271 / 738
常山公爵
271話 建物の修繕が速やかに行われています
しおりを挟む
この後、僕も皆と一緒にテーブルに用意してある椅子に座り、食事を済ませます。
終始女性陣は分け隔てなく親しげに会話をしています。
今アーダの隣にはザーラ、そしてその反対側に柚奈が座っていますが、二人とも何だか話が弾んでいますし、ザーラに至っては瑞華がちょっかいを出しているという、あれ?こんなだけ?
まあ仲が良いのはいい事なんだけどね?
いつのまにここまで親密になったのだろうと首をひねる順平だった。
・・・・
・・・
・・
・
食事が終わり、侍女さんが家臣に指示を出すべく、そう言った部屋を既に用意してあるというので、付いて行く事に。
あの、まさかまた・・・・じゃないよね?
「それは夜か朝に致しますので、ご安心を。」
なんでわかるの?
「心の声が駄々洩れでございます。」
え?独り言を言ってた?
ええとさっきまで居たのは食堂で、今から向かうのは?
「執務室でございます。他には書斎、客間、応接間、広間等ございます。他には入浴施設に厨房、侍女用の個室、奥方様用の個室、公爵様の寝室、公爵様と奥方様が愛し合うお部屋・・・・これは昨晩からいらっしゃったお部屋ですね。さらには執事、メイド、小間使い等使用人の部屋があります。」
ここは何処ですか?
そして歩いている間に色々見ますが、既に修繕が終わっているのか建物内は綺麗でした。
「並行世界で暮らしていた館ではございませんのでご安心を。あそこはなまじ修繕を致しますと、色々問題があるようなので、敢えて手付かずでございます。」
そんな事を聞きながら案内された部屋ですが、
何だか威厳を感じさせる雰囲気のある部屋。
いやあ・・・・なんだか落ち着かないよこんなの。
「こちらへどうぞ。」
そう言って椅子を勧められ、座りますが、やっぱり落ち着かないです。
僕が座るや否や、ドアがノックされ、僕の知らない女性が入ってきます。
「失礼いたします。」
「あれはこの屋敷の使用人の一人です。メイド長ですね。」
「メイド長?ごめんよくわからないんだけど?」
並行世界ではこんな暮らしをしなかったので、ましてや使用人なんていなかったので、わからないんです。
「お初にお目にかかります、常山公爵閣下並びに第・・・・・第十奥様。」
侍女さん僕の10番目の奥さんなの?
「はい、以後その心づもりでいらして頂けると嬉しいです。」
知らなかった・・・・これも僕の知らない間に決まっていた?
因みに第一から第六までは召喚組、七から九はアーダやヘルトラウダ、そして10からが侍女さんらしいです。
10からは、召喚組の侍女さんが、女性陣の妻の順番で、その仕えている侍女さんも順番が決まるみたい。
「ユハニ殿が面会を希望いたしております。」
「はあ・・・・ええと、状況がさっぱりわからないので・・・・連れて来て下さい。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
暫くするとまたノックがあり、ユハニさんが入ってきます。
「お忙しいところ、時間を頂き感謝いたします。」
「ええと、よく来てくれましたでいいのかな?僕全く状況がわかっていないので、色々説明してもらえると助かります。」
「かしこまりました。では・・・・」
終始女性陣は分け隔てなく親しげに会話をしています。
今アーダの隣にはザーラ、そしてその反対側に柚奈が座っていますが、二人とも何だか話が弾んでいますし、ザーラに至っては瑞華がちょっかいを出しているという、あれ?こんなだけ?
まあ仲が良いのはいい事なんだけどね?
いつのまにここまで親密になったのだろうと首をひねる順平だった。
・・・・
・・・
・・
・
食事が終わり、侍女さんが家臣に指示を出すべく、そう言った部屋を既に用意してあるというので、付いて行く事に。
あの、まさかまた・・・・じゃないよね?
「それは夜か朝に致しますので、ご安心を。」
なんでわかるの?
「心の声が駄々洩れでございます。」
え?独り言を言ってた?
ええとさっきまで居たのは食堂で、今から向かうのは?
「執務室でございます。他には書斎、客間、応接間、広間等ございます。他には入浴施設に厨房、侍女用の個室、奥方様用の個室、公爵様の寝室、公爵様と奥方様が愛し合うお部屋・・・・これは昨晩からいらっしゃったお部屋ですね。さらには執事、メイド、小間使い等使用人の部屋があります。」
ここは何処ですか?
そして歩いている間に色々見ますが、既に修繕が終わっているのか建物内は綺麗でした。
「並行世界で暮らしていた館ではございませんのでご安心を。あそこはなまじ修繕を致しますと、色々問題があるようなので、敢えて手付かずでございます。」
そんな事を聞きながら案内された部屋ですが、
何だか威厳を感じさせる雰囲気のある部屋。
いやあ・・・・なんだか落ち着かないよこんなの。
「こちらへどうぞ。」
そう言って椅子を勧められ、座りますが、やっぱり落ち着かないです。
僕が座るや否や、ドアがノックされ、僕の知らない女性が入ってきます。
「失礼いたします。」
「あれはこの屋敷の使用人の一人です。メイド長ですね。」
「メイド長?ごめんよくわからないんだけど?」
並行世界ではこんな暮らしをしなかったので、ましてや使用人なんていなかったので、わからないんです。
「お初にお目にかかります、常山公爵閣下並びに第・・・・・第十奥様。」
侍女さん僕の10番目の奥さんなの?
「はい、以後その心づもりでいらして頂けると嬉しいです。」
知らなかった・・・・これも僕の知らない間に決まっていた?
因みに第一から第六までは召喚組、七から九はアーダやヘルトラウダ、そして10からが侍女さんらしいです。
10からは、召喚組の侍女さんが、女性陣の妻の順番で、その仕えている侍女さんも順番が決まるみたい。
「ユハニ殿が面会を希望いたしております。」
「はあ・・・・ええと、状況がさっぱりわからないので・・・・連れて来て下さい。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
暫くするとまたノックがあり、ユハニさんが入ってきます。
「お忙しいところ、時間を頂き感謝いたします。」
「ええと、よく来てくれましたでいいのかな?僕全く状況がわかっていないので、色々説明してもらえると助かります。」
「かしこまりました。では・・・・」
2
お気に入りに追加
4,727
あなたにおすすめの小説

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

毎日スキルが増えるのって最強じゃね?
七鳳
ファンタジー
異世界に転生した主人公。
テンプレのような転生に驚く。
そこで出会った神様にある加護をもらい、自由気ままに生きていくお話。
※ストーリー等見切り発車な点御容赦ください。
※感想・誤字訂正などお気軽にコメントください!

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる