上 下
144 / 735
転移10日目

144話 僕はどうなってしまったのでしょう?

しおりを挟む
「なるほど・・・・無意識ながら多数のスキル展開、そして・・・・スキル中毒の典型的な症状の、性的な欲求の急激な上昇・・・・本人の意識が半ばとんでしまった状態で起こる・・・・よくある中毒症状だな。」

え?よくあるで済まされちゃうの?

「え?じゃ僕は無意識に女性を抱きしめたり、キスしたりしちゃったの?」

「ああ、心配ない・・・・相手はスキルで常山殿にメロメロだし・・・・いや、もう既に皆常山殿に陥落させられているのか・・・・今回は皆、常山殿に好意を抱いているしな、問題ない。むしろ先の展開を期待していたのではないか?」

いや、僕の意思は?

「ああ、その行動はな・・・・隠れた本人の願望、欲望が表に現れるのだ。」

うわ・・・・まじですか?


駄目だ・・・・このままではハーレム一直線!
この場から去らねば・・・・
何処へ?

あの・・・・並行世界で使っていた建物がいい!そうだそうしよう!

「順平さん・・・・私を置いて行かないで・・・・?」

う・・・・そんな上目遣いで懇願されちゃうと・・・・

「ああうん、さいむ「友郁と呼んで!」ら・・・・友郁さん「友郁!」友郁・・・・」

「だって!私告白して、順平さん返事してくれたじゃない!」

そうだった・・・・今才村さんとお付き合いしてるんだっけ?

「でもいいの?僕と付き合っても・・・・多分僕はこのままだと、他の女性ともお付合いしないといけないと思うけど・・・・」

「できれば2人でお付き合いしたいけど・・・・あの並行世界を見せられちゃったら・・・・」

あ、そうだ、僕はここで思い出しました。魔王を退けたんだよね?じゃあもう日本に戻れるのでは?

「ちょっと待って!今肝心な事を思い出した!魔王を退けたんだよね?じゃあもう日本に戻れるんじゃないの?」

アーダさんと、アルノルト王子、ザーラ姫が困った顔をする。

「アーダさん!どうなのさ?」

ますます困った顔のアーダさん。

「それがだな・・・・私どもは知らないのだよ。」

「え?何が知らないの?」

「少なくとも私が聞いた話では、魔王を討伐できれば、今回勇者召喚でこちらにやって来た全員が・・・・戻れるはずとしか。」

「え?じゃあ何でいまだ僕達はここに留まってるの?」

「それはだな・・・・魔王を退けたのでは、条件を満たさないのでは、と考えるのだ。」

・・・・いや、そう言えば色々おかしい。
並行世界で魔王を倒してるけど、戻れなかったから・・・・

「・・・アーダさん・・・・僕が思うに、魔王を討伐しても・・・・元の世界に戻れないね?」

「う・・・・だって仕方なかろう!あれから色々調べたのだよ!この1週間、寝る間も惜しんで!そしてどうやら・・・・父が知っていたようだが、既に鬼籍に入っているからな。」

・・・・ええと・・・・王族の生き残りでは駄目?


しおりを挟む
感想 394

あなたにおすすめの小説

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク 普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。 だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。 洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。 ------ この子のおかげで作家デビューできました ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました

ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが…… なろう、カクヨムでも投稿しています。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~

みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】 事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。 神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。 作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。 「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。 ※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!

七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」 その天使の言葉は善意からなのか? 異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか? そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。 ただし、その扱いが難しいものだった。 転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。 基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。 ○○○「これは私とのラブストーリーなの!」 主人公「いや、それは違うな」

処理中です...