463 / 735
召喚から5年が経過
第463話 素材がいけなかったようです
しおりを挟む
ベルト駆動の自転車はあっという間にできました。
スキルってすごいね!としか言いようがないのですが。
フレームやハンドル等の金属部品は手持ちに色々金属があるのでその中で錆に強く、軽いのを用いました。
後でヘルトラウダに【何を目指しているのですか!】
とすごい剣幕で起こられてしまいましたが何故?
そんな完成した自転車を先ず秘書さんが試乗します。
最初は戸惑いうまく乗れませんでしたが、10分ほどで乗りこなしていきます。
うわ、異世界人の順応性半端ない!
もしかして秘書さん運動神経めっちゃいい?
頭脳明晰、しかも見目麗しです。
それに今度は恵まれた身体能力ですか?
世の中理不尽です。差別です。
何でこんな完璧超人が存在しているのでしょうか?
あ、見た目だけならアーダがダントツですが、身体能力は壊滅的です。
あ、でも秘書さんの見た目も10人いれば12人が振り返るほど完璧ですよ?
え?何でえ10人なのに12人が振り向くのかって?
何でしょうね?よくわかりませんがこの世界でよく言われてるんですよ、この言い回し。
名言とか格言とかあると思いますが、そうした類らしいのですが、未だにこの世界のそう言った考えには馴染みません。
あ、因みに自転車のタイヤはチューブではありません。
ゴムっぽい素材を中を空洞にしています。
いわゆるノーパンクタイヤですね。
「公爵様、これはまさかと思いますが、販売するつもりでしょうか?」
秘書さんが一通り自転車を乗りこなせるようになって、僕にそのような事を確認してきます。
後ろではヘルトラウダがジト目です。
「何か問題がある?そんなに値段も高くしないつもりなんだけど。」
一度作ってしまえば複製できますからね。
しかしヘルトラウダと秘書さんの表情が相変わらず微妙です。
「常山さん、何か問題があったのですかね?あの2人の表情がおかしいですよ?」
内元君は2人の違和感に気が付いたようです。
「そのようですね。何が問題があったのでしょうか。」
僕と内元君は完成した試作品の自転車とにらめっこしますが、何が問題なのか分かりません。
あ、自転車にリヤカーくっつけたら自走の運搬車が出来上がる!
ハンドル操作は必要ですが、バランスを保つ必要がないので、背が足りでば誰でも走らせる事が出来ます。
自転車って後ろに荷台付きって確かあったはず。
二輪車じゃなく三輪自転車ですね。
この世界ではこれを普及させた方がいい?
無理な曲がり方をしない限り転倒もしませんし。
だけどやはり2人はジト目です。
「あ、何か問題が?」
するとヘルトラウダが凄い剣幕で訴えてきます。
「これ庶民の足にするつもりでしょ?何でこんな高価な、いえ高価とか生ぬるい!なぜこのような希少すぎる素材をふんだんに使うのですか?信じられません?」
あれ?何か問題が、と思ったら、え?もしかして金属?
本当はアルミがいいのですが、色んな意味でアルミは難しいです。
で、僕のカバンの中の素材を吟味して、選んだのがこの自転車のフレームに使ってるのですが。
別の素材でハンドルは作ってます。
こちらはどうなのかな?
するとヘルトラウダが、
「どこの世界に庶民の足にオリハルコンを使うのですか!」
だって鉄だとかなり重くなるんです。
それがオリハルコンを含めた素材を混ぜるとあら不思議!
ああ、忘れてましたが何故かマグネシウムが沢山採掘できるんです。
ただこの素材、軽いのはいいのですが、強度が・・・・
そこにミスリルやオリハルコン、アダマンタイン、ヒヒイロカネ等々を少量混ぜるだけでチタン並みの金属になるんです。
軽くて硬い。
マグネシウムは銅より軟らかいので、自転車には不向き。
ただ軽いんです。
そしてこの世界には大量に存在してるんです。
そして色々混ぜた結果、オリハルコンを混ぜると相当硬くなります。
しかし、ヘルトラウダにダメ出しを食らいました。
秘書さんのジト目もすごいです。
なまじ2人の顔が整っているので、そのジト目は怖いです。
「もっと庶民的な素材で作って下さい。そしてこの乗り物は国で管理するのがいいでしょう。」
ええ?何で没収?
スキルってすごいね!としか言いようがないのですが。
フレームやハンドル等の金属部品は手持ちに色々金属があるのでその中で錆に強く、軽いのを用いました。
後でヘルトラウダに【何を目指しているのですか!】
とすごい剣幕で起こられてしまいましたが何故?
そんな完成した自転車を先ず秘書さんが試乗します。
最初は戸惑いうまく乗れませんでしたが、10分ほどで乗りこなしていきます。
うわ、異世界人の順応性半端ない!
もしかして秘書さん運動神経めっちゃいい?
頭脳明晰、しかも見目麗しです。
それに今度は恵まれた身体能力ですか?
世の中理不尽です。差別です。
何でこんな完璧超人が存在しているのでしょうか?
あ、見た目だけならアーダがダントツですが、身体能力は壊滅的です。
あ、でも秘書さんの見た目も10人いれば12人が振り返るほど完璧ですよ?
え?何でえ10人なのに12人が振り向くのかって?
何でしょうね?よくわかりませんがこの世界でよく言われてるんですよ、この言い回し。
名言とか格言とかあると思いますが、そうした類らしいのですが、未だにこの世界のそう言った考えには馴染みません。
あ、因みに自転車のタイヤはチューブではありません。
ゴムっぽい素材を中を空洞にしています。
いわゆるノーパンクタイヤですね。
「公爵様、これはまさかと思いますが、販売するつもりでしょうか?」
秘書さんが一通り自転車を乗りこなせるようになって、僕にそのような事を確認してきます。
後ろではヘルトラウダがジト目です。
「何か問題がある?そんなに値段も高くしないつもりなんだけど。」
一度作ってしまえば複製できますからね。
しかしヘルトラウダと秘書さんの表情が相変わらず微妙です。
「常山さん、何か問題があったのですかね?あの2人の表情がおかしいですよ?」
内元君は2人の違和感に気が付いたようです。
「そのようですね。何が問題があったのでしょうか。」
僕と内元君は完成した試作品の自転車とにらめっこしますが、何が問題なのか分かりません。
あ、自転車にリヤカーくっつけたら自走の運搬車が出来上がる!
ハンドル操作は必要ですが、バランスを保つ必要がないので、背が足りでば誰でも走らせる事が出来ます。
自転車って後ろに荷台付きって確かあったはず。
二輪車じゃなく三輪自転車ですね。
この世界ではこれを普及させた方がいい?
無理な曲がり方をしない限り転倒もしませんし。
だけどやはり2人はジト目です。
「あ、何か問題が?」
するとヘルトラウダが凄い剣幕で訴えてきます。
「これ庶民の足にするつもりでしょ?何でこんな高価な、いえ高価とか生ぬるい!なぜこのような希少すぎる素材をふんだんに使うのですか?信じられません?」
あれ?何か問題が、と思ったら、え?もしかして金属?
本当はアルミがいいのですが、色んな意味でアルミは難しいです。
で、僕のカバンの中の素材を吟味して、選んだのがこの自転車のフレームに使ってるのですが。
別の素材でハンドルは作ってます。
こちらはどうなのかな?
するとヘルトラウダが、
「どこの世界に庶民の足にオリハルコンを使うのですか!」
だって鉄だとかなり重くなるんです。
それがオリハルコンを含めた素材を混ぜるとあら不思議!
ああ、忘れてましたが何故かマグネシウムが沢山採掘できるんです。
ただこの素材、軽いのはいいのですが、強度が・・・・
そこにミスリルやオリハルコン、アダマンタイン、ヒヒイロカネ等々を少量混ぜるだけでチタン並みの金属になるんです。
軽くて硬い。
マグネシウムは銅より軟らかいので、自転車には不向き。
ただ軽いんです。
そしてこの世界には大量に存在してるんです。
そして色々混ぜた結果、オリハルコンを混ぜると相当硬くなります。
しかし、ヘルトラウダにダメ出しを食らいました。
秘書さんのジト目もすごいです。
なまじ2人の顔が整っているので、そのジト目は怖いです。
「もっと庶民的な素材で作って下さい。そしてこの乗り物は国で管理するのがいいでしょう。」
ええ?何で没収?
2
お気に入りに追加
4,618
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
スキルガチャで異世界を冒険しよう
つちねこ
ファンタジー
異世界に召喚されて手に入れたスキルは「ガチャ」だった。
それはガチャガチャを回すことで様々な魔道具やスキルが入手できる優れものスキル。
しかしながら、お城で披露した際にただのポーション精製スキルと勘違いされてしまう。
お偉いさん方による検討の結果、監視の目はつくもののあっさりと追放されてしまう事態に……。
そんな世知辛い異世界でのスタートからもめげることなく頑張る主人公ニール(銭形にぎる)。
少しずつ信頼できる仲間や知り合いが増え、何とか生活の基盤を作れるようになっていく。そんなニールにスキル「ガチャ」は少しづつ奇跡を起こしはじめる。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる