441 / 735
召喚から5年が経過
第441話 エレケ
しおりを挟む
「エレケ。」
え?僕が不思議そうな顔をすると姫さんもう一度
「エレケ。俺の名だ!いつまでも姫さんって他人行儀じゃねえか!」
「ああ、そう言えば名前聞いてなかったっけ。エレケって言うんだね?」
「獣人には苗字ってねからさ!まあ有名になれば二つ名がつく事もあるけどさ!」
二つ名って・・・・
「俺の場合は姫っていうのさ!だからそうだな、たまにエレケ姫って言われるぞ?だが別に本物のお姫さんっていう訳じゃねえ!獣人に姫なんぞいねえからよ!」
一体どういう基準なのか分かりませんが、彼女は何かしらの行いのおかげで獣人の世界では【姫】と言われ親しまれているのだとか。
「じゃあエレケ、これからよろしく!」
「ああ頼むぜ!」
「なあエレケ、盛り部屋って何かこう、もっと違う名前にできないの?」
「盛り部屋は盛り部屋だろ?他にどうするんだ?」
獣人は何かとストレートなのでしょうか?
「そうだな・・・・ラブホテルとか?」
「らぶほてる?なんだそりゃ?そもそも盛り部屋ってしとかねえと、単なる休憩所という名じゃ勘違いして色んな連中がやってくるだろ?それに発情してねえメスは盛り部屋に近づかねえ。だが発情していれば?そりゃあ一目散に盛り部屋を目指すだろう?」
だろう?って言われてもそうなの?としか。
「まあ獣人なら常識なのかもしれないけれど、僕は知らないんだ。いろいろと教えてほしい。それと、普通の人間ってこういうの常識なの?」
「あ?あんた秘書ってのいるんだろ?そいつから聞いてねえのか?」
確かに色々教えてはくれるけど。でもね、目の前に本物の獣人がいるんだよ?
「そういえばさ、獣人って結婚って概念はないんだっけ?」
「いや、あるっちゃあるけど、そんな甲斐性のあるオスはなかなかいねえな!」
オスとかメスとかって・・・・
「じゃあ僕と結婚するのはエレケ的には問題ないの?」
「うひょ?あんた本気で獣人と結婚する気か?別に愛人でも良いんだぜ?」
「いやそこはきっちり責任をだな。それと・・・・」
あ、なんだか意識したらその尻尾と耳が気になって。しかもこの姫さんもといエレケの尻尾の触り心地って言い表せない感動があったから。
「あ?もしかして尻尾触りてえのか?あんま激しいのはやめてくれよ?腹の子に影響があるかもしれねえし。」
そう言いつつ僕の隣に座るエレケ。
そして目の前には尻尾が。
ああ、何たる触り心地。
「はううん!!!!」
何とも言えないエレケの声。
駄目だそんなの。
この後寝室に向かい、色々堪能いたしました。
本日学んだ事:獣人の尻尾と耳は狂気いや凶器
え?僕が不思議そうな顔をすると姫さんもう一度
「エレケ。俺の名だ!いつまでも姫さんって他人行儀じゃねえか!」
「ああ、そう言えば名前聞いてなかったっけ。エレケって言うんだね?」
「獣人には苗字ってねからさ!まあ有名になれば二つ名がつく事もあるけどさ!」
二つ名って・・・・
「俺の場合は姫っていうのさ!だからそうだな、たまにエレケ姫って言われるぞ?だが別に本物のお姫さんっていう訳じゃねえ!獣人に姫なんぞいねえからよ!」
一体どういう基準なのか分かりませんが、彼女は何かしらの行いのおかげで獣人の世界では【姫】と言われ親しまれているのだとか。
「じゃあエレケ、これからよろしく!」
「ああ頼むぜ!」
「なあエレケ、盛り部屋って何かこう、もっと違う名前にできないの?」
「盛り部屋は盛り部屋だろ?他にどうするんだ?」
獣人は何かとストレートなのでしょうか?
「そうだな・・・・ラブホテルとか?」
「らぶほてる?なんだそりゃ?そもそも盛り部屋ってしとかねえと、単なる休憩所という名じゃ勘違いして色んな連中がやってくるだろ?それに発情してねえメスは盛り部屋に近づかねえ。だが発情していれば?そりゃあ一目散に盛り部屋を目指すだろう?」
だろう?って言われてもそうなの?としか。
「まあ獣人なら常識なのかもしれないけれど、僕は知らないんだ。いろいろと教えてほしい。それと、普通の人間ってこういうの常識なの?」
「あ?あんた秘書ってのいるんだろ?そいつから聞いてねえのか?」
確かに色々教えてはくれるけど。でもね、目の前に本物の獣人がいるんだよ?
「そういえばさ、獣人って結婚って概念はないんだっけ?」
「いや、あるっちゃあるけど、そんな甲斐性のあるオスはなかなかいねえな!」
オスとかメスとかって・・・・
「じゃあ僕と結婚するのはエレケ的には問題ないの?」
「うひょ?あんた本気で獣人と結婚する気か?別に愛人でも良いんだぜ?」
「いやそこはきっちり責任をだな。それと・・・・」
あ、なんだか意識したらその尻尾と耳が気になって。しかもこの姫さんもといエレケの尻尾の触り心地って言い表せない感動があったから。
「あ?もしかして尻尾触りてえのか?あんま激しいのはやめてくれよ?腹の子に影響があるかもしれねえし。」
そう言いつつ僕の隣に座るエレケ。
そして目の前には尻尾が。
ああ、何たる触り心地。
「はううん!!!!」
何とも言えないエレケの声。
駄目だそんなの。
この後寝室に向かい、色々堪能いたしました。
本日学んだ事:獣人の尻尾と耳は狂気いや凶器
2
お気に入りに追加
4,670
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる