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異世界にやってきてから10年
第508話 出発の前に
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今回出発するにあたり、章君や皇女様は旅で疲れているだろうと、急ぎではないしと、館で一泊してもらう事に。
バイエンス氏は妻達と同室を希望、これは了承。
妻と言われているエルフの女性達も同室を熱望したため。
僕は気を利かせ、キングサイズのベッドを用意。しかも2つ連結。
翌日妻経由でエルフの女性達から感謝されました。
まあ旅の道中は皇女様一行がいたから、愛し合う事も難しかっただろうと・・・・
そして意外な事に、皇女様は章君と同室を希望。
オイヴィなどは猛反発してたけど、皇女様のたっての願いという事でこれも了承。
何故か章君は嫌がってたけど、
【結婚してねえ男女が二人っきりで寝所を共にするって有り得ねえだろ?】
意外と言うかなんというか、そう言う所は真面目なようです。
・・・・
・・・
・・
・
時系列は少し前後するが、一行が館にやってきて食事をし、風呂に入る所に戻る。
それぞれの希望で、男女別での大風呂に入る事になり、女性陣はヘイマンス子爵領に向かう全員で、ある意味親睦を深める目的もあり入っていったそうな。
尤も20人は同時に身体を洗える広さがあるので、10名と少しの人数なら問題はないのですが・・・・
そして男性は僕と章君、そしてバイエンス氏の3名のみ。
うーん、女性陣の多さに対し、男性陣が少なすぎ・・・・
今まで皇女様御一行は男性陣が章君とバイエンス氏の2人だけだったというのも変な話ですが、まあ同行していたのがオイヴィと、バイエンス氏の妻達、そして章君だけなので致し方ないかな?
しかも皇女様御一行と僕は表現したけれど、正確には章君御一行らしいです。
ロンドロッグを脱出する章君を手助けしたバイエンス氏とその妻達。
その後を追って合流した皇女様、と言うのがこの御一行。
その後にオイヴィが合流しているので、実質皇女様が中心なのですが、本質は章君が中心というちょっとよくわからない状態。
で、今はその3人で湯船に。
「章君は皇女様と結婚するのかな?」
僕はそのつもりなんだろうと思って聞いてみると章君は意外にも、
「そのつもりはねえ。あいつは俺を騙す形で召喚しちまって、しかもミスで色々問題抱えている俺を見て、負い目を感じその身を俺に差し出そうとしてるんだ!そんなの駄目だ!」
・・・・それだけではないと思うんだけど。
最初はそうなのかもしれないけれど、今は純粋に好かれてると思うんだけどなあ。
「そうはもうしても、皇女様の決意は固くてね。魔王を仕留めたら一刻も早く章殿と結ばれたいと思っていますな。」
そう言うバイエンス氏。
彼は元奴隷商と聞いているけれど、今は商人なのかな?
頭の回転も凄そう。
「やはりそうなのですか。しかしロンドロッグでの皇族の生き残りは彼女だけと聞いていますが、その場合章君の立場はどうなるのでしょうね?」
暫考えこむバイエンス氏。
「王配、と言うのをご存知でしょうか?」
「王配、ですか?王女・・・・つまりその国の代表が、この場合王が女性の場合のその夫でしたか?」
「まあその認識でいいでしょう。王女様は王ではなく皇帝におなりあそばすので、この場合は皇配とでもいうのですかな?」
「女性の場合は、皇帝ではなく女帝でしょうか?申し訳ないですが、そう言った知識が不足していまして。」
「どうですかな?恐らくその認識で合っているとは思いますが。」
気が付けば章君は一人で鼻歌謳いながら気持ちよさそうにしていました・・・・
バイエンス氏は妻達と同室を希望、これは了承。
妻と言われているエルフの女性達も同室を熱望したため。
僕は気を利かせ、キングサイズのベッドを用意。しかも2つ連結。
翌日妻経由でエルフの女性達から感謝されました。
まあ旅の道中は皇女様一行がいたから、愛し合う事も難しかっただろうと・・・・
そして意外な事に、皇女様は章君と同室を希望。
オイヴィなどは猛反発してたけど、皇女様のたっての願いという事でこれも了承。
何故か章君は嫌がってたけど、
【結婚してねえ男女が二人っきりで寝所を共にするって有り得ねえだろ?】
意外と言うかなんというか、そう言う所は真面目なようです。
・・・・
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時系列は少し前後するが、一行が館にやってきて食事をし、風呂に入る所に戻る。
それぞれの希望で、男女別での大風呂に入る事になり、女性陣はヘイマンス子爵領に向かう全員で、ある意味親睦を深める目的もあり入っていったそうな。
尤も20人は同時に身体を洗える広さがあるので、10名と少しの人数なら問題はないのですが・・・・
そして男性は僕と章君、そしてバイエンス氏の3名のみ。
うーん、女性陣の多さに対し、男性陣が少なすぎ・・・・
今まで皇女様御一行は男性陣が章君とバイエンス氏の2人だけだったというのも変な話ですが、まあ同行していたのがオイヴィと、バイエンス氏の妻達、そして章君だけなので致し方ないかな?
しかも皇女様御一行と僕は表現したけれど、正確には章君御一行らしいです。
ロンドロッグを脱出する章君を手助けしたバイエンス氏とその妻達。
その後を追って合流した皇女様、と言うのがこの御一行。
その後にオイヴィが合流しているので、実質皇女様が中心なのですが、本質は章君が中心というちょっとよくわからない状態。
で、今はその3人で湯船に。
「章君は皇女様と結婚するのかな?」
僕はそのつもりなんだろうと思って聞いてみると章君は意外にも、
「そのつもりはねえ。あいつは俺を騙す形で召喚しちまって、しかもミスで色々問題抱えている俺を見て、負い目を感じその身を俺に差し出そうとしてるんだ!そんなの駄目だ!」
・・・・それだけではないと思うんだけど。
最初はそうなのかもしれないけれど、今は純粋に好かれてると思うんだけどなあ。
「そうはもうしても、皇女様の決意は固くてね。魔王を仕留めたら一刻も早く章殿と結ばれたいと思っていますな。」
そう言うバイエンス氏。
彼は元奴隷商と聞いているけれど、今は商人なのかな?
頭の回転も凄そう。
「やはりそうなのですか。しかしロンドロッグでの皇族の生き残りは彼女だけと聞いていますが、その場合章君の立場はどうなるのでしょうね?」
暫考えこむバイエンス氏。
「王配、と言うのをご存知でしょうか?」
「王配、ですか?王女・・・・つまりその国の代表が、この場合王が女性の場合のその夫でしたか?」
「まあその認識でいいでしょう。王女様は王ではなく皇帝におなりあそばすので、この場合は皇配とでもいうのですかな?」
「女性の場合は、皇帝ではなく女帝でしょうか?申し訳ないですが、そう言った知識が不足していまして。」
「どうですかな?恐らくその認識で合っているとは思いますが。」
気が付けば章君は一人で鼻歌謳いながら気持ちよさそうにしていました・・・・
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