242 / 736
常山公爵
242話 ユハニに家臣団を一時的に任せます
しおりを挟む
「ビーチェ、あんまり言うなよ、恥ずかしいじゃないか!」
ユハニさんはそう言いますが、何が恥ずかしいのか僕は分かりません。
「何恥ずかしがってんの?ねえ公爵さま、こいつ家臣団のまとめ役にしたらいいんじゃないか?他に誰かいれば余計なおせっかいだけどさ。」
そう言われても、このユハニさんを含め、どう扱えばいいか分かりません。
そもそも僕が公爵?
もう貰ってるようなので、今更否定もでき無さそうですが、公爵という身分は、家臣団をどう扱っているのか、家臣団以外にも領地を運営するうえで色んな人材がいるのでしょうが、その知識は僕には皆無です。
ここはもう今いるメンバーに任せ、僕は友郁達のいる所に戻ろうとしましたが、
「常山公爵お待ち下さい、家臣のまとめ役が決まるまで、私にお供をさせて下さい!後の事はビーチェができるでしょうから。」
そう言われても、どうしたら?
「私が?まあやれと言われたらやるけど?」
「何事も経験だビーチェ。そして公爵さまには一刻も早く信頼できる執事を置いてもらわねば。ああそうだビーチェ、お前取り敢えず家政婦長をやれ!」
「家政婦長?」
「侍女やメイドのまとめ役だ。」
「げ!公爵にお仕えする女のまとめ役?そんなの無理無理!そう言った教育受けてないし?」
「そこはまあ、今後お仕えする奥方様と相談する事だな。」
何だか本当に僕の事を話してるの?
他人事のような気がしつつ、僕はこの場を去りました。
・・・・
・・・
・・
・
そう言えば公爵だっけ?それと領地?
フェンリルのいた場所って話だけど、何処?
【なあ、僕君らが住んでいた場所を何だか任されて領地?になるらしいんだけど、そこ何処?】
【ぬ?まあさほど離れてはおらぬ。一度見に行くか?】
【いや、僕だけで向かってもね。】
【ドラゴンがおるではないか?あ奴に乗り物ごと運んでもらえばよかろう。】
うん?ドラゴンに運んでもらう?そう言えば何の事それ?
【まあ今はその件はいいや。ちょっと城で相談してからまた確認するよ。】
【そうか?我はやっと戻れると思っておったのだがな。】
うーん、僕がまた気を失っている?意識が無かった?間に何が起こってたのでしょう。
・・・・
・・・
・・
・
今僕は城に来ました。
僕のあてがわれた場所へ向かおうとしたのですが、侍女さんの一人が僕を見つけ、
「常山公爵さま、お帰りなさいまし。皆様お待ちですよ?」
「え?待ってるって?何も聞いていませんよ?」
「何やら話し合いがあったようで、もう終っているようですのでその報告があるのでしょう。」
うーん・何でこう僕の事なのに、僕が知らない間に話が進んでるのでしょう。
ユハニさんはそう言いますが、何が恥ずかしいのか僕は分かりません。
「何恥ずかしがってんの?ねえ公爵さま、こいつ家臣団のまとめ役にしたらいいんじゃないか?他に誰かいれば余計なおせっかいだけどさ。」
そう言われても、このユハニさんを含め、どう扱えばいいか分かりません。
そもそも僕が公爵?
もう貰ってるようなので、今更否定もでき無さそうですが、公爵という身分は、家臣団をどう扱っているのか、家臣団以外にも領地を運営するうえで色んな人材がいるのでしょうが、その知識は僕には皆無です。
ここはもう今いるメンバーに任せ、僕は友郁達のいる所に戻ろうとしましたが、
「常山公爵お待ち下さい、家臣のまとめ役が決まるまで、私にお供をさせて下さい!後の事はビーチェができるでしょうから。」
そう言われても、どうしたら?
「私が?まあやれと言われたらやるけど?」
「何事も経験だビーチェ。そして公爵さまには一刻も早く信頼できる執事を置いてもらわねば。ああそうだビーチェ、お前取り敢えず家政婦長をやれ!」
「家政婦長?」
「侍女やメイドのまとめ役だ。」
「げ!公爵にお仕えする女のまとめ役?そんなの無理無理!そう言った教育受けてないし?」
「そこはまあ、今後お仕えする奥方様と相談する事だな。」
何だか本当に僕の事を話してるの?
他人事のような気がしつつ、僕はこの場を去りました。
・・・・
・・・
・・
・
そう言えば公爵だっけ?それと領地?
フェンリルのいた場所って話だけど、何処?
【なあ、僕君らが住んでいた場所を何だか任されて領地?になるらしいんだけど、そこ何処?】
【ぬ?まあさほど離れてはおらぬ。一度見に行くか?】
【いや、僕だけで向かってもね。】
【ドラゴンがおるではないか?あ奴に乗り物ごと運んでもらえばよかろう。】
うん?ドラゴンに運んでもらう?そう言えば何の事それ?
【まあ今はその件はいいや。ちょっと城で相談してからまた確認するよ。】
【そうか?我はやっと戻れると思っておったのだがな。】
うーん、僕がまた気を失っている?意識が無かった?間に何が起こってたのでしょう。
・・・・
・・・
・・
・
今僕は城に来ました。
僕のあてがわれた場所へ向かおうとしたのですが、侍女さんの一人が僕を見つけ、
「常山公爵さま、お帰りなさいまし。皆様お待ちですよ?」
「え?待ってるって?何も聞いていませんよ?」
「何やら話し合いがあったようで、もう終っているようですのでその報告があるのでしょう。」
うーん・何でこう僕の事なのに、僕が知らない間に話が進んでるのでしょう。
12
お気に入りに追加
4,725
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。
円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。
魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。
洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。
身動きもとれず、記憶も無い。
ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。
亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。
そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。
※この作品は「小説家になろう」からの転載です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
毎日スキルが増えるのって最強じゃね?
七鳳
ファンタジー
異世界に転生した主人公。
テンプレのような転生に驚く。
そこで出会った神様にある加護をもらい、自由気ままに生きていくお話。
※ストーリー等見切り発車な点御容赦ください。
※感想・誤字訂正などお気軽にコメントください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
遅刻勇者は異世界を行く 俺の特典が貯金箱なんだけどどうしろと?
黒月天星
ファンタジー
命の危機を女神に救われた高校生桜井時久(サクライトキヒサ)こと俺。しかしその代価として、女神の手駒として異世界で行われる神同士の暇潰しゲームに参加することに。
クリア条件は一億円分を稼ぎ出すこと。頼りになるのはゲーム参加者に与えられる特典だけど、俺の特典ときたら手提げ金庫型の貯金箱。物を金に換える便利な能力はあるものの、戦闘には役に立ちそうにない。
女神の考えた必勝の策として、『勇者』召喚に紛れて乗り込もうと画策したが、着いたのは場所はあっていたけど時間が数日遅れてた。
「いきなり牢屋からなんて嫌じゃあぁぁっ!!」
金を稼ぐどころか不審者扱いで牢屋スタート? もう遅いかもしれないけれど、まずはここから出なければっ!
時間も金も物もない。それでも愛と勇気とご都合主義で切り抜けろ! 異世界金稼ぎファンタジー。ここに開幕……すると良いなぁ。
こちらは小説家になろう、カクヨム、ハーメルン、ツギクル、ノベルピアでも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる