしな事を聞くものだ。それより冥府の夫妻の娘はまだ意識が戻らないのか。」
娘さんの意識が戻らなかったので、オイヴィを呼んだんです。
「もしかして無理やり異物を取り除くべきじゃなかったのかもしれなくてね。明らかに行動というか言動がおかしかったから、つまり脳が乗っ取られ、あるいは影響が少なからずあったはずなんだ。それを知らなかったとはいえ無理やり取っちゃったから、もしかしてそう言ったダメージがあるのかも、と。」
オイヴィはじっと娘さんを見ています。
そして何を思ったのか、
「ちょっと確認してくる。」
世話をしている女性の所へ向かったようです。
「以前順平殿と其方らが・・・・その時目が覚め・・・・と聞いているのだが。」
何を言っているのか聞き取りにくいです。
「ええ、私達は公爵様が・・・・でしたのでここにベッドを・・・・そしてそのまま・・・・で、真っ最中に目を開けられ・・・・ニシャアっとそれは凄い表情で・・・・ですが私達もこの機会を逃せば・・・・そのまま・・・・それを最後まで・・・・」
「わかった。すまないが今から私が順平殿と・・・・う事にする。」
「奥様が最優先ですから、私共からは何も・・・・が、何故かここ最近・・・・た者はほぼ間違いなく・・・・致しました。」
「それは良かった。何せもっと・・・・と言われているからな。私達だけでは到底無理だ。」
「ええ、存じ上げております。そこに付け込んだわけでは・・・・お家の為にも、それにこう言っては何ですが私達もまんざらではありませんの。」
あ、聞き耳立ててたってバレたらあまり褒められた行為じゃないから知らんぷりしよう。
「公爵様、すでに手遅れですわ。」
え?いつの間にか背後に秘書さんが。
「お手を拝借。」
そう言って僕の手は、秘書さんのお腹へ。
「子種ありがとうございます。」
「・・・・妊娠した?ほんの少しお腹が膨らんでるように感じるんだけど。」
「ええ、私もやっと妊娠いたしました。何故か中々妊娠しませんでしたので。あ、オイヴィ様が戻られますね。」
僕のスキルを持って看破できない秘書さん。
上には上がいるんだなあ。
「順平殿、今からこの娘さんの意識を覚ますのに効果的な事を実行したいのだがいいか?」
「意識が戻るの?それならぜひお願いしたいな。」
僕はナニが起こるのか知らないままそう言いました。
勿論オイヴィとのナニですが。
「では失礼して・・・・」
何故か僕はオイヴィにあっという間に裸にされました。そしてオイヴィも。
「女どもに聞いた。ここで子種を得ている間に娘さんが目を覚ましたと。だから同じ事をする。」
あ、ちょっと、心の準備が・・・・
僕の妻の中で特に見目麗しいオイヴィ。
友郁達は日本人的な美人なのに対し、オイヴィはまるで北欧の妖精。
しかもエルフの血が入っているとかで見た目は最初に出会った時とほぼ変わっていません。
そんなオイヴィに迫られたら・・・・
オイヴィは僕を押し倒し、僕はベッドでオイヴィと抱き合う形に。
そして・・・・致している最中、娘さんは目を開けました。それはもう目を明一杯見開き・・・・そしてみるみる顔が真っ赤になっていくじゃないか!
「きゃああ!!!!」
え?え?あの時と反応が全く違う?
