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異世界にやってきてから10年
第495話 魔王
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Side 魔王
順平達が難民問題にかかりっきりになっている頃・・・・
元勇者森信君は、目の前の肉の塊だったもをの無造作につかみ、投げ捨てた。
【もう用は済んだ。側近よ片付けよ。】
【は!しかしうまくいきましたな!】
【それはそうだろう。わしがどれだけこの体に固執していたと思ておるのだ。あの常山とかいうやつはまがい物だ。勇者を奪ってなんちゃって勇者じゃからな。しかしこの体は違う!元々勇者として召喚されたのはこの身体なのじゃ!そしてその判断は正しかった!】
・・・・時を遡る事10年前。
勇者召喚が行われ、とある王国に森信と言う勇者が召喚された。
しかしながら無理のある召喚を強引に行ったが故に、召喚された人間達は精神に異常をきたしている事が多く、勇者として召喚された森信もまた同様。
しかし魔王はいち早く気が付き、勇者を乗っ取ろうと画策するも、勇者と接触する前に、信じられない事だが森信と言う勇者は、勇者を何者かによってはく奪されたのだ。
その人物を調べると、常山と言う人間。
しかし何を間違ったのか恐ろしく強い。
魔王も逃げるしかないほど。
しかしこれはこれでチャンス。
魔王と勇者は相容れぬものだが、幸いに尤も欲している身体は今や只人。
しかしそうと気が付かれるのはまずい。
ここは常山の体を欲していると勘違いさせ、何重もの罠を仕込んでそう認識させておくべき。
そして実際魔王は常山に挑み、負ける。
その折幾重もの罠を置き土産に撤退する。
そしてその折に一つの肉の塊に目をつける。
魔王は四天王の一人に肉の塊を乗っ取らせる。
幸いこのメス、召喚時に精神が壊れたようで、あっさりと乗っ取れた。
そしてその後は森信と接触、魔王の精神に合うよう肉の塊を使い洗脳していく。
目から光を失った元勇者。
その後は肉の塊に側近の新たな肉体を生成させ、10年の時間をかけ元勇者森信の肉体を完全に魔王の波長と合うように仕上げ、たった今森信の肉体を完全に我がものとした魔王。
用が無くなった肉の塊から離脱する四天王。
【魔王様おめでとうございます!】
【お前もよく耐えた。】
【いえ、将来の魔王様とああして身体を重ねられたのです。感謝こそすれ、耐えたなど・・・・】
【そうか。では褒美をやらねばな・・・・その前にこの身体ももう用済みだ。】
そう言って魔王は今までの体を見上げる。
もう限界をとうに超え酷使しすぎ、今は干からびて無残な姿をさらしているが、まぎれもなく今まで魔王だった肉体。
そして側近も新たな体を得、今までの肉体を捨て去った。
【では3人で致そうぞ!】
【はい!魔王様!】
【この身体ではまだ無理なのでは?】
【そうだな・・・・あと5年ほど無理か?では見ておれ。】
魔王はさっそく四天王の一人に褒美を与えたのだった・・・・
【魔王様素敵!】
因みにこの四天王、魔族の女性。
順平達が難民問題にかかりっきりになっている頃・・・・
元勇者森信君は、目の前の肉の塊だったもをの無造作につかみ、投げ捨てた。
【もう用は済んだ。側近よ片付けよ。】
【は!しかしうまくいきましたな!】
【それはそうだろう。わしがどれだけこの体に固執していたと思ておるのだ。あの常山とかいうやつはまがい物だ。勇者を奪ってなんちゃって勇者じゃからな。しかしこの体は違う!元々勇者として召喚されたのはこの身体なのじゃ!そしてその判断は正しかった!】
・・・・時を遡る事10年前。
勇者召喚が行われ、とある王国に森信と言う勇者が召喚された。
しかしながら無理のある召喚を強引に行ったが故に、召喚された人間達は精神に異常をきたしている事が多く、勇者として召喚された森信もまた同様。
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その人物を調べると、常山と言う人間。
しかし何を間違ったのか恐ろしく強い。
魔王も逃げるしかないほど。
しかしこれはこれでチャンス。
魔王と勇者は相容れぬものだが、幸いに尤も欲している身体は今や只人。
しかしそうと気が付かれるのはまずい。
ここは常山の体を欲していると勘違いさせ、何重もの罠を仕込んでそう認識させておくべき。
そして実際魔王は常山に挑み、負ける。
その折幾重もの罠を置き土産に撤退する。
そしてその折に一つの肉の塊に目をつける。
魔王は四天王の一人に肉の塊を乗っ取らせる。
幸いこのメス、召喚時に精神が壊れたようで、あっさりと乗っ取れた。
そしてその後は森信と接触、魔王の精神に合うよう肉の塊を使い洗脳していく。
目から光を失った元勇者。
その後は肉の塊に側近の新たな肉体を生成させ、10年の時間をかけ元勇者森信の肉体を完全に魔王の波長と合うように仕上げ、たった今森信の肉体を完全に我がものとした魔王。
用が無くなった肉の塊から離脱する四天王。
【魔王様おめでとうございます!】
【お前もよく耐えた。】
【いえ、将来の魔王様とああして身体を重ねられたのです。感謝こそすれ、耐えたなど・・・・】
【そうか。では褒美をやらねばな・・・・その前にこの身体ももう用済みだ。】
そう言って魔王は今までの体を見上げる。
もう限界をとうに超え酷使しすぎ、今は干からびて無残な姿をさらしているが、まぎれもなく今まで魔王だった肉体。
そして側近も新たな体を得、今までの肉体を捨て去った。
【では3人で致そうぞ!】
【はい!魔王様!】
【この身体ではまだ無理なのでは?】
【そうだな・・・・あと5年ほど無理か?では見ておれ。】
魔王はさっそく四天王の一人に褒美を与えたのだった・・・・
【魔王様素敵!】
因みにこの四天王、魔族の女性。
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