326 / 735
魔王の天敵・勇者と聖騎士
326話 お祝い
しおりを挟む
雪華と麻弥。女子高生2人組が、何だか神妙な顔つきでやってきます。
「順平さん、今いいかな?」
いいも何も、彼女らも妻ですから、遠慮はいらないんですけどね。
「いいも何も、二人とも妻なんだから、遠慮はいらないよ?」
「だけど仕事中でしょう?」
「ええと、確かに仕事中ですが、複数の人との打ち合わせや、重要な話し合いがある時を除いて、基本的には家族を優先するので、今後は遠慮なく。あ・・・・こういう時に秘書とかがいるといいんだね。」
何か微妙だけど、秘書を通じて妻と面会?うーん・・・・何かが違うような気がします。
「最近頑張ってる秘書さんですか。3人ほどいますよね?」
「うん。何か24時間つきっきりになるらしくてね。寝る時とかもう君らも寝なよ、とか思うんだけどね。うんと言わないんだよ。別室で控えておりますとかなんとか。しかもその秘書さんの部下が複数いて、貴族の当主であれば、しかも公爵だからって・・・・無論寝所の秘密は厳守いたしますとか・・・・何の事?」
2人は顔を見合わせています。
「順平さんなら大丈夫と思うけど、ほら、奥さんに隠れて女性を連れ込んだり?」
「え?いやいやそれはないよ、色んな意味で。」
そう、色んな意味で。
何せ17人の妻。
これ以上増やす?死ぬ・・・・下半身が・・・・それに絶対干からびる。
何せ向こうは17人。こっちは一人。毎日5人と愛し合ったとして、向こうは3日~4日は我慢しないといけないから。あ、妊娠してたりするととの限りじゃないけど、愛し合うのって別に裸になってとかじゃなく、手を握ったりしてだけでもいいからなかなかね。
「あ、まあそれはおいおい?その、今日2人で来たのは揚村さんと内元さんです。」
「何かあったの?」
「揚村さん・・・・おめでたです。」
え?もう妊娠しちゃった?
「それは・・・・おめでとうでいいのかな?」
「ええ・・・・早く授かりたかったって言ってたので、本人とっても喜んでいますよ?」
「それはお祝いをしないとね。しかしどうしよう。」
悩みますね。
揚村さんはいいのですが、内元君は我関せずで、僕が領地をもらっても、あえて関わろうとしない・・・・というより、そういった関わりを一切避けてる感じなので、悩みます。
以前からもあったほうがいいと言い続け、今回無理やり伯爵に推挙し、現在彼は伯爵位を国王から貰っています。
貰うって言い方はおかしいですね。
叙勲・・・・でもない、ええとなんでしたっけ?叙爵でしたっけ?確かそんな感じの。
本人いらないの一点張りでしたが、半ば無理やり授けてもらいました。
うーん・・・・
僕が今内元君にしてあげられる事って限られてるので、ここはやはり安定した生活の基盤ですね。
「雪華、麻矢、決めたよ。内元君には何処か領地をあげるよ。それがいい。」
「え?領地です?」
「そんなの簡単に譲ったりできるのですか?」
出来ないのかな?
「まあ、実際は部下に任せとけばいいらしいから、楽ちん、お気楽なはずなんだけどね。」
僕も実質家臣に任せっきりだからね。
「順平さん、今いいかな?」
いいも何も、彼女らも妻ですから、遠慮はいらないんですけどね。
「いいも何も、二人とも妻なんだから、遠慮はいらないよ?」
「だけど仕事中でしょう?」
「ええと、確かに仕事中ですが、複数の人との打ち合わせや、重要な話し合いがある時を除いて、基本的には家族を優先するので、今後は遠慮なく。あ・・・・こういう時に秘書とかがいるといいんだね。」
何か微妙だけど、秘書を通じて妻と面会?うーん・・・・何かが違うような気がします。
「最近頑張ってる秘書さんですか。3人ほどいますよね?」
「うん。何か24時間つきっきりになるらしくてね。寝る時とかもう君らも寝なよ、とか思うんだけどね。うんと言わないんだよ。別室で控えておりますとかなんとか。しかもその秘書さんの部下が複数いて、貴族の当主であれば、しかも公爵だからって・・・・無論寝所の秘密は厳守いたしますとか・・・・何の事?」
2人は顔を見合わせています。
「順平さんなら大丈夫と思うけど、ほら、奥さんに隠れて女性を連れ込んだり?」
「え?いやいやそれはないよ、色んな意味で。」
そう、色んな意味で。
何せ17人の妻。
これ以上増やす?死ぬ・・・・下半身が・・・・それに絶対干からびる。
何せ向こうは17人。こっちは一人。毎日5人と愛し合ったとして、向こうは3日~4日は我慢しないといけないから。あ、妊娠してたりするととの限りじゃないけど、愛し合うのって別に裸になってとかじゃなく、手を握ったりしてだけでもいいからなかなかね。
「あ、まあそれはおいおい?その、今日2人で来たのは揚村さんと内元さんです。」
「何かあったの?」
「揚村さん・・・・おめでたです。」
え?もう妊娠しちゃった?
「それは・・・・おめでとうでいいのかな?」
「ええ・・・・早く授かりたかったって言ってたので、本人とっても喜んでいますよ?」
「それはお祝いをしないとね。しかしどうしよう。」
悩みますね。
揚村さんはいいのですが、内元君は我関せずで、僕が領地をもらっても、あえて関わろうとしない・・・・というより、そういった関わりを一切避けてる感じなので、悩みます。
以前からもあったほうがいいと言い続け、今回無理やり伯爵に推挙し、現在彼は伯爵位を国王から貰っています。
貰うって言い方はおかしいですね。
叙勲・・・・でもない、ええとなんでしたっけ?叙爵でしたっけ?確かそんな感じの。
本人いらないの一点張りでしたが、半ば無理やり授けてもらいました。
うーん・・・・
僕が今内元君にしてあげられる事って限られてるので、ここはやはり安定した生活の基盤ですね。
「雪華、麻矢、決めたよ。内元君には何処か領地をあげるよ。それがいい。」
「え?領地です?」
「そんなの簡単に譲ったりできるのですか?」
出来ないのかな?
「まあ、実際は部下に任せとけばいいらしいから、楽ちん、お気楽なはずなんだけどね。」
僕も実質家臣に任せっきりだからね。
2
お気に入りに追加
4,607
あなたにおすすめの小説
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる