416 / 737
召喚から5年が経過
第416話 ロンドロッグの2人を常山領へ連れていく
しおりを挟む
「解呪かたじけない。そしてこの【ろんぱーす】なるものが我らが皇女様の元へと導いて下さるのだな!」
クサンデル氏がそんな事を言い、ロンパースを拝み始める。え?ちょっと?それはただの幼児用の服ですよ?
「ありがたやありがたや。」
それに習うようにヨランデ女史も拝み始めます。
「それはただのロンパースで、それを拝んでも皇女様の行方は分かりませんよ。それよりももっと他にすべき事があるように思えるのですけど。」
僕はこの2人の行動に思いっきり引いてしまいましたが、このままではいつまでたってもロンパースを拝んでそうなので、そう切り出します。
「む!それもそうだな。ではこの【ロンパース様】を発見したという所まで案内してもらおうか。」
え!何故に【様】付けなのか不思議ですが、まあこのロンパースの発見した場所へ向かえば何か手掛かりがあるかもしれませんね。ただ僕は行きませんが。
「では一度常山領へ向かう事をお勧めします。そこで詳しい話が聞けるでしょうから。」
「では案内を頼む。」
色々面倒なので、このまま連れていく事にします。
秘書さんには、アーダとザーラに伝言をお願いしました。
先に戻るのと、アーダとザーラにアルノルト国王にロンドロッグの二人を連れていく事を伝えてほしい、と。
・・・・
・・・
・・
・
2人には応接間で待機してもらい、僕はユハニの所に向かいます。
因みにオイヴィには2人の所に残ってもらってます。
本当ならユハニに来てもらえばいいのですが、僕が向かった方が早いのでそうしました。
「公爵自らが家臣の所へ向かうなど、おやめください。」
会うなり怒られました。
「ぶっちゃけこの方が早いから大目に見てよ。それよりロンドロッグの2人には今来てもらってるんだ。ロンパースを手に入れた時の状況とかわかってるのかい?」
お応接間にユハニと2人して向かって(戻って)いますが、会話をしながら進んでいます。
「最後に所持していた人物とは接触しています。どういういきさつで手に入れたか、そして渡した人物の事も聞きました。」
既にある程度手がかりをつかんでいる様子。
「あとはその人物の行方ですが、これは分かりませんでした。ただ、グビッシュ王国に留まっている可能性があるようですのでロンドロッグのお二人には行方を追ってもらうのですか?」
急ぎ足で進んでいるので少し会話が変ですが、言いたい事は分かります。
「まあロンパースの辿った道筋をまずは追ってもらえばいいんじゃないかな?これ以上こちらが関与する必要はないでしょうし。」
「かしこまりました。ではそのように手配をいたします。」
何をどう手配するのか疑問ですが、ユハニなら何とかするのでしょう。
こうしてユハニをロンドロッグの2人と引き合わせる事にしました。
クサンデル氏がそんな事を言い、ロンパースを拝み始める。え?ちょっと?それはただの幼児用の服ですよ?
「ありがたやありがたや。」
それに習うようにヨランデ女史も拝み始めます。
「それはただのロンパースで、それを拝んでも皇女様の行方は分かりませんよ。それよりももっと他にすべき事があるように思えるのですけど。」
僕はこの2人の行動に思いっきり引いてしまいましたが、このままではいつまでたってもロンパースを拝んでそうなので、そう切り出します。
「む!それもそうだな。ではこの【ロンパース様】を発見したという所まで案内してもらおうか。」
え!何故に【様】付けなのか不思議ですが、まあこのロンパースの発見した場所へ向かえば何か手掛かりがあるかもしれませんね。ただ僕は行きませんが。
「では一度常山領へ向かう事をお勧めします。そこで詳しい話が聞けるでしょうから。」
「では案内を頼む。」
色々面倒なので、このまま連れていく事にします。
秘書さんには、アーダとザーラに伝言をお願いしました。
先に戻るのと、アーダとザーラにアルノルト国王にロンドロッグの二人を連れていく事を伝えてほしい、と。
・・・・
・・・
・・
・
2人には応接間で待機してもらい、僕はユハニの所に向かいます。
因みにオイヴィには2人の所に残ってもらってます。
本当ならユハニに来てもらえばいいのですが、僕が向かった方が早いのでそうしました。
「公爵自らが家臣の所へ向かうなど、おやめください。」
会うなり怒られました。
「ぶっちゃけこの方が早いから大目に見てよ。それよりロンドロッグの2人には今来てもらってるんだ。ロンパースを手に入れた時の状況とかわかってるのかい?」
お応接間にユハニと2人して向かって(戻って)いますが、会話をしながら進んでいます。
「最後に所持していた人物とは接触しています。どういういきさつで手に入れたか、そして渡した人物の事も聞きました。」
既にある程度手がかりをつかんでいる様子。
「あとはその人物の行方ですが、これは分かりませんでした。ただ、グビッシュ王国に留まっている可能性があるようですのでロンドロッグのお二人には行方を追ってもらうのですか?」
急ぎ足で進んでいるので少し会話が変ですが、言いたい事は分かります。
「まあロンパースの辿った道筋をまずは追ってもらえばいいんじゃないかな?これ以上こちらが関与する必要はないでしょうし。」
「かしこまりました。ではそのように手配をいたします。」
何をどう手配するのか疑問ですが、ユハニなら何とかするのでしょう。
こうしてユハニをロンドロッグの2人と引き合わせる事にしました。
2
お気に入りに追加
4,727
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

毎日スキルが増えるのって最強じゃね?
七鳳
ファンタジー
異世界に転生した主人公。
テンプレのような転生に驚く。
そこで出会った神様にある加護をもらい、自由気ままに生きていくお話。
※ストーリー等見切り発車な点御容赦ください。
※感想・誤字訂正などお気軽にコメントください!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

彼女は予想の斜め上を行く
ケポリ星人
ファンタジー
仕事人間な女性医師、結城 慶は自宅で患者のカルテを書いている途中、疲れて寝ってしまう。
彼女が次に目を覚ますと、そこは……
現代医学の申し子がいきなり剣と魔法の世界に!
ゲーム?ファンタジー?なにそれ美味しいの?な彼女は、果たして異世界で無事生き抜くことが出来るのか?!
「Oh……マホーデスカナルホドネ……」
〈筆者より、以下若干のネタバレ注意〉
魔法あり、ドラゴンあり、冒険あり、恋愛あり、妖精あり、頭脳戦あり、シリアスあり、コメディーあり、ほのぼのあり。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜
言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。
しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。
それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。
「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」
破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。
気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。
「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。
「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」
学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス!
"悪役令嬢"、ここに爆誕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる