123 / 738
転移3日目
123話 スキルで対応できないものでしょうか?
しおりを挟む
僕は少し考えます。
施術をした魔術師ではないと駄目?
うーん・・・・ちょっと引っ掛かります。
まさかとは思いますが、この魔術師、かなりの高レベルだったのでしょうか?
今僕が思いついたのは、その施術を行った魔術師より、僕の方がレベルが上なら、解除?解呪?出来るのでは、と。
若しくは普通に治療?
あ、その前にここから彼女を出す事が出来るのかな?
僕は腕の鎖を確認します。
後ろの壁に続いているのかな?
触ってみると・・・・何ともないですね。
これ取り除くと何処かに不具合とかないよね?
僕は、スキルを使い、この鎖を無力化していきます。
並行世界で獲得したスキルです。
何故そのまま僕の手元に残ったのかは疑問ですが。
暫くして、カチャッという音と共に、鎖が彼女の腕から外れます。
「あ・・・・外れた?」
「大丈夫そうですね。ではこのままその胸の紋様に取り掛かりましょう。」
どうやらこの仕掛けは僕のレベルより低い魔術師が行ったのでしょう。
さて・・・・どうするか・・・・魔力を流し込むか、上書きか・・・・
両方?
僕は彼女の胸元の紋様を注視します。
「そのままじっとして・・・・触ります。」
するとやはりばちっと弾かれますが、今度は魔力を流し込みながら触ります。
すると、紋様が暴れ始めます。
僕は念のため回復魔法・・・・これ頭の中ですが、効果があるのかわかりませんが・・・・
僕はどんどん魔力を流し込みます。
すると、またもや変化が。
動きが止まります。
僕はすかさずスキルを発動・・・・並列思考と高速思考を駆使し、考えます。
そこで考え付いたのが、そのまま魔力を注ぎ込み、変化があった時にすかさず紋様を取り除いてみる、というものです。
今動きは止まってます。行ける?
そして・・・・紋様は・・・・スキルで動かせそうです。
複数のスキルを無意識に使っているので、何のスキルを使っているのかまでは分かりませんが。
暫くし・・・・紋様は消え去りました。
そして・・・・急激に僕は元の世界に引き戻される感覚になります。
「あ・・・・駄目です・・・・ああ、成功はしましたが・・・・戻らねば・・・・元の世界で・・・・会いましょう・・・・」
暫くし、僕は才村さんに揺すられていました。
「先輩しっかり!」
僕は周りを見ます。
「う・・・・どうなってました?」
「ええとその、この女性の胸が急に光だし・・・・そして消えたのですが、その間先輩ずっと目を見開いていて・・・・」
・・・・よくわかりませんね。
あ、その寝ている彼女の胸を確認しないと。
そう思っていたら・・・・
「う・・・・」
その女性が動き出します。
「ああ!おい目覚めたぞ!」
「え?本当ですか?」
周りの人が騒がしいです。
僕はその、彼女の身体にかかっている布をめくり、胸を確認します。消えてます。触ってみますが・・・・普通に触れます。
そして・・・・
「う・・・・」
どうやら目が覚めたようです。
「・・・・ここは?そして・・・・貴方何処かで見ましたね?何処でしたか?」
「先程の出来事、思い出せますか?」
「夢の出来事ですか?」
「貴女は夢と認識してますか・・・・」
「そう言われると、貴方がやってきて、私の束縛を取り除き、胸の紋様を消し去って・・・・」
そう言ってその彼女は体を起こし、自身の胸を見ます。
「・・・・ない!ないです!」
僕は思わず見てしまいます。
「あ、胸はありますよ、ないのは・・・・紋様ですわ。」
彼女の胸の中心にあった紋様は消えてました。そして・・・・魔力で満たされてますね、彼女は。
どうやら成功したようです。
施術をした魔術師ではないと駄目?
うーん・・・・ちょっと引っ掛かります。
まさかとは思いますが、この魔術師、かなりの高レベルだったのでしょうか?
