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常山公爵
238話 色々おかしい
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「あ、それと、これなのですが。」
そう言ってユハニさんはカバンを、僕が渡したカバンを差し出します。
「公爵さまのご依頼で収集いたしましたドロップアイテムでございます。」
あ、忘れてた。受け取る前にこっちに来たんだっけ。
「あ、ありがとう。あっちはどうだったの?」
「ええと、スタンピードの事でございましょうか?我々の周りはあの後は収まりましてございます。二度目が発生いたしましたのは、王都周辺のみと聞き及んでおります。」
ドラゴンとか沢山いましたからね、王都付近は。
「その、申し訳無いけど、この中の魔石は僕が貰いたいけど、残りは換金してくれないかな?欲しい物があれば貰っていいけど。マジックアイテムとか?」
「そんな訳にはまいりませぬ!」
いやそこで否定されても、報酬とかあるし。
「じゃあ、ユハニさん、あなたの判断で、有用な、希少なアイテムは手元に残し、素材等はまず換金してくれませんか?」
「そのような大任、任されるわけにはまいりません。」
僕が忙しいから頼んでるんだとでも言ってみましょうか。
「そのような事に時間をかけられないから頼んでるんです。」
敢えて強めに言って見ました。
「は!これは申し訳ございませぬ!公爵ともなられますと、このような細事に時間を取られるわけにはいきませんでした!私共が責任を持って対処いたします!これは最初の任務でよろしいか?」
「よく分からないけど頼んだよ?」
「有り難き幸せ!」
あれ?何かおかしい気がしますが、え?
まあドロップアイテムって膨大な数なんだよね・・・・ってああ!そうだ!僕が他にも渡してたやつ、もう鑑定終ってるはず。
「あ、その僕忘れてたんだけど、王都周辺のやっぱりドロップアイテム、これももう鑑定終ってるはず。今からギルドへ向かうけど、一緒に来る?」
「是非お供させて頂きます!お前等喜べ!公爵さまからの任務だ!」
「「「「「は!有り難く!」」」」」
みんなこんなキャラじゃないよね?後で聞いてみよう。
僕がギルドへ向かおうとしたら、ヘルトラウダさんが待っています。
「旦那さま!ギルドから鑑定完了の報告が上がっていますわ?」
「あ、ヘルトラウダさん、丁度いい所に!今からそれも含めギルドへ向かおうと思ってたんです。」
「では私もご一緒致しましょうか?」
「ええ、お願いいたします。」
「あら?こちらの方は?」
「は!私共はこの度公爵さまの家臣団に加えて頂きましたパーティ”刹那の橋”でございます。そして私はリーダーのユハニ・リンキネンでございます、公爵夫人。」
「まあ、もう旦那さまは家臣を自ら持ちましたのね!いい事ですわ。で、皆さまもギルドへ?」
「はい、メールローでのドロップアイテムを回収いたしましたので、その換金にと。」
「そうでしたか。では皆様、一緒にまいりましょうね?」
何かがおかしい。ヘルトラウダさんの事を今公爵夫人と言った?
しかも僕を旦那さま?何かがおかしい。僕が知らない間にどうなってるんですか?
・・・・
・・・
・・
・
こうして訳の分からないままギルドへ向かいます。
「ヘルトラウダ公爵夫人、おめでとうございます!」
「皆さまありがとうございます!」
何故かギルドの職員一同が待ち受けていて、そう言われました。
「どうされました?」
「いや、どうされたと言われても、僕公爵?ヘルトラウダさんが公爵夫人?」
「あら・・・・?まだ現実を受け止められていませんのね?そろそろ現実を受け止めましょうね?旦那さま。」
ごめん僕知らないんです色々・・・・そして知らないまま話が進んでませんか?
そう言ってユハニさんはカバンを、僕が渡したカバンを差し出します。
「公爵さまのご依頼で収集いたしましたドロップアイテムでございます。」
あ、忘れてた。受け取る前にこっちに来たんだっけ。
「あ、ありがとう。あっちはどうだったの?」
「ええと、スタンピードの事でございましょうか?我々の周りはあの後は収まりましてございます。二度目が発生いたしましたのは、王都周辺のみと聞き及んでおります。」
ドラゴンとか沢山いましたからね、王都付近は。
「その、申し訳無いけど、この中の魔石は僕が貰いたいけど、残りは換金してくれないかな?欲しい物があれば貰っていいけど。マジックアイテムとか?」
「そんな訳にはまいりませぬ!」
いやそこで否定されても、報酬とかあるし。
「じゃあ、ユハニさん、あなたの判断で、有用な、希少なアイテムは手元に残し、素材等はまず換金してくれませんか?」
「そのような大任、任されるわけにはまいりません。」
僕が忙しいから頼んでるんだとでも言ってみましょうか。
「そのような事に時間をかけられないから頼んでるんです。」
敢えて強めに言って見ました。
「は!これは申し訳ございませぬ!公爵ともなられますと、このような細事に時間を取られるわけにはいきませんでした!私共が責任を持って対処いたします!これは最初の任務でよろしいか?」
「よく分からないけど頼んだよ?」
「有り難き幸せ!」
あれ?何かおかしい気がしますが、え?
まあドロップアイテムって膨大な数なんだよね・・・・ってああ!そうだ!僕が他にも渡してたやつ、もう鑑定終ってるはず。
「あ、その僕忘れてたんだけど、王都周辺のやっぱりドロップアイテム、これももう鑑定終ってるはず。今からギルドへ向かうけど、一緒に来る?」
「是非お供させて頂きます!お前等喜べ!公爵さまからの任務だ!」
「「「「「は!有り難く!」」」」」
みんなこんなキャラじゃないよね?後で聞いてみよう。
僕がギルドへ向かおうとしたら、ヘルトラウダさんが待っています。
「旦那さま!ギルドから鑑定完了の報告が上がっていますわ?」
「あ、ヘルトラウダさん、丁度いい所に!今からそれも含めギルドへ向かおうと思ってたんです。」
「では私もご一緒致しましょうか?」
「ええ、お願いいたします。」
「あら?こちらの方は?」
「は!私共はこの度公爵さまの家臣団に加えて頂きましたパーティ”刹那の橋”でございます。そして私はリーダーのユハニ・リンキネンでございます、公爵夫人。」
「まあ、もう旦那さまは家臣を自ら持ちましたのね!いい事ですわ。で、皆さまもギルドへ?」
「はい、メールローでのドロップアイテムを回収いたしましたので、その換金にと。」
「そうでしたか。では皆様、一緒にまいりましょうね?」
何かがおかしい。ヘルトラウダさんの事を今公爵夫人と言った?
しかも僕を旦那さま?何かがおかしい。僕が知らない間にどうなってるんですか?
・・・・
・・・
・・
・
こうして訳の分からないままギルドへ向かいます。
「ヘルトラウダ公爵夫人、おめでとうございます!」
「皆さまありがとうございます!」
何故かギルドの職員一同が待ち受けていて、そう言われました。
「どうされました?」
「いや、どうされたと言われても、僕公爵?ヘルトラウダさんが公爵夫人?」
「あら・・・・?まだ現実を受け止められていませんのね?そろそろ現実を受け止めましょうね?旦那さま。」
ごめん僕知らないんです色々・・・・そして知らないまま話が進んでませんか?
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