「まるで生娘ではないか。まあいい。順平殿早く果てろ。」
僕はこの日、男の尊厳をこれでもかというほど踏みにじられ、
「信じられません!」
と娘さんの言葉を頂戴し、今度は僕が意識を失いました・・・・
「すまないな。君の意識を取り戻すのに、これしか思い浮かばなかったのだ。」
「いえ、その、それはいいのですがまさか隣でそのような行為が行われて・・・・それより此処は何処でしょうか?」
もしかして取り除いた歯、あれは魔物が偽装して娘さんの体の中に入り込み、神経を犯していて、無理やり取り除いたからそれが影響しているかも、と心配していたんです。
怪我は回復魔法で回復しましたが、失った血は回復魔法では回復しません。
これはどういう原理か未だに分かりません。
何せ四肢がもげても生えてくるのですから、血も戻っていいものなんですけど、何故血は回復しないのか分かりません。
ですが回復魔法の使い手であるオイヴィに聞いても、
「そういうものです、とでしか言いようがない。昔からそう聞いていたし、実際そうだった。順平殿もおかしな事を聞くものだ。それより冥府の夫妻の娘はまだ意識が戻らないのか。」
娘さんの意識が戻らなかったので、オイヴィを呼んだんです。
「もしかして無理やり異物を取り除くべきじゃなかったのかもしれなくてね。明らかに行動というか言動がおかしかったから、つまり脳が乗っ取られ、あるいは影響が少なからずあったはずなんだ。それを知らなかったとはいえ無理やり取っちゃったから、もしかしてそう言ったダメージがあるのかも、と。」
オイヴィはじっと娘さんを見ています。
そして何を思ったのか、
「ちょっと確認してくる。」
世話をしている女性の所へ向かったようです。
「以前順平殿と其方らが・・・・その時目が覚め・・・・と聞いているのだが。」
何を言っているのか聞き取りにくいです。
「ええ、私達は公爵様が・・・・でしたのでここにベッドを・・・・そしてそのまま・・・・で、真っ最中に目を開けられ・・・・ニシャアっとそれは凄い表情で・・・・ですが私達もこの機会を逃せば・・・・そのまま・・・・それを最後まで・・・・」
「わかった。すまないが今から私が順平殿と・・・・う事にする。」
「奥様が最優先ですから、私共からは何も・・・・が、何故かここ最近・・・・た者はほぼ間違いなく・・・・致しました。」
「それは良かった。何せもっと・・・・と言われているからな。私達だけでは到底無理だ。」
「ええ、存じ上げております。そこに付け込んだわけでは・・・・お家の為にも、それにこう言っては何ですが私達もまんざらではありませんの。」
あ、聞き耳立ててたってバレたらあまり褒められた行為じゃないから知らんぷりしよう。
「公爵様、すでに手遅れですわ。」
え?いつの間にか背後に秘書さんが。
「お手を拝借。」
そう言って僕の手は、秘書さんのお腹へ。
「子種ありがとうございます。」
「・・・・妊娠した?ほんの少しお腹が膨らんでるように感じるんだけど。」
「ええ、私もやっと妊娠いたしました。何故か中々妊娠しませんでしたので。あ、オイヴィ様が戻られますね。」
僕のスキルを持って看破できない秘書さん。
上には上がいるんだなあ。
「順平殿、今からこの娘さんの意識を覚ますのに効果的な事を実行したいのだがいいか?」
「意識が戻るの?それならぜひお願いしたいな。」
僕はナニが起こるのか知らないままそう言いました。
勿論オイヴィとのナニですが。
「では失礼して・・・・」
何故か僕はオイヴィにあっという間に裸にされました。そしてオイヴィも。
「女どもに聞いた。ここで子種を得ている間に娘さんが目を覚ましたと。だから同じ事をする。」
あ、ちょっと、心の準備が・・・・
僕の妻の中で特に見目麗しいオイヴィ。
友郁達は日本人的な美人なのに対し、オイヴィはまるで北欧の妖精。
しかもエルフの血が入っているとかで見た目は最初に出会った時とほぼ変わっていません。
そんなオイヴィに迫られたら・・・・
オイヴィは僕を押し倒し、僕はベッドでオイヴィと抱き合う形に。
そして・・・・致している最中、娘さんは目を開けました。それはもう目を明一杯見開き・・・・そしてみるみる顔が真っ赤になっていくじゃないか!
「きゃああ!!!!」
え?え?あの時と反応が全く違う?
「まるで生娘ではないか。まあいい。順平殿早く果てろ。」
僕はこの日、男の尊厳をこれでもかというほど踏みにじられ、
「信じられません!」
と娘さんの言葉を頂戴し、今度は僕が意識を失いました・・・・
「すまないな。君の意識を取り戻すのに、これしか思い浮かばなかったのだ。」
「いえ、その、それはいいのですがまさか隣でそのような行為が行われて・・・・それより此処は何処でしょうか?」
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