今僕が思いついたのは、その施術を行った魔術師より、僕の方がレベルが上なら、解除?解呪?出来るのでは、と。
若しくは普通に治療?
あ、その前にここから彼女を出す事が出来るのかな?
僕は腕の鎖を確認します。
後ろの壁に続いているのかな?
触ってみると・・・・何ともないですね。
これ取り除くと何処かに不具合とかないよね?
僕は、スキルを使い、この鎖を無力化していきます。
並行世界で獲得したスキルです。
何故そのまま僕の手元に残ったのかは疑問ですが。
暫くして、カチャッという音と共に、鎖が彼女の腕から外れます。
「あ・・・・外れた?」
「大丈夫そうですね。ではこのままその胸の紋様に取り掛かりましょう。」
どうやらこの仕掛けは僕のレベルより低い魔術師が行ったのでしょう。
さて・・・・どうするか・・・・魔力を流し込むか、上書きか・・・・
両方?
僕は彼女の胸元の紋様を注視します。
「そのままじっとして・・・・触ります。」
するとやはりばちっと弾かれますが、今度は魔力を流し込みながら触ります。
すると、紋様が暴れ始めます。
僕は念のため回復魔法・・・・これ頭の中ですが、効果があるのかわかりませんが・・・・
僕はどんどん魔力を流し込みます。
すると、またもや変化が。
動きが止まります。
僕はすかさずスキルを発動・・・・並列思考と高速思考を駆使し、考えます。
そこで考え付いたのが、そのまま魔力を注ぎ込み、変化があった時にすかさず紋様を取り除いてみる、というものです。
今動きは止まってます。行ける?
そして・・・・紋様は・・・・スキルで動かせそうです。
複数のスキルを無意識に使っているので、何のスキルを使っているのかまでは分かりませんが。
暫くし・・・・紋様は消え去りました。
そして・・・・急激に僕は元の世界に引き戻される感覚になります。
「あ・・・・駄目です・・・・ああ、成功はしましたが・・・・戻らねば・・・・元の世界で・・・・会いましょう・・・・」
暫くし、僕は才村さんに揺すられていました。
「先輩しっかり!」
僕は周りを見ます。
「う・・・・どうなってました?」
「ええとその、この女性の胸が急に光だし・・・・そして消えたのですが、その間先輩ずっと目を見開いていて・・・・」
・・・・よくわかりませんね。
あ、その寝ている彼女の胸を確認しないと。
そう思っていたら・・・・
「う・・・・」
その女性が動き出します。
「ああ!おい目覚めたぞ!」
「え?本当ですか?」
周りの人が騒がしいです。
僕はその、彼女の身体にかかっている布をめくり、胸を確認します。消えてます。触ってみますが・・・・普通に触れます。
そして・・・・
「う・・・・」
どうやら目が覚めたようです。
「・・・・ここは?そして・・・・貴方何処かで見ましたね?何処でしたか?」
「先程の出来事、思い出せますか?」
「夢の出来事ですか?」
「貴女は夢と認識してますか・・・・」
「そう言われると、貴方がやってきて、私の束縛を取り除き、胸の紋様を消し去って・・・・」
そう言ってその彼女は体を起こし、自身の胸を見ます。
「・・・・ない!ないです!」
僕は思わず見てしまいます。
「あ、胸はありますよ、ないのは・・・・紋様ですわ。」
彼女の胸の中心にあった紋様は消えてました。そして・・・・魔力で満たされてますね、彼女は。
どうやら成功したようです。
18
お気に入りに追加
4,727
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

女神様、もっと早く祝福が欲しかった。
しゃーりん
ファンタジー
アルーサル王国には、女神様からの祝福を授かる者がいる。…ごくたまに。
今回、授かったのは6歳の王女であり、血縁の判定ができる魔力だった。
女神様は国に役立つ魔力を授けてくれる。ということは、血縁が乱れてるってことか?
一人の倫理観が異常な男によって、国中の貴族が混乱するお話です。ご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる