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常山公爵
290話 リハビリ
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僕は半年も寝たきりだったようで、正直起き上がる事すらままなりません。
筋肉を使っていなかったので、力が入りません。手を動かすのですら体力を相当使います。
結局自分で歩く事が出来たのは、僕が目覚めてから1月以上も経ってからでした。
そもそもの初めは・・・・眩しすぎて、眼が光に慣れるのに3日かかってしまい、目を使っていなかったので、慣れるのが大変でした。少しの明かりですら刺激が強いのです。
妻と名乗る女性達に介抱をしてもらい、ベッドから体を起こした状態にしてもらいましたが、腕もまともに上げられずという体たらく。
箸を持つのに更に3日かかるとか。
箸がこんなに重いとは、信じられないような衝撃です。大きなスプーンは数秒しか持ち上げられませんでした。
この間、ずっと誰かが付き従ってくれています。その、かわるがわるですが、全員妙齢の女性です。
僕は正直、結婚相手以外の人には触れてほしく・・・・というか、触れる事によって色んな感情をその女性達に抱いてしまうのを避けたかったのですが、一人では何もできず、相手に全てしてもらっています。
僕が明らかに触れてもらうのを嫌がっても、嫌な顔一つせず下の世話までしてくれて。
僕がそんな事をしてもらわなくてもいいよとか、僕は将来を誓い合った女性以外にはそんな事をしてもらいたくない、そう言って断っても、
「私の事は気にしなくていいい・・・・介護士と思えばいい。」
と言って僕の介護をずっとしてくれるんです。介護士、仕事?
ある日僕は一人の女性に、
「どうしてここまでしてくれるの?僕は何も返してあげられないし。申し訳ないけれどそのつもりもないよ?」
そう言っても、
「別に見返りを求めている訳ではないですよお?」
ある女性には
「感謝こそすれ、僕の気持ちは変わりませんから。もういいですから。」
そう言って断ろうとしても、
「せめて其方が歩けるまではこうさせてほしいのだ。」
どうしてこの妻と名乗る女性達はここまでしてくれるのでしょう。僕は彼女らに何かしていたのでしょうか?
僕は最初の2週間はこんな気持ちで過ごしていました。
2週間経って、僕の態度も気持ちも変わっていないのを知ってか知らずか、皆変わりなく介護をしてくれます。
この頃になると、僕は一人で物を食べる事もできるようになりましたが、歩けずひたすらベッドの上。
正直時間を持て余していたのですがそんな折、女性達は僕の様子を見てくれ、適度に話し相手になってくれてます。
気が付けば僕は、誰かと話をしている間、その相手の手を無意識に握っていました。
気が付いた時に放そうとしましたが、何だか優しく握り返してくれるんです。
意識が戻ってから3週間が経ち、僕はだんだん記憶が戻ってきました。
だけど何かを思い出せない。大事な何かを思い出せずにいるようで、もどかしいんです。
僕はかわるがわる世話そしてくれる女性を、じっと見つめます。
時には何か言いたそうにしているようですが、僕は思いだそうとしますが、何も思い浮かびません。
4週間目に入った時、僕は気が付きました。
この、目の前にいる女性達は、僕に対して無償の愛を捧げてくれているんです。
そう、彼女らは一度も見返りを求めてきません。
ですが、このままでいいわけがありません。
そして暫くして僕は歩けるようになったので、ベッドを変える事に。
もっと大きいベッドを希望しました。
流石にまだ歩けると言ってもほんの数分。
そんな折、どこかで見たような気がするのだけど・・・・思い出せない・・・・友郁と同じ黒い髪の女性。あれ?今誰かの名前を思い出したような気がしましたが、思い違いでしょうか?
「順平さん、食事ですよ?」
僕を順平と呼ぶその女性。誰だったかな?
僕はそれを聞くのが怖くて一度も聞けずにいたけれど、思い切って訊ねてみます。
「ええと、君は誰?」
一瞬その女性はびくっとなりましたが、
「森江泉と申しますわ。」
「そうでしたか、ご丁寧にどうもありがとうございます。ええと、後ろの方はどなたでしょうか?」
「才村友郁です、順平さん。」
「森江さんと才村さんですね。ええと、その、以前お会いした事ありましたっけ?どうにも記憶があいまいで・・・・」
??
2人は顔を見合わせています。
「順平さんはその、倒れるまでの記憶はありますか?」
??
倒れる?何だっけ?
筋肉を使っていなかったので、力が入りません。手を動かすのですら体力を相当使います。
結局自分で歩く事が出来たのは、僕が目覚めてから1月以上も経ってからでした。
そもそもの初めは・・・・眩しすぎて、眼が光に慣れるのに3日かかってしまい、目を使っていなかったので、慣れるのが大変でした。少しの明かりですら刺激が強いのです。
妻と名乗る女性達に介抱をしてもらい、ベッドから体を起こした状態にしてもらいましたが、腕もまともに上げられずという体たらく。
箸を持つのに更に3日かかるとか。
箸がこんなに重いとは、信じられないような衝撃です。大きなスプーンは数秒しか持ち上げられませんでした。
この間、ずっと誰かが付き従ってくれています。その、かわるがわるですが、全員妙齢の女性です。
僕は正直、結婚相手以外の人には触れてほしく・・・・というか、触れる事によって色んな感情をその女性達に抱いてしまうのを避けたかったのですが、一人では何もできず、相手に全てしてもらっています。
僕が明らかに触れてもらうのを嫌がっても、嫌な顔一つせず下の世話までしてくれて。
僕がそんな事をしてもらわなくてもいいよとか、僕は将来を誓い合った女性以外にはそんな事をしてもらいたくない、そう言って断っても、
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「どうしてここまでしてくれるの?僕は何も返してあげられないし。申し訳ないけれどそのつもりもないよ?」
そう言っても、
「別に見返りを求めている訳ではないですよお?」
ある女性には
「感謝こそすれ、僕の気持ちは変わりませんから。もういいですから。」
そう言って断ろうとしても、
「せめて其方が歩けるまではこうさせてほしいのだ。」
どうしてこの妻と名乗る女性達はここまでしてくれるのでしょう。僕は彼女らに何かしていたのでしょうか?
僕は最初の2週間はこんな気持ちで過ごしていました。
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この頃になると、僕は一人で物を食べる事もできるようになりましたが、歩けずひたすらベッドの上。
正直時間を持て余していたのですがそんな折、女性達は僕の様子を見てくれ、適度に話し相手になってくれてます。
気が付けば僕は、誰かと話をしている間、その相手の手を無意識に握っていました。
気が付いた時に放そうとしましたが、何だか優しく握り返してくれるんです。
意識が戻ってから3週間が経ち、僕はだんだん記憶が戻ってきました。
だけど何かを思い出せない。大事な何かを思い出せずにいるようで、もどかしいんです。
僕はかわるがわる世話そしてくれる女性を、じっと見つめます。
時には何か言いたそうにしているようですが、僕は思いだそうとしますが、何も思い浮かびません。
4週間目に入った時、僕は気が付きました。
この、目の前にいる女性達は、僕に対して無償の愛を捧げてくれているんです。
そう、彼女らは一度も見返りを求めてきません。
ですが、このままでいいわけがありません。
そして暫くして僕は歩けるようになったので、ベッドを変える事に。
もっと大きいベッドを希望しました。
流石にまだ歩けると言ってもほんの数分。
そんな折、どこかで見たような気がするのだけど・・・・思い出せない・・・・友郁と同じ黒い髪の女性。あれ?今誰かの名前を思い出したような気がしましたが、思い違いでしょうか?
「順平さん、食事ですよ?」
僕を順平と呼ぶその女性。誰だったかな?
僕はそれを聞くのが怖くて一度も聞けずにいたけれど、思い切って訊ねてみます。
「ええと、君は誰?」
一瞬その女性はびくっとなりましたが、
「森江泉と申しますわ。」
「そうでしたか、ご丁寧にどうもありがとうございます。ええと、後ろの方はどなたでしょうか?」
「才村友郁です、順平さん。」
「森江さんと才村さんですね。ええと、その、以前お会いした事ありましたっけ?どうにも記憶があいまいで・・・・」
??
2人は顔を見合わせています。
「順平さんはその、倒れるまでの記憶はありますか?」
??
倒れる?何だっけ?
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