328 / 735
魔王の天敵・勇者と聖騎士
328話 ユハニからの連絡
しおりを挟む
すごいタイミングというのかな?
ユハニさんから連絡が。
「申し訳ございません。貴族と庶民を半々で、とのことでございますが、貴族のほうがいけませぬ。」
何がいけないのだろう?
「ええと、貴族に問題が?」
「家臣に、と随時面談をいたしておりますが、貴族の子息は駄目なのが多すぎて困っているのですよ。」
何が駄目なのでしょうか?それにこれはちょうどいい?
「ユハニさん、以前こういった話はしたかどうか覚えてませんが、僕や内元君の傍にいる侍女さん、彼女達も貴族の娘さんですよね。」
「無論そうでございます。勇者召喚の折、侍女として全員貴族の子女を侍女として待機させていたと聞き及んでおります。」
「そこでという訳じゃないんだけどね、彼女らの兄弟、一度面談できないでしょうか?」
「そういった事はできれば避けたいのでございますが。縁故でしょう。」
考えるまでもなく否定されました。
「まあそう言わずに。内元君の侍女さんからの提案なんだけどね、彼女らの実家から、領地経営?運営?に関しての人材を送ってくれそうなんだって。それと、一族をこの地に呼び寄せたいらしいんだけど、どうなの?それに、侍女さんの兄弟のうち、次男以下の兄弟のうち、誰だっけ?役に立ちそうなのをええと家臣にしたい?だっけ?まあうまく言えないんだけどさ、そんな感じの提案をしてるんだけどどうかと思ってね。」
間違ってないよね?
「ではこういたしましょう。内元伯爵様の妻のうち、侍女でございますが・・・・兄弟を推薦していただきます。侍女の責任の下、わたくし共で面談をいたします。これは常山公爵様も同様でございます。」
「ええと、どういう事かな?」
「推薦をする、という事は、その人材に責任を負います。」
それはどういう意味なんだろう?
「ええとつまり、下手な人を推薦できない?つまりは推薦する段階で既にふるいにかけてるんだね?」
「さようでございます。先だって申し上げたと思いますが、家臣に加えろと貴族の子息が大挙して押し寄せているのでございます。その大半は使えない人物でございます。」
確かまだそれはましなほうで、害になる人物もいたんだっけ?
「まあ、まだ試行錯誤が必要だけど、他の侍女さんにも確認しよう。ちょうど集まってもらうところだったんだ。」
・・・・
・・・
・・
・
結局集まる事の出来る侍女さんは全員来たようです。
ユハニさんが集まった侍女さん達に説明をしてくれてます。
「つまり、いくら自分の身内とはいえ、気持ちだけで推薦しても駄目という事です。性格、能力共に申し分のない人物のみ推薦するよう願います。もし、まだ無能ならいいですが、害にしかならないような人物を推薦した場合、今後推薦した貴族筋からの登用は一切できない、そう思って下さい。何せ貴族の子息、子女を常山公爵の所へ、という事案が多すぎて、そのくせ役立たずが多すぎて困っているのですよ。そして厄介なのはそんな中、ほんの一握りの優秀な人物が紛れていて、見分けがつきにくい状況となっているのですよ。」
半ば愚痴のような事を侍女さん達に、一方的にしゃべってますね。
よほど使えない人物が来てたんですね。
ユハニさんから連絡が。
「申し訳ございません。貴族と庶民を半々で、とのことでございますが、貴族のほうがいけませぬ。」
何がいけないのだろう?
「ええと、貴族に問題が?」
「家臣に、と随時面談をいたしておりますが、貴族の子息は駄目なのが多すぎて困っているのですよ。」
何が駄目なのでしょうか?それにこれはちょうどいい?
「ユハニさん、以前こういった話はしたかどうか覚えてませんが、僕や内元君の傍にいる侍女さん、彼女達も貴族の娘さんですよね。」
「無論そうでございます。勇者召喚の折、侍女として全員貴族の子女を侍女として待機させていたと聞き及んでおります。」
「そこでという訳じゃないんだけどね、彼女らの兄弟、一度面談できないでしょうか?」
「そういった事はできれば避けたいのでございますが。縁故でしょう。」
考えるまでもなく否定されました。
「まあそう言わずに。内元君の侍女さんからの提案なんだけどね、彼女らの実家から、領地経営?運営?に関しての人材を送ってくれそうなんだって。それと、一族をこの地に呼び寄せたいらしいんだけど、どうなの?それに、侍女さんの兄弟のうち、次男以下の兄弟のうち、誰だっけ?役に立ちそうなのをええと家臣にしたい?だっけ?まあうまく言えないんだけどさ、そんな感じの提案をしてるんだけどどうかと思ってね。」
間違ってないよね?
「ではこういたしましょう。内元伯爵様の妻のうち、侍女でございますが・・・・兄弟を推薦していただきます。侍女の責任の下、わたくし共で面談をいたします。これは常山公爵様も同様でございます。」
「ええと、どういう事かな?」
「推薦をする、という事は、その人材に責任を負います。」
それはどういう意味なんだろう?
「ええとつまり、下手な人を推薦できない?つまりは推薦する段階で既にふるいにかけてるんだね?」
「さようでございます。先だって申し上げたと思いますが、家臣に加えろと貴族の子息が大挙して押し寄せているのでございます。その大半は使えない人物でございます。」
確かまだそれはましなほうで、害になる人物もいたんだっけ?
「まあ、まだ試行錯誤が必要だけど、他の侍女さんにも確認しよう。ちょうど集まってもらうところだったんだ。」
・・・・
・・・
・・
・
結局集まる事の出来る侍女さんは全員来たようです。
ユハニさんが集まった侍女さん達に説明をしてくれてます。
「つまり、いくら自分の身内とはいえ、気持ちだけで推薦しても駄目という事です。性格、能力共に申し分のない人物のみ推薦するよう願います。もし、まだ無能ならいいですが、害にしかならないような人物を推薦した場合、今後推薦した貴族筋からの登用は一切できない、そう思って下さい。何せ貴族の子息、子女を常山公爵の所へ、という事案が多すぎて、そのくせ役立たずが多すぎて困っているのですよ。そして厄介なのはそんな中、ほんの一握りの優秀な人物が紛れていて、見分けがつきにくい状況となっているのですよ。」
半ば愚痴のような事を侍女さん達に、一方的にしゃべってますね。
よほど使えない人物が来てたんですね。
2
お気に入りに追加
4,618
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
スキルガチャで異世界を冒険しよう
つちねこ
ファンタジー
異世界に召喚されて手に入れたスキルは「ガチャ」だった。
それはガチャガチャを回すことで様々な魔道具やスキルが入手できる優れものスキル。
しかしながら、お城で披露した際にただのポーション精製スキルと勘違いされてしまう。
お偉いさん方による検討の結果、監視の目はつくもののあっさりと追放されてしまう事態に……。
そんな世知辛い異世界でのスタートからもめげることなく頑張る主人公ニール(銭形にぎる)。
少しずつ信頼できる仲間や知り合いが増え、何とか生活の基盤を作れるようになっていく。そんなニールにスキル「ガチャ」は少しづつ奇跡を起こしはじめる。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる