342 / 735
ダンジョン調査
342話 迷宮
しおりを挟む
先ずはまっすぐ進んでみる事にしたのですが、暫く進むと行き止まり。
いきなりハズレ?
「まあこういう事もある。先ほどの場所まで戻ったほうがよさそうだな。」
オイヴィがそう言って引き返します。
全員後を追いかけます。しばらく進むと、オイヴィが立ち止まります。
どうしたのかな?
「オイヴィ、どうしたんだい?」
そう尋ねようとしましたが、オイヴィの見つめる先を見て、僕は驚きました。
そこには、無いはずの壁が。つまり行き止まり。
え?そんなバカな。さっき階段を下りてからはすぐに十字路になっていて、そのまま直進しただけ。
行き止まりだったので、引き返して、十字路に戻ろうとしてたのですが・・・・
「何故だ!分岐はなかった!」
オイヴィが叫ぶように言い放つ。
うん、確かに分岐はなかった。一本道だったし。
「順平さん、この壁先ほどはなかったわ?」
「うん友郁、絶対になかったよね。」
これはどういう事なのか?
泉も壁を触ったりしながら調べていますが、
「少し風みたいなのを感じますわ。これは動くのではありません?」
だけど押しても、そして引いてみようとしたのですが、持ち手がないので引けませんね。うんともすんとも言わないので、今度は左右にスライドできるか確認しますが、そもそも壁なので左右に動かす事もできません。
「順平どうするのだ!これではここに閉じ込められてしまうではないか!」
柚奈がそう言いますが、もう少し様子をですね?
「でもお、これも罠なのかしらねえ?」
瑞華がそんな言を言いますが、罠?これが?
「罠か、あり得るな。誰かが何処か特定の床を通れば、壁が出現し消える。現在地がわからなくなる厄介な罠だな。」
しかし、もしこれが動く壁としても、そんな音しなかったと思うんですが?
「みんな、集まってほしい。このままでは分断してしまうかもしれない。」
6人が一塊になります。
「オイヴィ、どう思う?」
「どう思うも何も、先行している誰かが、この壁が動くスイッチを踏んでしまったのだろう。もしかすると床全体がそのようなスイッチになっているやもしれぬ。」
まあそんな所でしょうが、これは困りました。
「順平さん、どうするのかしら?」
瑞華がそう聞いてきますが、どうしよう?
「いくつか選択肢はあるのですが、一番したくないのが、2手に分けて、様子を見る事です。最悪分断されてしまいます。ですのでここで暫く待つか、先ほどの行き止まりで暫く待ってみるか、そのどちらかでいいと思います。
最悪ゲートを使って戻る事になるかもです。」
しかしどういう意図でこうなってるのでしょうか?
「ではどちらにするのだ?一度さっきの行き止まりに戻るのか?」
「柚奈はどう思う?」
「このままここで見ていても、最初に戻るだけだ。なら一度行き止まりに戻り、どうなるか様子を見たほうがいいのではないか?」
それも一つの手。
うーん、どうしよう・・・・
いきなりハズレ?
「まあこういう事もある。先ほどの場所まで戻ったほうがよさそうだな。」
オイヴィがそう言って引き返します。
全員後を追いかけます。しばらく進むと、オイヴィが立ち止まります。
どうしたのかな?
「オイヴィ、どうしたんだい?」
そう尋ねようとしましたが、オイヴィの見つめる先を見て、僕は驚きました。
そこには、無いはずの壁が。つまり行き止まり。
え?そんなバカな。さっき階段を下りてからはすぐに十字路になっていて、そのまま直進しただけ。
行き止まりだったので、引き返して、十字路に戻ろうとしてたのですが・・・・
「何故だ!分岐はなかった!」
オイヴィが叫ぶように言い放つ。
うん、確かに分岐はなかった。一本道だったし。
「順平さん、この壁先ほどはなかったわ?」
「うん友郁、絶対になかったよね。」
これはどういう事なのか?
泉も壁を触ったりしながら調べていますが、
「少し風みたいなのを感じますわ。これは動くのではありません?」
だけど押しても、そして引いてみようとしたのですが、持ち手がないので引けませんね。うんともすんとも言わないので、今度は左右にスライドできるか確認しますが、そもそも壁なので左右に動かす事もできません。
「順平どうするのだ!これではここに閉じ込められてしまうではないか!」
柚奈がそう言いますが、もう少し様子をですね?
「でもお、これも罠なのかしらねえ?」
瑞華がそんな言を言いますが、罠?これが?
「罠か、あり得るな。誰かが何処か特定の床を通れば、壁が出現し消える。現在地がわからなくなる厄介な罠だな。」
しかし、もしこれが動く壁としても、そんな音しなかったと思うんですが?
「みんな、集まってほしい。このままでは分断してしまうかもしれない。」
6人が一塊になります。
「オイヴィ、どう思う?」
「どう思うも何も、先行している誰かが、この壁が動くスイッチを踏んでしまったのだろう。もしかすると床全体がそのようなスイッチになっているやもしれぬ。」
まあそんな所でしょうが、これは困りました。
「順平さん、どうするのかしら?」
瑞華がそう聞いてきますが、どうしよう?
「いくつか選択肢はあるのですが、一番したくないのが、2手に分けて、様子を見る事です。最悪分断されてしまいます。ですのでここで暫く待つか、先ほどの行き止まりで暫く待ってみるか、そのどちらかでいいと思います。
最悪ゲートを使って戻る事になるかもです。」
しかしどういう意図でこうなってるのでしょうか?
「ではどちらにするのだ?一度さっきの行き止まりに戻るのか?」
「柚奈はどう思う?」
「このままここで見ていても、最初に戻るだけだ。なら一度行き止まりに戻り、どうなるか様子を見たほうがいいのではないか?」
それも一つの手。
うーん、どうしよう・・・・
2
お気に入りに追加
4,618
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる