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常山公爵
271話 建物の修繕が速やかに行われています
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この後、僕も皆と一緒にテーブルに用意してある椅子に座り、食事を済ませます。
終始女性陣は分け隔てなく親しげに会話をしています。
今アーダの隣にはザーラ、そしてその反対側に柚奈が座っていますが、二人とも何だか話が弾んでいますし、ザーラに至っては瑞華がちょっかいを出しているという、あれ?こんなだけ?
まあ仲が良いのはいい事なんだけどね?
いつのまにここまで親密になったのだろうと首をひねる順平だった。
・・・・
・・・
・・
・
食事が終わり、侍女さんが家臣に指示を出すべく、そう言った部屋を既に用意してあるというので、付いて行く事に。
あの、まさかまた・・・・じゃないよね?
「それは夜か朝に致しますので、ご安心を。」
なんでわかるの?
「心の声が駄々洩れでございます。」
え?独り言を言ってた?
ええとさっきまで居たのは食堂で、今から向かうのは?
「執務室でございます。他には書斎、客間、応接間、広間等ございます。他には入浴施設に厨房、侍女用の個室、奥方様用の個室、公爵様の寝室、公爵様と奥方様が愛し合うお部屋・・・・これは昨晩からいらっしゃったお部屋ですね。さらには執事、メイド、小間使い等使用人の部屋があります。」
ここは何処ですか?
そして歩いている間に色々見ますが、既に修繕が終わっているのか建物内は綺麗でした。
「並行世界で暮らしていた館ではございませんのでご安心を。あそこはなまじ修繕を致しますと、色々問題があるようなので、敢えて手付かずでございます。」
そんな事を聞きながら案内された部屋ですが、
何だか威厳を感じさせる雰囲気のある部屋。
いやあ・・・・なんだか落ち着かないよこんなの。
「こちらへどうぞ。」
そう言って椅子を勧められ、座りますが、やっぱり落ち着かないです。
僕が座るや否や、ドアがノックされ、僕の知らない女性が入ってきます。
「失礼いたします。」
「あれはこの屋敷の使用人の一人です。メイド長ですね。」
「メイド長?ごめんよくわからないんだけど?」
並行世界ではこんな暮らしをしなかったので、ましてや使用人なんていなかったので、わからないんです。
「お初にお目にかかります、常山公爵閣下並びに第・・・・・第十奥様。」
侍女さん僕の10番目の奥さんなの?
「はい、以後その心づもりでいらして頂けると嬉しいです。」
知らなかった・・・・これも僕の知らない間に決まっていた?
因みに第一から第六までは召喚組、七から九はアーダやヘルトラウダ、そして10からが侍女さんらしいです。
10からは、召喚組の侍女さんが、女性陣の妻の順番で、その仕えている侍女さんも順番が決まるみたい。
「ユハニ殿が面会を希望いたしております。」
「はあ・・・・ええと、状況がさっぱりわからないので・・・・連れて来て下さい。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
暫くするとまたノックがあり、ユハニさんが入ってきます。
「お忙しいところ、時間を頂き感謝いたします。」
「ええと、よく来てくれましたでいいのかな?僕全く状況がわかっていないので、色々説明してもらえると助かります。」
「かしこまりました。では・・・・」
終始女性陣は分け隔てなく親しげに会話をしています。
今アーダの隣にはザーラ、そしてその反対側に柚奈が座っていますが、二人とも何だか話が弾んでいますし、ザーラに至っては瑞華がちょっかいを出しているという、あれ?こんなだけ?
まあ仲が良いのはいい事なんだけどね?
いつのまにここまで親密になったのだろうと首をひねる順平だった。
・・・・
・・・
・・
・
食事が終わり、侍女さんが家臣に指示を出すべく、そう言った部屋を既に用意してあるというので、付いて行く事に。
あの、まさかまた・・・・じゃないよね?
「それは夜か朝に致しますので、ご安心を。」
なんでわかるの?
「心の声が駄々洩れでございます。」
え?独り言を言ってた?
ええとさっきまで居たのは食堂で、今から向かうのは?
「執務室でございます。他には書斎、客間、応接間、広間等ございます。他には入浴施設に厨房、侍女用の個室、奥方様用の個室、公爵様の寝室、公爵様と奥方様が愛し合うお部屋・・・・これは昨晩からいらっしゃったお部屋ですね。さらには執事、メイド、小間使い等使用人の部屋があります。」
ここは何処ですか?
そして歩いている間に色々見ますが、既に修繕が終わっているのか建物内は綺麗でした。
「並行世界で暮らしていた館ではございませんのでご安心を。あそこはなまじ修繕を致しますと、色々問題があるようなので、敢えて手付かずでございます。」
そんな事を聞きながら案内された部屋ですが、
何だか威厳を感じさせる雰囲気のある部屋。
いやあ・・・・なんだか落ち着かないよこんなの。
「こちらへどうぞ。」
そう言って椅子を勧められ、座りますが、やっぱり落ち着かないです。
僕が座るや否や、ドアがノックされ、僕の知らない女性が入ってきます。
「失礼いたします。」
「あれはこの屋敷の使用人の一人です。メイド長ですね。」
「メイド長?ごめんよくわからないんだけど?」
並行世界ではこんな暮らしをしなかったので、ましてや使用人なんていなかったので、わからないんです。
「お初にお目にかかります、常山公爵閣下並びに第・・・・・第十奥様。」
侍女さん僕の10番目の奥さんなの?
「はい、以後その心づもりでいらして頂けると嬉しいです。」
知らなかった・・・・これも僕の知らない間に決まっていた?
因みに第一から第六までは召喚組、七から九はアーダやヘルトラウダ、そして10からが侍女さんらしいです。
10からは、召喚組の侍女さんが、女性陣の妻の順番で、その仕えている侍女さんも順番が決まるみたい。
「ユハニ殿が面会を希望いたしております。」
「はあ・・・・ええと、状況がさっぱりわからないので・・・・連れて来て下さい。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
暫くするとまたノックがあり、ユハニさんが入ってきます。
「お忙しいところ、時間を頂き感謝いたします。」
「ええと、よく来てくれましたでいいのかな?僕全く状況がわかっていないので、色々説明してもらえると助かります。」
「かしこまりました。では・・・・」
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