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異世界にやってきてから10年
第523話 あっけない結末
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このまま討伐するとして・・・・
今更どうでもいいのですが、魔王に乗っ取られた森信君は、もし魔王を分離させる事が出来たとして、元の人格に戻る事が出来るのか?
ふとそうした考えが頭によぎり、オイヴィに相談してみると、
「無理だな。もはやあの身体は魔王そのもの。もし魔王が別の身体に憑依したとして、今のあの身体の元居た人格が元に戻るのか、と言えばそれは出来ない。」
「じゃあもう森信君は死んだものとみなした方がいいんだね。」
「順平殿の同郷だからと言って遠慮は無用だな。下手にやりにくいからと勝機を逃せば、もはや魂がここにはない彼らも浮かばれまい。」
「わかった・・・・僕に考えがあるんだ。魔王は何度も罠で僕らを苦しめた。だが今は結界でその能力を封じている。魔王と取り巻き全員もだ。念の為に確認だが、この場にいる転移者はもう全員魔王の眷属なのかい?」
「例外なく全員だな。」
「わかった・・・・」
僕は収納かばんから大きなカバンを取り出し・・・・カバンと言うか大きな入り口のあいている袋?それの封印を解除し魔王達の頭上に展開していく。
チョッキンの執行により不能になっている魔王なのに、それでも裸のままおばちゃん(側近)と抱き合おうとしている。何かある!
だけどさせないよ!
魔王は側近と抱き合う事に意識が行っていて、しかしそれが章君の口撃がやまないので中々に気が散り思った事が出来ていない様子。
僕はバイエンス氏に目配せをし、章君に下がって貰います。
バイエンス氏は何をするのか察したのか、章君の背後から羽交い絞めにし、強引に後ろに引っ張っていきます。
「ちょ!何?何すんだよ!」
暴れるもさらにバイエンス氏の妻4人がかりで四肢を取られ、ついには章君の身体は持ち上げられ、連行されていきます。
これで遮るものはない。
魔王の頭上に固定しているカバン(袋)を頭上に固定したまま広げていきます。
丁度魔王と側近、眷属全員がすっぽり入る大きさになったので、そのまま降ろしていきます。
全員見事にすっぽり入り、入りきってから気が付いたのか、何やらカバンにぶつかっていますがもう遅いです。
そのまま更に床を抉りながら、最後は床ごと袋の口が閉まっていきます。
そして完全に袋の口が閉じ、どんどん小さくなっていきます。
そして手提げ袋ほどの大きさになった所で僕はもう一つ用意した収納かばんにその袋を入れてしまいます。
あっけない幕切れ。
こんなに簡単に捕獲できてしまっていいのでしょうかとも思うのですが、収納かばんの中に生ある者が入ってしまえば長くは生きられません。
具体的にどういう理由があるのか分かりませんが、恐らく収納かばんの中は亜空間なのでしょう。
時間経過がほとんどない・・・・場合によっては数倍のものもありますが、今いる場所とは明らかに時間軸が違います。
そして空気があるのかないのか分かりません。
ただ普通にポテチの未開封をそのまま入れて、再び取り出しても何の変化もないので気圧の変化があっても大した変化はありません。
本来生きているのを収納かばんに入れようとしても入らないのですが、僕は偶然?入ってしまう収納かばんを作成しました。未だこれしかできませんが、危険極まりない代物です。
なので魔王とその眷属を一網打尽にした後は、そのまま封印してしまいます。
どうやって封印するのがいいのか分かりませんが、取り敢えずは僕だけが扱える収納かばんに仕舞ってしまいます。
そして誰も手の出せない場所に隠してしまうか、そのまま僕が死蔵してしまうか・・・・
僕が死んだ時にどうなるかが分かりませんが、僕の死後の事までは今は考えられません。
章君は持ち上げられたまままだ何やら叫んだりしていますが、バイエンス氏にもう降ろしていいよと目配せをします。
そして降り立った章君ですが、何やら叫んで走り去っていきます。
え?何?
皇女様が慌てて追いかけていきます。
驚いたバイエンス氏もバイエンス氏の妻達と追いかけていきます。
「オイヴィ、念の為頼む。」
「わかった。」
単なる奇行なのか、それとも何かを察知し、または感じて飛び出したのかは分かりませんが、皇女様も心配なのでオイヴィに任せます。
これで・・・・終わったのでしょうか?
何か忘れている気がするのですが、何でしょうか?
今更どうでもいいのですが、魔王に乗っ取られた森信君は、もし魔王を分離させる事が出来たとして、元の人格に戻る事が出来るのか?
ふとそうした考えが頭によぎり、オイヴィに相談してみると、
「無理だな。もはやあの身体は魔王そのもの。もし魔王が別の身体に憑依したとして、今のあの身体の元居た人格が元に戻るのか、と言えばそれは出来ない。」
「じゃあもう森信君は死んだものとみなした方がいいんだね。」
「順平殿の同郷だからと言って遠慮は無用だな。下手にやりにくいからと勝機を逃せば、もはや魂がここにはない彼らも浮かばれまい。」
「わかった・・・・僕に考えがあるんだ。魔王は何度も罠で僕らを苦しめた。だが今は結界でその能力を封じている。魔王と取り巻き全員もだ。念の為に確認だが、この場にいる転移者はもう全員魔王の眷属なのかい?」
「例外なく全員だな。」
「わかった・・・・」
僕は収納かばんから大きなカバンを取り出し・・・・カバンと言うか大きな入り口のあいている袋?それの封印を解除し魔王達の頭上に展開していく。
チョッキンの執行により不能になっている魔王なのに、それでも裸のままおばちゃん(側近)と抱き合おうとしている。何かある!
だけどさせないよ!
魔王は側近と抱き合う事に意識が行っていて、しかしそれが章君の口撃がやまないので中々に気が散り思った事が出来ていない様子。
僕はバイエンス氏に目配せをし、章君に下がって貰います。
バイエンス氏は何をするのか察したのか、章君の背後から羽交い絞めにし、強引に後ろに引っ張っていきます。
「ちょ!何?何すんだよ!」
暴れるもさらにバイエンス氏の妻4人がかりで四肢を取られ、ついには章君の身体は持ち上げられ、連行されていきます。
これで遮るものはない。
魔王の頭上に固定しているカバン(袋)を頭上に固定したまま広げていきます。
丁度魔王と側近、眷属全員がすっぽり入る大きさになったので、そのまま降ろしていきます。
全員見事にすっぽり入り、入りきってから気が付いたのか、何やらカバンにぶつかっていますがもう遅いです。
そのまま更に床を抉りながら、最後は床ごと袋の口が閉まっていきます。
そして完全に袋の口が閉じ、どんどん小さくなっていきます。
そして手提げ袋ほどの大きさになった所で僕はもう一つ用意した収納かばんにその袋を入れてしまいます。
あっけない幕切れ。
こんなに簡単に捕獲できてしまっていいのでしょうかとも思うのですが、収納かばんの中に生ある者が入ってしまえば長くは生きられません。
具体的にどういう理由があるのか分かりませんが、恐らく収納かばんの中は亜空間なのでしょう。
時間経過がほとんどない・・・・場合によっては数倍のものもありますが、今いる場所とは明らかに時間軸が違います。
そして空気があるのかないのか分かりません。
ただ普通にポテチの未開封をそのまま入れて、再び取り出しても何の変化もないので気圧の変化があっても大した変化はありません。
本来生きているのを収納かばんに入れようとしても入らないのですが、僕は偶然?入ってしまう収納かばんを作成しました。未だこれしかできませんが、危険極まりない代物です。
なので魔王とその眷属を一網打尽にした後は、そのまま封印してしまいます。
どうやって封印するのがいいのか分かりませんが、取り敢えずは僕だけが扱える収納かばんに仕舞ってしまいます。
そして誰も手の出せない場所に隠してしまうか、そのまま僕が死蔵してしまうか・・・・
僕が死んだ時にどうなるかが分かりませんが、僕の死後の事までは今は考えられません。
章君は持ち上げられたまままだ何やら叫んだりしていますが、バイエンス氏にもう降ろしていいよと目配せをします。
そして降り立った章君ですが、何やら叫んで走り去っていきます。
え?何?
皇女様が慌てて追いかけていきます。
驚いたバイエンス氏もバイエンス氏の妻達と追いかけていきます。
「オイヴィ、念の為頼む。」
「わかった。」
単なる奇行なのか、それとも何かを察知し、または感じて飛び出したのかは分かりませんが、皇女様も心配なのでオイヴィに任せます。
これで・・・・終わったのでしょうか?
何か忘れている気がするのですが、何でしょうか?
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